(なんちゃって)断食3日目
今日の夕飯。塩と酒と歌。
先日宣言しましたとおり、断食を始めました。先週の土曜日、禅寺での座禅から帰って、職場でお昼にうどんを食べて以来、食事はとっていません。
とりあえず3日が経過したので、報告をしたいと思います。いろいろ面白い現象が起きています。
記録も兼ねていちおう時系列的に書きましょうか。
まず、土曜日の夜です。予定外の来客があって大いに盛り上がり、けっこうお酒を飲んでしまいました。この日はふだん食べない朝食と昼食を食べてしまったので、夜はお酒だけでした。正確には土曜日の夜から断食開始ということになりますが、便宜上日曜日からということにしておきます。
というわけで、断食1日目(日曜日)。
断食と言っても、私は一日一食を11年以上続けているので、普段からプチ断食、半断食をしているようなものですから、ただ夕食を抜くだけです。つまり普段の一食を抜くと、もうそれだけで48時間の断食になってしまうんですね。
たまたま家族が夜遅くまで出かけることになっていましたので、「夕飯の準備はいらないよ」の一言で断食の準備は完了ということになります。簡単、簡単。
昼間は飴を3個ほど口に入れました。夜になり、たしかにいつも食べている時間帯に何も胃に入れないとちょっと寂しい感じはしましたが、食べるものがほとんどなかったし、なんとか我慢して、日本酒を飲んで早めに寝てしまいました。
ちなみに寝る前に体重を測ったら、前日の同時刻より1.7kg減っていました。ま、何も食べていないので、たらふく食べた状態と比べれば、そのくらい違ってもおかしくないでしょうね。
…眠りについて3時間くらい経った頃でしょうか。生まれて初めて「腹が減って目が覚めた」のです。ものすごい飢餓感。うわっ、これは生まれて初めての「腹が減って死にそうだ」と言いたい気分(笑)。
むむ、1日目からこんなことではとても続かないと思ったのですが、水を200ccほど飲んだら30分ほどして、すっかり落ち着きました。
今までは、寝る前にたらふく(それこそ死ぬほど)食べて寝ていたので、胃がびっくりしたのでしょうね。
さて、月曜日。2日目。起きてすぐ、いつもどおり便意を催しました。トイレにいくと、申し訳程度、豆二粒くらいの便が出ておしまい。
特に体調も悪くなく、モーニングコーヒーもしっかり飲んで出勤しました。昼間はちょっとボーッとしているかなという感じはありましたが、やはり時々飴をなめたり、もらったチョコを食べたりして過ごしました。
夜、家族はなんだか美味しそうなものを食卓に並べていました。しかし、不思議なもので、「おいしそうだなあ」とは思うけれども、食べたいとは思いません。
胃も腸も空っぽのはずですが、なぜかお腹が張っています。ガスが発生している感じ。空腹感はありません。
家族がおいしいおいしいと夕食を食べている間、私は塩をなめながら日本酒はおちょこ2杯、あと、カミさんがなぜか買ってきてくれた「本搾り」を1本いただきました。
おいおい、断食なのにいつもどおり酒は飲んでいいいのかい?
そう、いいんです(笑)。これが「なんちゃって」の奥義。
その晩も早く寝ましたが、面白いもので、この夜はふとんの中で体が妙にポカポカしていました。おそらく、外から栄養源が入ってこないと体が判断して、蓄積してあったエネルギーを使うモードに切り替わったんでしょうね。自己融解が始まったのか。
さて、今日3日目。火曜日。朝起きると、やはり体がポカポカ。不思議な感覚です。そして、いつもはひどい肩こりがほとんどない。だからでしょう。普段より良く眠れた気がします。
便は前日と同じ。昼間も調子がいい。生徒には「テンション高いね」と言われました(笑)。学校では、飴を5個ほどなめました。コーヒーを2杯。空きっ腹にブラックですが、特に問題なし。
あ、それからリンゴ酢の希釈液を水筒に入れて飲んでました。水分はこまめに。
帰宅後、日本酒1合をごま塩を肴に飲みました。理想は日本酒だけで90歳まで生き続けて精力的に創作活動を行なった「横山大観」であります!
体重は土曜の夜と比べてちょうど3kg減りました。さっそくポッコリお腹が引っ込んできました。よしよし。
というわけで、別になんの不自由も不便も不快感もないので、しばらく続けてみようと思います。まあ、1週間かな。何日と決めてやるのは嫌いなタイプなので、直観にまかせて続けたりやめたりしたいと思います。さて、どうなることやら。
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