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2015.06.10

『アナザーストーリーズ 運命の分岐点▽ビートルズ旋風 初来日 熱狂の103時間』 (NHKBSプレミアム)

Th__20150611_105820 の番組が放送された今日、偶然、ローリング・ストーンズやポール・マッカートニーの専属カメラマンである有賀幹夫さんと久々にお会いして、いろいろお話しておりました。
 この番組の最後は、まさに49年後の武道館のシーンでしたよね。49年前は浅井慎平さんがカメラを持って彼らを追いかけ、その素顔に迫りました。今年は有賀さんがポールに密着した。有賀さんにとっても今回のポールの武道館はリベンジという気持ちが強かったようです。
 昨年はああいうことになって、私もチケットを手に入れていながら、今はなき国立競技場の入り口で中止を知った一人でした。
 今年はスケジュール的にもともと無理だったので、結局私はまだ生ポールに出会っておりません。1966年のビートルズ来日の時、私はまだ1歳10ヶ月。伝説の喧騒の記憶もありません。
 そういう意味でも、今日のアナザーストーリーズは面白かった。歴史の勉強になりましたね。浅井さんの視点については、かつて別の番組やなにかの本などでなんとなく知っていましたが、警備と呼び屋の攻防なんかは全然知りませんでした。
 おそらくこうした番組の作り手は私と同世代の方々がメインではないかと思います。つまり、ビートルズ第二世代。いよいよビートルズも本格的に歴史になりつつあるのでしょう。歴史を知りたい私たち世代が、こういう面白い番組を作ってくれているのです。
 私がふむふむと感心しながら観ていると、娘二人も食い入るように画面に釘付けになっていました。ビートルズってすごいんだねえと。
 不良と言われた彼らの音楽は、今では娘たちの音楽の教科書に載っている。時代を変える天才というのは、そういうものですよね。
 有賀さんによると、今年来日したポールも、また昨年のストーンズの面々も、とにかくいまだに元気すぎるほど元気。そのおかげで、若いもんがなかなか活躍できない、時代を変えられないという側面もあるのだとか。
 たしかに。しかし、それほど大きな歴史的存在だということですよ、彼らは。あの時代は他の分野にもトンデモない天才がたくさんいましたからね。
 というか、今日のこの番組でも紹介されていたとおり、安保のデモなどで世の中自体に異様な活気(?)がありましたよね。まあ、安全保障に関するだけでも、最近の騒ぎどころではない。実際危機感も違いましたし、逆に反戦的な人たちも今よりずっと「戦闘的」でした(笑)。
 最近職場(中学校)で、男子がダメだという話で持ちきりなんですが、それも彼ら自身の問題というよりも、こういう時代が来るようにずっとやってきた戦後教育の成果なわけでして、私たち教員の「ないものねだり」も矛盾に満ち満ちている…。
 昔は良かった的な言い方ができるうちはまだいいかもしれません。ポールもリンゴも、ストーンズも元気なうちはまだいいということです。
 戦争体験者もいずれゼロになる時が来るわけじゃないですか。本当の意味での歴史の断絶が起こる、そんな時が実はもう間近に来ているのです。その時、私たちの世代がはたして責任を持てるのか。ちょっと心配にもなりました。
 今はこうしてメディアによって歴史を語り継ぐことができます。語り部…NHKさんに限らず、放送業界がやるべきことは、実はここにあるのかなとも思った次第です。
 この番組、再放送があります。ぜひご覧ください。6月16日(火) 午後11時45分からだそうです。

アナザーストーリーズ公式

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