竜宮洞穴(剗海神社)
昨夜の超深発巨大地震や箱根、口永良部島の動きなどがありましたので、地龍を鎮めるために青木ケ原樹海の中にある龍宮を参拝してきました。
溶岩洞穴の一つ、西湖の南岸にある竜宮洞穴は、豊玉姫命を祀る神社でもあります。
剗海(せのうみ)神社という名称が表すとおり、太古富士山の北麓にあった巨大な湖の記憶をとどめる神社であるとも言えます。
貞観の富士山大噴火によって噴出した青木ヶ原溶岩流が剗海に達し、結果として現在の本栖湖、精進湖、西湖に分断されてしまいました。
まさに火と水の邂逅。数百度の燃えたぎる溶岩と湖水が出会った瞬間はどんな光景が広がったのでしょうか。
考えようによっては、火の侵掠を水がせき止めたとも言えます。そうしたところから水神としての龍を祀ることになったのかもしれません。
豊玉姫はワタツミ(海神)の娘。ニニギとコノハナサクヤヒメの息子ホヲリ(山幸彦)と妻としてウガヤフキアヘズを生みます。
富士北麓には独特の神話が伝わっており、海幸山幸の話や龍宮の話も、湖が舞台だったことになっています(宮下文書にも記述あり)。
西湖の龍神と言えば、かつて「クニマス再発見!=龍脈発見!」などに書いたことを思い出しますね。田沢湖や十和田湖の龍神との不思議な関係がある…。
最近私は、諏訪湖から富士山へ流れ込む龍脈にも注目しております。その意味でもこの竜宮洞穴の存在は重要です。そのあたりについてはまたゆっくり書きますね。
今日も非常に高貴なエネルギーを感じました。最近ではパワースポットとして有名になってしまっていますが、そういう次元ではお参りしてほしくないほどに高貴な場所です。
ただ、龍は眠っているようにも思えました。まあ、富士山の龍神さまが目覚めると噴火してしまうのかもしれませんが。
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