天てれドラマ 『念力家族』 (NHK Eテレ)
久々にドラマにハマりました。いや、こりゃホント面白い。
ワタクシの短歌の師匠である笹公人さんの名短歌集「念力家族」を題材に作られている「ハートフル・サイキック・コメディー」。
う〜ん、あの歌たちがこういうふうに料理されるか!正直感心、いや感動しております。まだまだ放映中ですから、皆さんもぜひご覧ください。Eテレ月曜日18時45分からです。
10分という枠も、ある意味「短歌」的。つまり、無駄を削って畳み掛ける感じ。そして、実験的な映像や構成、脚本、小ネタなど、まさに「笹」的。すなわちワタクシ好みであります。
今まで見逃していたという方、今のところYoutubeに第1話、第2話の動画がアップされていますので、ご覧ください。ハマることうけあい。
なるほどねえ、念写もこう来たか(笑)。これって、音を消して観るとけっこうホラーですよね。それをひっくり返して笑わせるところが新しい。そういう意味で音楽も絶妙です。
そして、大きな発見がありましたね。念力とか超能力って、はっきり言って誰もが持っている妄想力そのものですよね。怖いとか現実離れしていると思いがちですけれども、ああやって脳内の壁に好きな人の顔を映写し続けるなんて、誰もがやってきたことでしょう(笑)。
それからそれから、歌、すなわち和歌や短歌や歌謡曲なんかって、まんま「念力」ですよね。日常的な言葉に魔力を与えて、人の心はもちろん、自然までも動かしてしまう。
そういう意味では、笹さんの「念力短歌」って、ものすごく古典的だと思うんです。近代短歌があんまりにも「私短歌」になってしまって、せいぜい自分を慰める程度の効力しか持たなくなってしまった。そこに、本来の呪力的なモノを復活させたのが、笹短歌の文学史的意味なのではないかと。
だから、笹さんが命を削ってまで「王仁三郎歌集」を世に出したのは至極自然当然なことなのかもしれません。
さあ、映像作品が短歌という念力を得て、あるいはそれに対抗して、どのような生命力を持ちうるのか。これからの展開がますます楽しみであります。
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