東風(こち)の謎
今日は上の娘の誕生日。そして私の母の誕生日。ちなみに昨日は実父の誕生日。ということで誕生日ラッシュです。
ここのところ恒例となりましたが、今回も山中湖のタルトカフェさんに特製ケーキを注文。
娘の大好きな東方Projectのキャラ「東風谷早苗」をデザインしていただきました。相変わらずクオリティ高すぎ!
そしてめっちゃくちゃおいしいんですよ。つい食べ過ぎてしまう。甘くなさが絶妙なんです。
皆さんもぜひ注文してみてください!どんな絵でもオーケー。
ちなみに私の誕生日には私の似顔絵でした。似てるでしょ(笑)。
ところで、この「東風谷早苗(こちやさなえ)」ですが、守矢神社の風祝(かぜはふり)という設定。八坂神奈子、洩矢諏訪子とともに守矢神社を守る存在だそうです。
ちなみに「早苗」というのは、実在の人物が元ネタだとか。それも洩矢神の子孫として代々諏訪神社上社の神長官をつとめてきた守矢家の第七十八代現当主(!)。本格的だなあ。
で、今日は「東風谷」の「東風」について書こうと思ったんですが…いろいろ調べても、なんで「ひがしかぜ」のことを「こち」と言うのか、なかなか分かりません。
皆さんもよくご存知、菅原道真の歌にも「こち吹かばにほひおこせよ梅花あるじなしとて春を忘るな」とありますよね。学校で習うので「こち」が「(氷をとかす)東風」ということはよく知られています。
しかし、その語源はよく分かっていなんですね。比較的西の地方でよく使われるようなので、もしかすると古代の朝鮮半島の言葉、あるいは南洋の言葉なのかもしれません。
「小さな風」という意味だという説もありますが、「ち」が「風」を表すかどうかは確定できません。「東風」のほかに「疾風(はやち)」ぐらいしか例がないのです。
また、「こち風」と言ったり、「こち吹く風」という表現があることからも、「ち」は「風」ではないように思われます。
単純に「こち(こっち)」という意味だと言う説もありますが、それも納得いきませんね。
「東風」に対する「西風」や「北風」「南風」の異名があればヒントになるのですが、それらも明確なものは見つかりませんでした。
結局、謎のままということになってしまいましたね。残念。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 【討論】クールジャパンの空虚と日本文化の現在(2019.10.19)
- 『聲の形』 (京都アニメーション制作作品)(2019.07.19)
- 三原じゅん子=サクラ先生!?(2019.06.24)
- 日本建設工業CM (藤井亮監督作品)(2019.05.20)
- あけましておめでとうございます(2019年年賀状公開)(2019.01.01)
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 『333ウルトラデトックス』 高城剛 (NEXTRAVELER BOOKS)(2019.11.25)
- 朝食屋『コバカバ』 (鎌倉)(2019.09.07)
- ミズ(2019.06.23)
- 農口尚彦研究所 山廃吟醸(2019.04.09)
- 『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』 スコット・ギャロウェイ (東洋経済新報社)(2019.04.07)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『若者のすべて フジファブリック 志村正彦がのこしたもの』(NHK甲府 ヤマナシクエスト)(2019.12.13)
- 日本人は物語教徒!?(2019.12.12)
- 祝! 松田龍平 最優秀男優賞受賞(2019.12.11)
- 坂口孝則×モーリー・ロバートソン 『あの日のインディーズバンドの話の続きをしよう』(2019.12.10)
- 出口王仁三郎 『瑞能神歌 一人百首かるた【百鏡】』(2019.12.07)
「文学・言語」カテゴリの記事
- 『若者のすべて フジファブリック 志村正彦がのこしたもの』(NHK甲府 ヤマナシクエスト)(2019.12.13)
- 『あらすじで読む霊界物語』 飯塚弘明ほか (文芸社文庫)(2019.12.08)
- 出口王仁三郎 『瑞能神歌 一人百首かるた【百鏡】』(2019.12.07)
- まじ、つらみ…(2019.12.04)
- 読解力の低下=◯◯◯の増加?(2019.12.03)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 日本人は物語教徒!?(2019.12.12)
- 坂口孝則×モーリー・ロバートソン 『あの日のインディーズバンドの話の続きをしよう』(2019.12.10)
- 『薬師如来―病苦離脱へ』 飯塚幸謙(集英社)(2019.12.09)
- 『あらすじで読む霊界物語』 飯塚弘明ほか (文芸社文庫)(2019.12.08)
- 出口王仁三郎 『瑞能神歌 一人百首かるた【百鏡】』(2019.12.07)
コメント