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2015.03.10

東京大空襲から70年

 日は東京大空襲から70年の日。明らかに国際法違反のアメリカ軍の爆撃により、たった2時間半の間に10万人以上の一般市民(非戦闘員)が春先の強風にあおられた火炎の中で亡くなりました。投下された爆弾(焼夷弾)は38万発以上。
 今日は中学2年生にあえてこの「誇り」を見せました。第一次安倍内閣の時、問題になったアニメですね。今見てみますと、ずいぶん言葉の使い方にも気をつけており、なぜあの時、共産党さんがあんなに大騒ぎしたのか、ちょっと不思議なくらいです。靖國神社の扱いがまずかったのかなあ。

 私は単純な保守派ではありませんし、反左翼でも、また特別な愛国主義者でもありません。
 この前も書いたとおり、左右にも保革にも理解してもらえない「国譲り理論」提唱者です。それは逆説的には、絶対なる日本主義者であることと同義になるのですが、これまたなかなか理解されないところでしょう。
 そのような変わり者の私は、東京大空襲という不条理な不幸にも、一般とは少し違った意味を見出しています。
 そのことについては、今は詳しく語りませんが、私は次の動画を観て、その自分の本能的な感情や解釈はやはり間違っていないなと再確認しました。
 70年前のこの異常なる悲劇を「忘れて」、今、東京は最大の繁栄を見せ、そして2020年の第二次東京五輪へ向けて、さらなる成熟を遂げようとしています。「忘れる」ということの積極的な意味は「譲る」です。
 皆さんも、今の東京、これからの東京と、たった70年前のこの悲劇的、壊滅的な東京との、ある種の乖離の中に、どういう「日本的」な意味があるのか考えながら、あるいは感じながらこの動画をご覧ください。


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