仏様のような祖母でした。
祖母の葬儀が終わりました。
大正3年生まれ。享年102歳。堂々と、しかし淡々と天寿を全うしました。
本当に素晴らしい祖母でした。私の生き方の半分以上は祖母の姿や言葉から学んだものかもしれません。
底抜けに明るくたくましかった祖母らしく、葬儀も涙よりも笑顔に満ちたものになりました。
写真にもあるように、みんなでご遺体、ご遺影と一緒に笑顔で記念撮影をしたり、まあ賑やかで温かい雰囲気の中でお見送りをしました。
私たちも家族バンドとして、出棺の際のBGMを演奏(カノン)、そして弔辞の代わりに歌(心の瞳)を披露いたしました。
12年前に亡くなった祖父の時も、みんなで大合唱という感動の葬儀でしたが、今回もまた、生前の祖母の人柄を改めて感じさせる温かい式となりました。
100年生きるのも本当にすごいと思いますけれども、やはりその年月の全てを「利他」のために使いはたした祖母の生き様に感動しましたね。
欲がなく、いい意味で細かいことに頓着せず、愚痴を言わず、人の悪口を言わず、家族はもちろん他人にも、そして犬猫や野の草花にも、とにかく「愛」を施し続ける人でした。
まさに仏様のような人。
そして忘れてはならないのは「ユーモア」。意識がなくなる寸前まで人を笑わせようとしていました。3週間前、本当に偶然が重なって最後に会うことができた時も、「やられた!」と思うような洒落た冗談で、私たちを笑わせ、和ませてくれました。
おそらく、そういう人だったからこそ100年生きられたのでしょうし、最後も本当にどこも悪くなく、苦しむこともなく、眠りながら安らかに亡くなったのでしょう。
私も本当にそんなふうに生きて死んでいきたい…祖母に比べると本当にまだ半人前、小僧みたいなものですね。あと半世紀以上チャンスはあります。なんとか祖母の境地に近づけるよう頑張ろうと誓いました。
そんな祖母(そして祖父)を源流としていますので、母方の親族は、まあ本当に明るく元気です。そして仲が良い。
今回も、もういっそのこと、みんなで一緒に住んで共同生活しようか、みたいな話になりました。いや、冗談でなく実現しそうだからすごいですね(笑)。
おばあちゃん、本当にお疲れ様でした。そして、これからもご指導よろしくお願いします。
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