369魔方陣
先日、東京に行った時お会いした方から教えていただいた面白い話の一つ。
皆さんご存知の魔方陣。9マスの魔方陣では、5を中心にして、縦横対角線、三つの数の合計が15になりますね。
これの拡大版とも言うべき9✕9=81マスの魔方陣の中に面白いものがあるとのこと。
みろく魔方陣とか、みろく数霊盤と言われるものだそうで、いろいろな法則を見つけて遊ぶと楽しい物です。
単純に魔方陣として見ますと、縦横対角線の九つの数字の合計が「369」になります。これを「みろく」と読むわけですね。まあ、そういう読み方をいろいろなところで見かけますが、日本語学的に言うなら、音読みと訓読みが混ざっていて、単なる語呂合わせの域を出ていないなと、いつも思っております。
全体をご覧になってお分かりのとおり、最初に紹介した9マスの魔方陣の数字がそれぞれの位置にありますよね。さらに面白いのは、その1〜9までの数字を含むそれぞれのブロックも単独で魔方陣となっています。たとえば左上のブロックではそれぞれのラインの和が126になっています。
また、そのブロックで言えば、たとえば「51」の十の位と一の位を足すと「6」、「69」ですと足して「15」で、さらにその「1」と「5」を足すと「6」になります。
そんなふうに全てのブロックの数がそのように基本となる1〜9の数字と不思議な関係を持っているんですね。
ちなみに真ん中の「5」のブロックはラインの和は123。全体ではやはり369となっています。「ひふみ」と「みろく」という語呂合わせも可能ですね。
ど真ん中の「41」は日本神道でいう「四魂一霊」の象徴であるとも聞きました。さらに、その「41」を中心として点対称にある数字を足すと、全ての組み合わせにおいて「82」になります。すなわち二つの数字の組み合わせが「41」を二つ内包しているということです。これも不思議ですよね。
ほかにも、赤い数字だけを見て、縦横対角線でそれぞれ三つずつ足すと、それも「123」になります。
まあ数学的に考えればそれほど不思議なことではないのかもしれません。しかし、そういう数学的法則性や論理性があること自体、ちょっと神がかっているとも言えますね。
ちなみにこの魔方陣というか数霊盤は、日本で考案された(発見された)という説もあるのだとか。面白いですね。
この魔方陣にはもっといろいろな法則性や対称性を見出すことができるそうです。私にこれを教えてくれた方は、ここに方位を加えて、面白い解釈をされていました。私もヒマな時に眺めながら、いろいろ発見してみたいと思います。皆さんもぜひどうぞ。
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コメント
こんにちは、はじめまして。東洋の盤は西洋の魔術に通じ大変面白いですよね(^-^)イギリスのストーンヘンジは水星の魔法陣によって構成されているといわれています。霊的なパワーを呼び込むためのLSIであるとか☆
東洋では簡単な所で中国の占術にこの基本の五盤の飛泊などに使われ、そもそもは風水盤の基礎を担っていますね♪奥深い哲学哲理に通じています。
これらは日本の神道でも使われているらしいのですが(自分の血筋は伊勢外宮・出雲絡みの氏族なのでなのでむしろ此方方ですが)、神道で使用される占いだけではない術は陰陽道との複合らしいですからその大元が西洋にもあるなんて、昔、驚いたことがありました。西洋の魔法陣はエリザベス朝のジョン・ディーによって体系づけられたという事です。
先生の書かれた↑の盤は観たことがなかったですが色々みると魔法陣は面白いですね(^-^)
長文失礼しました。
投稿: himiko | 2015.07.19 05:55