『日本人が知っておくべき この国根幹の《重大な歴史》』 加治将一・出口汪 (ヒカルランド)
さあいよいよ時が来ているという感じです。
昨日は本当に歴史的な日でした。詳細まではとてもお話できないのが残念ですが、まさに「不二=二つならず=一つ」。
私や昭恵さんが理想とする、南北も東西も左右もない、いや本当は一つであるという世界観。その実現へ向けて、日本の果たす役割は実に大きい。その日本の根幹にずっとあり続けていたのが「天皇」。
その天皇家は御存知のとおり後醍醐天皇以降、南北に分裂してしまいました。
歴史学的には北朝が勝利し、現在の天皇家はその系統、すなわち北朝であるというのが定説です。
しかしことはそんなに単純ではありません。その複雑さの一つの可能性として、この本にも書かれている「明治天皇すり替え」説が明治以来ずっとまことしやかに語られてきています。
そこにからんでくるのが、出口王仁三郎有栖川宮熾仁親王ご落胤説。これもまた歴史の裏側でずっと語り継がれてきたことです。
その証拠としての新資料が、出口家からとんでもない形で出てきた。明らかにこのタイミングを狙ってです(もちろん王仁三郎とその背後の神の意志)。
そこから読み取れる「歴史の真実」(事実ではないかもしれない)を加治将一さんが見事に料理したのが、以前紹介した『幕末 戦慄の絆―和宮と有栖川宮熾仁、そして出口王仁三郎』。
この「真実」からすると、出口王仁三郎と現天皇家は実に微妙な関係です。南北朝合一以来、北朝が正統であった天皇家ですが、明治維新のドタバタの際に、正統の孝明天皇の皇太子と長州に残っていた南朝の末裔とがすり替えられ、それ以来表向きは北朝、実際には南朝の系統となりました。
そのため、明治天皇は(表面的には)北朝でありながら南朝が正統であることを宣言します。その辺の事情は本当に複雑です。
一方、本来の北朝の皇位継承権は有栖川宮家にあることになり、その落し胤である王仁三郎は、タイミングによっては大正天皇になった可能性すらあるわけです。
実は昨日、富士吉田の明見において、その大正天皇と出口王仁三郎が歴史的な邂逅をし和解、融和をしたのです(もちろん霊的な意味でです)。詳細はいずれ時機が来たらということにしますが、そこに偶然安倍昭恵さんがいらっしゃったことにも大きな意味がありました。
言うまでもなく安倍総理は山口県のご出身。南朝天皇と非常に深い縁があります。そして、明見にも非常に色濃い南朝伝説が残っています(宮下文書のほとんどがその話)。
昨日のこの「歴史的事件」は全く想定外のことでした。導かれたとしか言いようがない。あの時、あの言葉がなかったから、あの時トイレに行っていなかったら…本当にたくさんの偶然(必然)が重なった結果です。本当にそこに居合わせた人たちは驚き、人智を超えた力に感謝しました。
実は熾仁親王(にまつわるモノ)もそこに登場しました。富士吉田では、幕末、上吉田の御師を中心に熾仁親王の護衛隊である「報国蒼龍隊」が結成されました。当地はそういう意味では北朝とも関係が深いのです。
南北どちらが正統かというのは、実はあまり意味のないことです。「二」に見せて本来は「不二」。二つに見えるのは、陰陽の働きであって、どちらかが表で出れば一方が裏で支える、あるいはバランスを取るということで、総体としては一つなのです。
私がたまたまこのブログを「不二草紙」と名づけた意味も、ここへ来て明らかになってきました。面白いですね。
というわけで、この世界を覗いてみたい方、まずはこの本をお読みになってから、私に連絡をください。ご案内します。
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