『藝術と宗教』 出口瑞月(王仁三郎)
昨日の記事に、出口王仁三郎の「芸術は宗教の母なり」という言葉を引用しました。
ただ、その言葉の意味を表面的に捉えてしまうと、ただ「宗教は芸術の母なり」の反対を言ったのみとされてしまいそうなので、今日は原典を紹介しまして、その誤解を解くこととしました。
昭和6年に出版されたこの小冊子。国会図書館の近代デジタルライブラリーで読むことができます。便利な時代ですね。こちらです。
これを読むと、ちょっと昨日の引用が軽率だったとも思えています。すなわち、王仁三郎が「芸術は宗教の母なり」と言った時のその「芸術」とは、世に言う一般的な「芸術」ではなく、神々の造化の「芸」「術」であるということが分かってきます。
もちろん、その神の「芸術」は人の「芸術」と直結しているわけですから、完全な間違いではないとは思いますし、ある意味、「東京藝術大学」の目指すべきは、最終的には王仁三郎的な「藝術」であるべきなのかもしれませんよね。
荒川修作さんが、「東京芸大を爆破せよ!」と言うのは、そこが「人の芸術」にとどまっている、いやこだわっているからなのかもしれまん。
この小冊子には、王仁三郎初期の作品が写真で紹介されています。それらをご覧になると分かるとおり、「人の芸術」という意味においては、決して優れているとは言い切れません。
私がお預かりしている彼の後期の代表作「耀わん」にしても、「人の焼き物」としか見ることのできない方々(特に自称芸術家たち)は、「これは子どもの焼き物だね」と言って一笑に付してしまいます。
この小冊子の後ろの方に、詩人で美術評論家でもあった川路柳虹の王仁三郎評が載っています。川路は「稚拙の味」という言葉を使っていますね。それが「大きい直観的綜合の表現」の一つの形式であると。
なるほど、私たちが「人の芸術」に目覚めてこだわるのは、理屈や技法に出会って大人になってしまうからとも言えますね。
誰彼の例を挙げるまでもなく、「子どものような感性」を持ち続けることが、大芸術家の一つの素養であることは、歴史が証明する真実です。
それにしても、王仁三郎の語る「藝術」と「宗教」の関係は面白いですね。現代の「芸術家」の方々が忘れてしまったこと、戦後の教育が隠蔽してしまったことが、ここに記されているとも感じました。
短い小冊子ですから、ぜひ全体をお読みいただきたいと思います。
これを読んでいたら、オノ・ヨーコさんのことを思い出しました。急にオノ・ヨーコさんに会いたくなりました。なんででしょう。それを確かめるためにとりあえず連絡を取ってみようと思います。
そういえば、王仁三郎とジョン・レノンは「12月8日」で結びついているんですよね。それから亀岡も二人にとっては共有している土地。
ついでに言いますと、ジョン&ヨーコはユリ・ゲラーさんを通じて富士山とも縁があるんですよ。1978年、河口湖畔に宿泊しています。
そのあたりの神縁についても、そろそろ確かめなくては…。
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