何でも反対派?
今年も「憲法記念日」がやってまいりました。
このブログも12年目の周回を迎え、ますます新ネタ切れになってきております。しかし、自分でも今まで何を書いてきたかほとんど覚えていないので、過去の自分の記事を読むことにはとても大きな意味があります(スミマセン、無責任で)。
というわけで、昨年の記事を読んでみましょう。なるほど今の私もほとんど同じ意見ですね。
もしかすると私は表面的には小林節さんの「護憲的改憲派」なのかもしれませんね。そうそう、この前、九条の会の方に、「だったら皆さん改憲派じゃないですか。私と一緒に解釈改憲不可能な完璧な平和憲法を自主的に作りましょうよ!」と言ったら、みんな黙ってしまいました(笑)。
今年もまた、護憲派、改憲派、別々に過激な集会を開いていましたね。特に失笑したのは(失礼)いつもの護憲派集会。
共産党、民主党、社民党、山本太郎の生活(笑)の呉越同舟自体、変な話ですが、なにしろ憲法の集会なのに、原発も貧困も何もかも「安倍のせいだ」と叫ぶ集会は、さすがに異様な感じを与えます。
私も現在の憲法が守られるべき(この「べき」は義務の意味ではなく「予定」の意味です)だと考える立場ですし、核分裂発電もなくなればいいと思っています。貧困もなくなればいいに決まっています(富裕層がいなくなって全員が適度な貧しさを共有したい…って共産主義者か!)。
はっきり言ってしまいますが、常に社会に怒りを持っており、それを人のせいにし、何でも反対し、同じ意見の仲間としかたむろしない人たちが戦争を起こすのです。
ウチのカミさんも今とても厳しいことを言っています。こういう人たちは近所づきあいさえちゃんとできない人が多い、世の中雛型だからそこを見ればその人たちの作る未来は想像できると。
ま、それこそ過激な人格否定になってしまいますから、これ以上は書きませんけれども、護憲派、改憲派、いずれも非常に自己中心的かつ視野狭窄的になっているのは否めませんな。
たとえば「平和」を考える時、憲法の文面がどうのこうのだけ言っていればいいのか、ということ。憲法を守れ、あるいは自主憲法をと叫んでいれば、それでいいのか。
もちろん、その先を考えていたり、あるいはそれを全体の象徴として叫んでいる方もいらっしゃるのでしょう。しかし、逆に目的自体が叫ぶことになってしまいっている人も、たとえばあの集会3万人の中にけっこうな数いるでしょう。
では、どうすればいいのか。やはり日本国憲法の日本史的意味、世界史的意味、そして地球的、霊的な意味を考えていかねばならないでしょう。とても難しいことですけれども、そういう次元に私たちも上がっていかないと、結局、左右、保革といった悪しき「戦後レジーム」から脱却できないことになってしまいますよね。
私も思考停止にだけは陥らないよう、こうして表現し続けていきます。
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