広島平和記念公園にて
修学旅行第1日目。
朝5時半に富士吉田を出発し、一路広島へ。
宮島厳島神社を参拝し、広島の平和記念公園に向かいます。まずは被爆者の方の講話。このたびは、比較的遠くで原爆投下を知り、翌日姉たちを探しに広島市内を訪れた方の話をお聞きしました。
そののち、平和記念資料館にて展示を見ます。今は大改装中ということで、いつもの半分の展示しかありませんでした。
前にも書きましたが、この平和記念公園と資料館の設計は丹下健三です。そして、彼のデビュー作、「大東亜建設忠霊神域計画」のアイデアが戦後この公園のデザインに活かされています。
戦中の慰霊、戦意高揚のためのデザインが、こうして平和のために自己翻案されるという皮肉。丹下はどう考えていたんでしょうか。
今年は初めて西側にある広島国際会議場に入ってみました。平和のための国際会議場、そして富士山麓ということになりますと、あの仲小路彰の壮大な計画とも重なって感じられますね。不思議です。
また、今年は初めて、生徒たちに「この碑文の主語はなんだろう?」と問いかけました。いろいろな意見が出てきました。あの場でそれを語ることはけっこう勇気のいることです。
私の見解については昨年夏、原爆の日に書いた記事をお読みください。
また今日は春分の日でもありました。平和記念公園を去る時、ちょうど入り口の噴水に夕日が沈もうとしていました。この夕日の向こう側に、シリアがあるのだなとふと思いました。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その3)(2024.08.15)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その2)(2024.08.14)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その1)(2024.08.13)
- 模擬原爆パンプキン(2024.08.09)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 全日本プロレス祭 アリーナ立川立飛大会(2024.08.17)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
「自然・科学」カテゴリの記事
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
- 模擬原爆パンプキン(2024.08.09)
- 日向灘M7.1発生〜南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)(2024.08.08)
- 北海道はでっかいどー(2024.08.04)
「教育」カテゴリの記事
- 【戸塚宏】令和の今、体罰を語る(2024.08.20)
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 柔道混合団体銀メダル(2024.08.03)
- 祝! 舟久保遥香 銅メダル(2024.07.29)
- 仏様の指(2024.07.26)
「文学・言語」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
- 上野三碑(こうずけさんぴ)(2024.08.06)
- 東北のネーミングセンス(2024.07.28)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その3)(2024.08.15)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その2)(2024.08.14)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その1)(2024.08.13)
コメント