導火線が短い
佳子さまのお誕生日。20歳、ご成年であります。おめでとうございます。
今日午前中、ミキモト製のティアラを戴き、天皇皇后両陛下にご挨拶されたとのこと。
その可愛さ、いや美しさに日本中(特にネット住民)が大興奮、いや大感激いたしました。
昨日、ご成年にあたり記者会見が行われました。その全文はこちらでどうぞ。
3年前の眞子さまに比べると、多少のたどたどしさもあり、そこがまたネット住民にとっては「萌えポイント」であったかなと思います(笑)。
そんな会見の中、特に印象に残ったのは、「短所は、父と同じように導火線が短いところがありまして、家の中ではささいなことで口論になってしまうこともございます」という部分ではなかったでしょうか。
「導火線が短い」…短気ということですね。そこもまた「萌えポイント」でしょうか(笑)。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうけれども、実はこの「導火線が短い」発言は、お姉さまの眞子さまのお言葉を受けてのものなんですよね。
そう、同じ成年の会見、2011年の秋に、父秋篠宮殿下が丸くなったというお話の中で「導火線が少々短いところがあったと申しますか」という発言があったんですよね。
この「導火線が短い」という比喩表現ですが、私は使ったことありませんし、それほど日常では聞きません。
そう、実はこの表現は英語がオリジナルなんですね。ICU(国際基督教大学)で学ばれていた眞子さまならではの発言だったのかとも思います(佳子さまも春から通うICUの面白さについてはぜひこちらをお読み下さい)。
英語で言いますと「short fuse」。実際に「短気」「癇癪持ち」の意味で使われています。
あの刑事コロンボの第8話「死の方程式」の原題は「short fuse」です。
あのドラマでは、タイトルが、凶器が爆弾であることと同時に、犯人が「短気」であることを表現していました。つまり掛詞だったわけですね。
英語の比喩としてはこのように比較的一般的でしたが、日本語として「導火線が短い」というのを積極的に使い始めたのは眞子さま、佳子さまであったと。
ちなみにハイロウズの「罪と罰」(1999年)の歌詞の冒頭に、「オレの短い導火線に火をつけるなら気をつけろよ」「オレの短い導火線はすぐに燃えつけてしまうんだ」という一節があります。これなんか、洋楽(英語)に影響を受けた表現でしょう。
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