「日本沈没」から「韓国沈没」へ 室谷 克実 (Voice S)
今日は「三一節」。1919年3月1日の独立運動は朝鮮民族史においては非常に重要な意味があります。歴史的には皮肉にも日本の同化主義を強化してしまった一面もありますが。
今年の朴槿恵大統領の記念スピーチはずいぶん大人しくなりましたね。やはり反日だけではどうしようもないほど韓国国内の状況は良くないのでしょう。
いろいろありまして、ここのところずっと韓国へ行っていた我が高校の修学旅行も、今年は国内に変更になりました。政治外交的なことより、とにかく韓国国内の事故が多すぎた。まあ、変更は致し方ないところでしょう。
韓国には姉妹校もあり、仏教の面でのつながりもあって友人も多数いますので、私は決して嫌韓派ではありません。
それこそ、個人的におつきあいしてみると、実に楽しい友人関係を結ぶことができます。しかし、国対国の関係になりますと、どうもいろいろ面倒なことが多くなりますね。近所づきあいだからこその難しさというか、兄弟間の確執というか。
歴史問題については、一昨日のドレスの色問題ではありませんが、正しさは一つではないので、なかなか議論の難しいところはあります。それこそコトにこだわるとお互い腹が立つことばかりになってしまう。
ということで、もっと現実的というか現在的な問題として、経済を取り上げて考えてみますと、安倍政権になってからというもの、本当に気持ちが良いくらい(失礼)立場が逆転してしまいましたね。
この本にも書かれているとおり、日本は例の失われた20年で、得意の国民性である忍耐力を発揮し、苦しみながらも自力をつけました。韓国にはそのような力が果たしてあるのか。ある意味試されることになりそうですね。
言霊というのは怖いもので、東日本大震災の時、韓国国内で「日本沈没」とか盛んに言っていたら、その後韓国で様々な「沈没」が連続してしまいました。日本もその轍を踏まないようにしなければなりません。
考えてみると、戦後の日本の経済成長は朝鮮戦争がその嚆矢であったわけで、そういう意味においては、まだ借りを返していないどころか、お礼さえしていないのかもしれません。
たとえばそういう意識は日本国民には希薄ですよね。先方はそういう「最」近過去へのこだわりは案外強い。祖国を分断されてまでして、日本の奇跡的な復興を手助けしたわけですからね。
ここまで見事に復活してしまった日本を、ご近所が特に羨み、ひいては恨みを抱くのも故ありかなと。慰安婦問題やらなんやらもまあ議論としては必要なのかもしれませんが、案外私たちの朝鮮特需への意識の低さも問題なのかもしれません。
はたしてこの後、韓国は日本に擦り寄ってくるのか。しかし、擦り寄ったからと言って、為替や株価や貿易収支が変化するとは思えないのは、著者の室谷さんと同じですね。
韓国もこの試練を乗り越えて、たくましいアジアのパートナーとなってもらいたいものです。
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