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2014.12.15

特定秘密…

Th_20141014141724asdo 挙前のドタバタの中、12月10日に「特定秘密の保護に関する法律」(特定秘密保護法)が施行されました。
 予想通り「心配」「憂慮」「絶望」の嵐が(一部でですが)吹き荒れています。
 だいたいそういう人たちは秘密が嫌いなのでしょう、ネット上で自分のプライバシーを平気でさらし、外国にそれを吸い取られ利用されても文句を言いません(笑)。
 かく言う私もこのブログやツイッターなどで情報をジャンジャン流しています。そのため時々各方面からお叱りを受けることもあります。同じ情報でも、人によって「秘密」にすべきか、「公開」すべきか、その判断は異なって当然ですから、基本、「それは秘密にしておいてください」と当事者に言われた場合は、情報を削除します。
 私の「秘密」に関する判断基準はと言いますと、これが実はブッダ(お釈迦様)のお言葉なのであります。
 また、変なこと言って惑わそうとしている。庵主の情報は秘密どころか「嘘」ばかりだからなあ…などと言わないでくださいませ。
 原始仏典に次のような内容のブッダの言葉が書き残されています(パーリ増支部)。

 隠すと効果があり、あらわにすると効果がなくなるものが三つある。
1 女性(の身体)
2 バラモンの呪文
3 邪見

 あらわにされると輝き、隠されると輝かないものが三つある。
1 月
2 太陽
3 真理

 なるほどですよね。女の人の体は隠している方が効果的。ブッダも分かってますね(笑)。
 バラモンの呪文というのはどういうものでしょうか。お釈迦様はバラモンとは「真実と理法とをまもる人」というような良い意味で使っています。呪文とは、古代インドのヴェーダでしょうかね。呪文はコソコソ唱えるべきなのでしょうか。私もいろいろ呪文を持っていますが、たしかに声高には言いませんね。
 邪見というのは「よこしまな考え」です。これは非常に面白い。そう、よこしまな考えはばらさない方がいいとブッダが言ってるわけですからね。悪いことはバレないようにってこと?w
 逆に秘密にしない方がいいのは、月と太陽と真理ですか。まあ、月と太陽はおいておいて、真理は明らかにしなければならないということですね。秘密にしてはいけない。
 というわけで、私は、邪見は秘密にし、真理は明らかにします。邪見は発信せず、真理はジャンジャン明らかにしたいと思っています。
 さてさて、特定秘密…ですが、特定の秘密ということは「特定の邪見」ということですか(笑)。いやいや、実際そういうことですね。自国を守るためという発想自体が「利己」「自利」ということですから、「邪見」であります。
 そうすると、やっぱり特定秘密保護法というのはあってしかるべきなのですね。
 そういう視点をもって、以下の政府の説明を見てみてください。反対派もちょっと違った印象を持つことでしょう。

特定秘密の保護に関する法律 説明資料

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