「FM式マグマ抜き工法」で富士山の噴火を制御 (フジワラ産業)
今日は我が家で計測している大気中ラドン濃度が久しぶりに34まで上昇しました。富士山自身の地下でなんらかの動きがあるのか、あるいは遠方の大きな動きをとらえているのだと思います。どこまで上がるのかに注目です。
ちなみにここ3年間の最高値は38。その時は近隣の道志川断層を震源とした中規模地震が発生しました。当地で震度5。
そんなことから、40を超えたら大きな地震に注意、50超えたら富士山の噴火を疑おうと思っています。
いずれ富士山は噴火します。それは100%。それが今日なのか明日なのか、10年後なのか100年後なのか、それが分からないのが地学の難しいところです。御嶽山の噴火も全く予想外でしたからね。せめて自分で自分の身を守ろうとラドン濃度の動きや電磁波異常を観察しているわけです。
そんな富士山の噴火を、ある意味では人工的に促して、大難を小難にしようという面白いプロジェクトのプレスリリースを見ました。
フジワラ産業、「FM式マグマ抜き工法」の開発を検討 ―日本の象徴、美しい富士山の噴火予防対策としてー
面白いですね。小出しにして破滅的大噴火を防ぐという方法。
まあ、たしかに噴火を抑えることはできませんから、こうしてストレスを解消させるしか方法はないかなあ。
地震についてもこのような「小出し法」が有効だという考え方もあります。そう、ある意味での「人工地震」ですね。
私、こういうのって、古来の「祭」の機能に近いと思うのです。コントローラブルな「荒魂」を使って「和魂」を招来するわけです。
人間もストレスを小出しにしないと大爆発してしまいますよね(笑)。
たとえば河川の氾濫を防ぐために、人工的に流路を作ることは古くから行われてきました。それと同じような考え方をするなら、この地下にマグマの流路を作る方法もありだと思います。
ただどうでしょうね、駿河湾に大量のマグマが流れこむ、というか形としては湧出するわけですよね、そうするとどういう問題が生じるか。天文学的な量になる可能性があるわけですからね。
あるいは人工的な流路では誘導できるマグマの量が全く足りないかもしれません。焼け石に水というか。
また、地下には自然の流路(亀裂など)が多数ありますから、結果として人工的な方が選ばれないかもしれない。
しかし、一つの「和し(やわし)」としてはありではないでしょうか。
富士山の神様は「浅間大神」。すなわち「あさましき(人智を超えた)大きな神」ということになります(国常立神もその分霊です)。
あくまでも私たちは自然の大いなる力に対して謙虚になり、また畏れ、そして感謝しつつ、丁重にお祀りするという気持ちで、このようなプロジェクトに取り組んでいかねばなりませんね。
それにしても、このフジワラ産業さん、なかなか面白い会社ですね。ちょっと気に入りました。
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