細江英公「土方巽」と「鎌鼬」を語る
今日は伝説の舞踏家、土方巽の誕生日。9日生まれなので、本名は「米山九日生(くにお)」。というわけで、昨日の続きになります。羽後町を舞台とした世界的作品について。
写真家細江英公さんが羽後町の田代地区で土方巽を撮影した「鎌鼬」。この撮影場所がなんとカミさんのお母さんの実家の前であったという衝撃の事実がわかったのは、今から7年ほど前のこと(こちら参照)。
自分が憧れていた写真集の現場が、まさかカミさんが普通に遊んでいた田んぼだったとは…まあ、運命というのは面白いものですね。
その「鎌鼬」について貴重な細江英公さんが貴重な証言をしている動画がありましたので、今日はそれらを紹介します。
まずは、細江さんが澁澤龍彦について語った番組から。澁澤を語る中で避けて通れないのが土方ですよね。
ちなみに、紹介される写真に写っている現地の人々、カミさんのご両親はほとんど全員誰か分かります。惜しむらくは本人たちが写っていないことでしょうか(笑)。
主役級で写っている高橋市之助さんご夫婦にも会いに行きましたが(こちら参照)、近年お二人ともお亡くなりになってしまいました。
続いて、細江さんが英語で語っている動画。英語お上手ですね。
今年もまたこの「現場」に何度か行くことになるでしょう。そして、土方の舞踏の原点の一つである「西馬音内盆踊り」も、今年は日程的に観ることができそうです。
「現場」に埋められているモノを感じてきたいと思います。
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コメント
羽後町田代に住んでいる阿部久夫と申します。高橋市之助さんとは親戚で、今野隆一さんとは同級生です。
田代で茅葺民家保存運動を行っておりますがその関係で「かやぶき山荘格山」という農家民宿を経営しております。格山のホームページをリニューアルする予定ですが、その中に田代が鎌鼬の里であったことを載せたいと考えております。「鎌鼬」から2枚ほど写真の使用許可をいただきたく細江英公様の連絡先を探していたら山口先生のブログにたどり着きました。大変恐縮ですが連絡先を教えて頂けませんでしょうか。
投稿: 阿部久夫 | 2015.04.05 20:53