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2014.12.31

カラーレーザープリンタ IPSiO SP C230L (リコー)

Th_41mib8oxkal_sy355_ 年もまた大晦日まで年賀状に追われております。
 毎年くだらない年賀状を作るのに大変な労力を浪費しております(笑)。来年の年賀状も明日にはこのブログで公開いたします。
 さて、リアル年賀状の印刷に追われているわけですが、今回はピンチだったんですよ。というのは、5年前に買ったカラーレーザープリンタの調子が大変悪くなってしまい、急遽買い換えることに。耐久年数5年って書いてあったのは正しかったということか。
 で、ウチの買い物というのは変わっていてですね、たとえば先日も車を買い替えましたが、前乗っていた車と基本同じ車種にしましたよね。結果として買ったばかりのスタッドレスタイヤが無駄になりませんでした。
 ファンヒーターも2台使っていますが、全く同じ機種。タンクをお互い融通し合える。
 そんな感じで、ウチには同じようなものがペアで揃っていることが多いのです。で、今回もトナーがけっこう残っていたので、あえて後継機種を買うことにしました。
 というわけで、220から230へ。Amazonでおととい注文して昨日届き、さっそく使っている次第です。
 トナーは共通な上に、両面印刷に対応するようになったり、液晶ディスプレイがついたり、印刷速度も上がり、いろいろな部分の動きがスムーズになってますね。稼動音も静かになった。
 というわけで、さっそく活躍してもらっています。
 それにしてもですね、なんで世の中インクジェットばっかりなんでしょうか。いちおう今回Amazonで注文する前に、地元の家電量販店数軒回ってみたんですけど、プリンタコーナーはインクジェットばっかり。
 レーザーのコーナーはほとんどがモノクロ。カラーレーザーは皆無に近い。
 おそらくは家庭用は写真画質を売りにしないとならない事情もあるのでしょう。しかし、それにしても、結果としてインク代がかかったり、専用用紙代がかかったり、またメインテナンスも面倒で耐用年数も短いインクジェットプリンタをあえて売りつけてるように感じられますね。
 ま、よく言われるように、プリンタ本体でもうけるのではなく、サプライで…という世界なのでしょう。それでいいのかなあ。ぜったい日常的にはレーザーの方がいいと思うんだけど。
 ま、この230Lも本体約15000円。純正トナーをまとめて買うと3万円という、メチャクチャなことになってますが(苦笑)。

Amazon IPSiO SP C230L

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2014.12.30

『DARK HORIZON おとなになったら使うかも知れない基礎英語』 ブライアン・レイス (TWJ BOOKS)

20141231_93633 日もちょっとした英語の豆知識みたいなことを書きました。
 学校で習う英語は、まあ使えると言えば使えますが(特に中学英語)、大学入試レベルの受験英語は、私にとってはあんまり有用ではありませんでした。
 中学英語にしても、私の世代は「これはペンです」的な、今となっては笑える内容ばかりでしたけれども、最近の教科書はそれなりに工夫され、より実用的になっているように感じます。
 それでも、やはり学校英語は学校英語。学校ならではのある種の道徳性の縛りというのがあって、どうしてもマジメになりがちですよね。
 しかし、一方でほとんどの日本人がそこをマジメに通過してきていることの面白さというのもあって、日本人共通のネタという意味では、たとえば、英語の「NEW HORIZON」なんかも、光村の国語と並んでその最たるものでしょう。
 そんな「NEW HORIZON」を思いっきりおちょくりつつ、学校英語へのアンチテーゼを見事に非実用的なギャグに仕立ててしまったのがこの1冊。
 これは久々に笑いました。こういう不真面目なマジメ大好きですねえ。
 こういうのを「やりすぎだ」とか「不道徳だ」とか言うお方もいらっしゃいますが…私はもともと学校の勉強というのはほとんどギャグだと思っているので(失礼)、けっこうツボにはまってしまいました。
 なにしろ、あのまじめな教科書の登場人物たちの「落ちっぷり」がハンパない。売春婦になったり、オカマになったり、ホームレスになったり、オタクになったり…まあ、人生そんなものですよ(そんなことないか)。
 いや、実際、学校の先生なんかやってますとね、ある種の真理を感得せざるを得ないんですよ。
 つまり、優等生ほど落ちやすい、ということ。逆に言えば、問題児ほど社会に出て活躍したりするという。
 これって、自分たちの「センセイ」という仕事の否定というか、失敗を認めていることになるわけですが、それもまた真実ですよね。
 だいたい学校のセンセイほど世間知らずの井の中の蛙はいませんから。私だって、幼稚園時代からずっと「学校」にいて「社会に出たことがない」わけですから(苦笑)。
 私なんかまだそういう意識を持って公言しまくり、なるべく社会の方々とお付き合いしようと努力している(?)からいい方でしょう(そうでもないか)。
 ま、そういう意味において、この本におけるセンセイ方の転落ぶりもなかなかリアルですよ(笑)。グリーン先生なんか、ホステス、うつ病、自殺未遂、精神病院、教え子を脅してホステスをさせる…てな具合ですから(笑)。
 それにしても、これ、東京書籍さんからクレームつかないのでしょうか。東京書籍さん自体、けっこう自由な会社だと認識してますが…いや、けっこう笑ってるんじゃないでしょうか。やられた!って。そういうユーモアセンスも必要ですよ。
 単に売れているのか、それとも何か面倒な事情でもあったのか、ネットで手に入りにくい状況にありましたが、地元の本屋さんに普通にありました(笑)。
 隣の英語の女性の先生に恐る恐る見せたら、めっちゃハマってました(笑)。
 ちなみに彼女によると、この登場人物たちはちょっと前の「NEW HORIZON」のそれらしく、最新の、すなわち今の生徒たちが持っている教科書とは違うとのこと。もちろん、この本は大人が読むものですから、それでいいわけです。
 いやはや、楽しい「大人の教科書」です。この冬休みは久しぶりに英語の勉強しているワタクシでありました(笑)。

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2014.12.29

導火線が短い

20141229oyt1i50008n 子さまのお誕生日。20歳、ご成年であります。おめでとうございます。
 今日午前中、ミキモト製のティアラを戴き、天皇皇后両陛下にご挨拶されたとのこと。
 その可愛さ、いや美しさに日本中(特にネット住民)が大興奮、いや大感激いたしました。
 昨日、ご成年にあたり記者会見が行われました。その全文はこちらでどうぞ。
 3年前の眞子さまに比べると、多少のたどたどしさもあり、そこがまたネット住民にとっては「萌えポイント」であったかなと思います(笑)。
 そんな会見の中、特に印象に残ったのは、「短所は、父と同じように導火線が短いところがありまして、家の中ではささいなことで口論になってしまうこともございます」という部分ではなかったでしょうか。
 「導火線が短い」…短気ということですね。そこもまた「萌えポイント」でしょうか(笑)。
 お気づきの方もいらっしゃるでしょうけれども、実はこの「導火線が短い」発言は、お姉さまの眞子さまのお言葉を受けてのものなんですよね。
 そう、同じ成年の会見、2011年の秋に、父秋篠宮殿下が丸くなったというお話の中で「導火線が少々短いところがあったと申しますか」という発言があったんですよね。
 この「導火線が短い」という比喩表現ですが、私は使ったことありませんし、それほど日常では聞きません。
 そう、実はこの表現は英語がオリジナルなんですね。ICU(国際基督教大学)で学ばれていた眞子さまならではの発言だったのかとも思います(佳子さまも春から通うICUの面白さについてはぜひこちらをお読み下さい)。
 英語で言いますと「short fuse」。実際に「短気」「癇癪持ち」の意味で使われています。
Th_title_columbo_16_short_fuse_1972 あの刑事コロンボの第8話「死の方程式」の原題は「short fuse」です。
 あのドラマでは、タイトルが、凶器が爆弾であることと同時に、犯人が「短気」であることを表現していました。つまり掛詞だったわけですね。
 英語の比喩としてはこのように比較的一般的でしたが、日本語として「導火線が短い」というのを積極的に使い始めたのは眞子さま、佳子さまであったと。
 ちなみにハイロウズの「罪と罰」(1999年)の歌詞の冒頭に、「オレの短い導火線に火をつけるなら気をつけろよ」「オレの短い導火線はすぐに燃えつけてしまうんだ」という一節があります。これなんか、洋楽(英語)に影響を受けた表現でしょう。


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2014.12.28

iPhone用ワンセグチューナー (KEIYO)

20141229_110630 日のスピーカーともう一つ、自分へのクリスマス・プレゼント。
 これもまた、安い割に良い製品でした。私は基本車の中で使うつもりでした。というのは、私にとってのワンセグチューナーというのは、テレビを観るためではなく(!)、電磁波異常の計測器として使うためのものです。
 実はあの東日本大震災の数ヶ月前から、ここ富士山では東京のワンセグ放送が小型のロッドアンテナでも受信できる状態になっていたのです。いわゆるラジオダクトが発生していたようなのです。
 あの大地震が発生して翌日にはそのラジオダクトも解消してしまい、東京の放送局は全く受信できなくなってしまいました。
 その時は、その意味が分かりませんでした。東京の放送が観られてラッキー、地震後は不満に思っていたのです。しかし、知り合いのアマチュア無線愛好家の方などから、それはラジオダクトだ、大地震の予兆だったと言われ、なるほどと思い、それ以来ワンセグの受信状況などを記録するようになったのです。
 そのためにいくつかのチューナーを試してきましたが、このKEIYOの製品が一番いいですね。
 まず感度がいい。チューナー自体の性能が良い。さらに付属のロッドアンテナはmcx端子なので、家にいくつもある(笑)外付けアンテナを接続できます。実際、私は外付けアンテナを使っていますが、車で走行中も非常に安定した受信状況です。
 そして何より、iPhoneとの接続がWi-Fiというのがよろしいですね。接続もスムーズですし、安定もしています。
 iPhone用のアプリもまあまあのでき。そんなに不満はありません。
 私はソーラーバッテリーとこのチューナーをつないで使っていますので、基本充電の必要がなく(というかいつも充電されている)便利です。
 今まで使っていたナビについていたワンセグチューナーにくらべると、やや画質は悪いような気もしますが、しょせんワンセグですしね、私はテレビを観るのが目的ではないので問題ないですよ(笑)。
 iPhoneでテレビを観たいという方、これをバッグの中にしのばせておく、あるいはポケットに入れておけばバッチリでしょう。
 
Amazon iPhone用ワンセグチューナー (KEIYO)

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2014.12.27

『安倍晋三論』 田母神俊雄 (ワニブックス)

Th__20141228_123321 校生が貸してくれました。納得の内容。
 納得の内容でありながら、それを説いた田母神さんは、このたびの選挙で散々な目にあいましたね。一方の安倍さんは相変わらずの安定感。
 保守の方々は、田母神さん(次世代の党)の惨敗に意気消沈していましたけれど(いや怒ってる人もいたな)、私はなんとなく安心したというか、ちょうどいいバランスだったのかなと思いましたね。
 荒魂の祭り方としてはちょうど良かったかと。さすが日本国民、そのあたりのさじ加減は無意識の中で心得ておる。
Th_img_4982 今日、久しぶりに諏訪大社をお参りしました。秋宮だけでしたが。
 出雲の国譲り後の「荒魂」の行方である諏訪。ますますその存在感を増しているなと感じました。
 そう、今、日本は「荒魂」を必要としているのです。もちろんその先には絶対的な「和魂」の世界があるのですが、その理想(みろくの世)実現のためには、プロセスとして「荒魂」が発動する必要がある。
 私の感覚、考えでは、それこそが日本独特の宗教観なのです。宗教というと語弊がありますか。日本の霊性観とでも言いましょうか。
 そういう意味で、私は、おそらくは私がとっくに死んだのちのことになるだろうと想像される「和(にぎ)の世」を理想としていながら、今、ここという現実的には「荒」の必要性を強く感じているところです。
 私にとって、たとえば、現実社会における安倍晋三や田母神俊雄は、まさにその「荒魂」的存在。彼らが千年後まで支持され権力を握るのは困りますが(実際にはありえませんね)、今は彼らにぜひ頑張ってもらいたい。上手に「荒魂」をコントロールしてほしい。
 しかし、ある意味田母神さんは「荒魂」すぎるのですよ。ちょっと行き過ぎるところがある。
 日本の神道では、「和」と「荒」は9:1くらいでいいのです。ある意味骨抜きになって「和」度が増した日本共産党が躍進したのもまた、次世代惨敗の裏返しとしてまあ認められることですね。
 この本は昨年の夏に書かれたものです。あの頃はまだ二人は両思いでしたね。いや、今でも両思いかもしれませんが、表向きにはやや距離を置いている感じです。
 この1年の間に、この本にも書かれている集団的自衛権の行使容認や特定秘密法の施行がありました。靖国参拝もありましたね。そういう意味では田母神さんの思い通りになった部分は多々あったと思います。
 もうそれで充分に「荒魂」を祭ったわけですよ。もう現状ではそれで充分。
 安倍さんとしては、(実体はどうか微妙ですけど)和魂の公明寄りにシフトする判断をした。田母神さんは公明を排除しようとしたわけですからね。
 いわば、タケミナカタを諏訪の地に幽閉したわけですよ(笑)。決して田母神さん的なモノを否定、抹殺したわけではない。とりあえず距離を置いたのです。
 今、諏訪の神様が発動しているように、また時機が来れば田母神さんの活躍も見られることでしょう。
 というわけで、私から見ますと、本当に安倍晋三という男は、見事な「マツリゴト」を行うことができる人物なのであります。
 ま、それとは別の視点になりますが、私はお二人のユーモアセンスが好きです(笑)。ユーモアもまた、日本の神様の特徴ですね。

Amazon 安倍晋三論


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2014.12.26

Bluetooth対応車載スピーカー

Th_cargoods000132_18 分へのクリスマス・プレゼント?あやしい格安スピーカーです。
 いや、これが意外に使えました。普段は車の荷室に置いて鳴らしていますが、けっこういい音がしますし、iPhoneとのBluetooth接続もスムーズ。リモコンでの操作も問題ありません。
 いろいろな場面で「スピーカー」があればなあと思う時があります。特に学校。
 教室、集会場、校庭…ある程度の出力のあるアンプ&スピーカーがあると何かと便利なのです。
 その点、このあやしいスピーカーは上の写真のごとく、いろいろな電源に対応していますし、RCA音声入力もあるのでグッドです。
 ちょっとしたストリート・ライヴもできそうですし、iPhoneをマイク代わりに使えるアプリで拡声器としても使えますね(アプリがBluetoothに対応していないので有線接続になりますが)。
 私は小さい方(60W)の方を買いました。軽自動車にはこれでちょうどいいくらいの大きさと音量、音質でした。持ち運ぶにもこちらの方がいいのでは。
 説明書はありません。そのため、リモコンのいくつかのボタンはどういう機能があるのかいまだ分かりません(笑)。ま、いろいろ試してみます。
 家の中でサブウーハー的な使い方をしてもいいのではないでしょうか。低音はたしかによく出ますよ。高音のスピーカーもそこそこいい音で、全体のバランスも思ったより自然でした。
 とにかく安くてよろしい。お値段の割にはいろいろ使える良品です。一家に一台あってもいいのではないでしょうか。

Bluetooth接続で迫力の大音量が手軽に!車載、家庭、屋外イベントにも使えるスピーカー

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2014.12.25

The Essential Jaco Pastorius (Bass Recorded Versions)

Jpeg ャコベースのチキンうまい!
 とは言っても、「ちりめんじゃこダシの鶏肉が美味しい!」ということではなく、ジャズの話です(笑)。
 中3の娘へのクリスマスプレゼントがこれ。チキンはチキンでも食べられないチキンです。
 いや、ある意味ごちそうさまでしたね。なぜなら、チキンの隠し味がよ〜く分かったからです。
 ジャズバンド部でベースをやっている娘も、ようやくただ弾くだけでなく、音楽的な表現、言葉としての音楽というものに目覚めつつあります。
 そんなタイミングを見計らってのプレゼント。
 ベース弾きにとって、ジャコのような音を出したいというのは、大きな夢の一つですよね。しかし、不思議なもので音を耳コピして弾いてみただけでは、なかなかあの味わいは出ません。
 娘もバンドでよく「The Chicken」を演奏するわけですが、全くジャコ風味になっていなかったのが実際でした。
 実は私もどうすればジャコ風味のダシが出るのか分からなかったので、自分の興味もあってこの楽譜を購入することにしたんです。
 そう、私はヴァイオリン弾きとして、ステファン・グラッペリの音世界はどのように再現すればいいのか想像もつかず、いくつか楽譜を買ってみたんですね。で、諦めた(笑)。
 私と違って娘はまだ若いので、きっと挑戦してくれるだろうとの願いもこめてのプレゼント。
 ジャコ風味…よく分からない方も多いでしょうから、まずは「The Chicken」のアルバム・ヴァージョンを聴いてみましょう。

 うん、この粒立ち、グルーヴ感ですね。単純な繰り返しのように一瞬聞こえますが、実際にはどうなっているのでしょうか。
 ということで、さっそく楽譜を見ながら弾き始めた娘。いきなり驚きます。
 「×」が多い…。
 そう、実はミュートの適切、独特な使い方に、ジャコの秘密があるのです。
Th_img_4961 さっそく娘は楽譜通りにミュートを入れて練習を始めました。すると、あら不思議、いきなりジャコ風味になってきました!これには本人もビックリ。楽しそうです。
 また、この楽譜には別のメリットもあります。五線譜とタブ譜が並んでいるので、今まで娘があまり考えてこなかったポジショニング、フィンガリングの勉強になる。
 父親に似たのか、五線譜の初見は得意…というか、テキトーにごまかしながらそれらしく弾くことはできていたのですが、いわゆる文脈的なフィンガリング(ポジション移動含む)はあまり考えてこなかったんですね。
 まあ、こうして偉大な先人からいろいろ学んでほしいものです。学ぶということは「真似ぶ」ということですからね。そして「習う」は「慣らう」ですからね。
Th_img_4964 そうこうしているうちに、下の娘もギターを持ち出し、なんちゃってセッションが始まりました。なんだか楽しそうですね。
 いやあ、なんとも感慨深いですなあ。娘たちも両親のように、大人になってもバンドやアンサンブルを楽しむ人生を歩んでほしいですね。

Amazon The Essential Jaco Pastorius

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2014.12.24

あれから5年…いろいろな「モノ」と「コト」

Th_img_4908 いものです。
 富士吉田が誇る天才、志村正彦くんが天に帰ってもう5年。
 クリスマス・イヴに亡くなるなんて、全く罪な男です。忘れようにも忘れられないではないか。
 今日はフジファブリックつながりで知り合いになったある方が京都からおいでになりました。志村くんが作ってくれた彼女とのご縁は、いま全く不思議なことに、織物関係で発展しております。
 さすがフジ「ファブリック」だな。すごいネーミングだったな。そんな話をし終えて、では、お墓参りに行こうということになりました。
 私も久しぶりのお参りです。命日ということでたくさんのファンの方がいらっしゃるだろうなと思いきや、そこにはメンバーとスタッフだけが…。
 この地で彼らにお会いするのは、富士五湖文化センター凱旋ライヴの楽屋、そして、5年前のお葬式の時以来です。
 寒い中、たわし(スポンジ?)で一生懸命お墓をきれいにしているメンバーの姿を見て、言葉にならない彼らの気持ちを受け取ることができました。これからもフジファブリックを応援していこうと誓いました。
 彼らに「お先にどうぞ」と譲られて、お参りをさせていただきながら、私の頭の中に突然流れてきたのはこの曲、「モノノケハカランダ」でした。
 おっ、これが来るか!

 この名曲(珍曲)については、以前「心の鬼…モノノケハカランダ」という記事にいろいろと書かせていただきました。
 それにしてももう5年…早いものです。
 そう、「早いものです」の「もの」という言葉にも他者性は表れています。自分の感覚、意志を超えた早さなのですね。
 そういう意味では、今日図らずもメンバーとお会いできたのもまた、「もの」です。日本語の「もの」とはそういう意味なのです。
 「もののあはれ」という言葉は(良きにつけ悪しきにつけ)「想定外」に対してため息をつくことなのです。
 「モノノケ」もまた、そういう「存在」。不随意な何か。たしかに「モノノケハカランダ」は、私たちの予想や常識や期待を完全に裏切る心地よさに満ち溢れた曲ですね。
 もしかすると、5年前突然、それもクリスマス・イヴにいなくなってしまった男こそ、「モノノケ」だったのかもしれませんね。
 そして、そんな彼の声をもう生では聴けないという嘆き。まさに「もののあはれ」です。
 しかし、彼はこんなにたくさんの音楽と言葉を残してくれました。記録された音も言葉も「コト」です。無常であるモノを固定化し、永遠化して残しくれました。
 私たちのためにコトを為してくれた(仕事してくれた)志村正彦に心から感謝したいと思います。
 そして、彼の仕事を大切に愛し、今でも仕事をし続けてくれている現フジファブリックのメンバーにも心から感謝します。ありがとう。

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2014.12.23

祝 天長節

Th_ph1h26ebirthday2 日は天皇誕生日。すなわち天長節であります。
 陛下、おめでとうございます。
 誕生日に際しましての陛下のお言葉はこちら宮内庁のサイトにて。
 お言葉の中で特に印象的なのは、昭和天皇から学んだこととして「人のことを常に考えることと,人に言われたからするのではなく,自分で責任を持って事に当たるということ」を挙げておられる部分でしょうか。
 それがすなわち天皇としてのお仕事そのものでありましょう。また、私たち日本国民が心がけるべきことでありましょう。
 天皇は祈る存在です。他者のために、国のために、世界のために祈る存在です。無私、無我の祈り。
 また来年が戦後70年という節目の年ということで、次のような言葉を述べられています。
「先の戦争では300万を超す多くの人が亡くなりました。その人々の死を無にすることがないよう,常により良い日本をつくる努力を続けることが,残された私どもに課された義務であり,後に来る時代への責任であると思います。そして,これからの日本のつつがない発展を求めていくときに,日本が世界の中で安定した平和で健全な国として,近隣諸国はもとより,できるだけ多くの世界の国々と共に支え合って歩んでいけるよう,切に願っています」
 ポイントは「近隣諸国」でしょうか。
 昨年の天長節でのお言葉を再び思い出します(こちら参照)。昨年は日本国憲法に関する発言でしたね。
 天皇陛下は右も左もない高次元の存在です。世の中が右に傾けば、バランスを取るがごとく左寄りの発言をなさるのは当然のことでしょう。
 こういうことを言うといろいろなところからお叱りを受けるのですが、今年もまたあえて書きましょう。
 明日、第3次安倍内閣が発足し、ますます憲法改正論議が高まることでしょう。それ自体は悪いことではありません。戦後70年の節目に、改めて日本国憲法について皆で考えることは大切なことです。
 いつかも書いたとおり、私は憲法9条も昭和天皇の発案であると信じていますから、特にその部分に関しては、最後は今上天皇がその改正を認めないであろうと考えています。
 すなわち、国民投票の結果は、未来的にはもう実は見えているのです。
 そのような意味で、最後の砦、最終的な抑止力になるのが、天皇という存在です。
 まさに「国譲り」的な存在であるとも言えます。私たち国民の意識の下に隠れてしまっているかのごとき、現在の天皇家のあり方ですが、それは実は最高の権力温存の形でもあるのです。
 そうした潜在的な(本来の)天皇力の発動がなくとも、我々日本国民が正しい選択をし、正しい生き方をしていくことを願います。おそらくは陛下も、毎日そのような祈りを捧げておられることでしょう。
 来年は、大切な年になりそうですね。陛下になるべくご心配をおかけしないよう、私たちは責任ある判断と行動をしていかねばなりません。


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2014.12.22

新旧アルト

Th_23_s 日、かねてからウワサになっていたスズキの8代目アルトが発表となりました。
 初めての車が初代アルトだったワタクシとしては、特に思い入れのある車種。あれから35年かぁ。
 そんな初代の精神に帰ったという8代目は、まあ、ものすごいデザインですねえ。賛否両論でしょう。まあ、こうして新しいデザインを提示しないと、未来は開いていきませんからね。よくぞやってくれました。
 「最高の実用車」を目指し、軽量化、低燃費、低価格を徹底してきましたね。ライバルであるダイハツさんもさすがに驚いているでしょう。
 燃費もついに37km/l。実用燃費についても、おそらくハイブリッドを超えていることでしょう。
 3月に発売されるターボ・モデルも気になります。ワークス復活ということでしょうか。景気がよくなる兆候ですね。
 会長自ら「貧乏人の車」と言って憚らない、軽自動車という日本独自の市場。昨日のコトラーの記事で書いたように、こうした「ニッチ」市場にこそ「真実」があったりするものです。
 軽自動車はまさに「知足」の車ですよ。ウチは軽自動車2台持ちですが、全く不便は感じません。それどころか、非常に快適ですよ。今の軽はそれこそ35年前とは大違いですらかね。
Th_img_4874 というわけで、実はこの8代目アルトの発表の直前に、ウチはなんと7代目の最終型を買ったのであります。
 そう、今年の9.11に7代目アルトが大破しましたよね。で、車を買い換えねばならないことになって、事故ったカミさんが選んだのが、なんとおんなじ7代目アルト。普通あれだけの事故を起こせばトラウマになって同じ車には乗りたくないですよね〜。
 ま、奇跡的に無傷だったのは7代目アルトのおかげだと思ったようで、それもなるほど納得できないことはないか…。
 ということで、先日ようやく納車となりました。新型が出ることが分かっていたのに、なぜあえての旧型か…皆さん呆れてますが、製品としては最終ロットはいろいろ安定してますしね、デザインも全く違ったものになると聞いていたので、7代目のデザインが好きだったウチとしては、こういう選択もありだったわけです。
 同じ7代目CVT仕様ですが、この最終型はエネチャージ仕様ですから、けっこう新鮮な感じがしています。
 ウチは寒冷地の山の中なので4WDは必須です。燃費はカタログデータでリッター32キロくらい。実燃費は、街なか標高差400メートルの行き来で22キロくらい(達成率70%)。前の7代目が17キロくらいでしたから、やはりかなり燃費アップしてますね。ちなみに高速をゆったり走ると25キロを超えてきます。まあ満足できますね。
 ガソリンタンクが20リッターというのに驚きましたが、これだけ走るとそんなに不便でも不満でも不安でもありませんね。それより、警告ランプがついてから満タン給油しても16リッターしか入らず、2000円台の支払いで済むことに感動。まさに貧乏人の車ですよ(笑)。
 7代目のデザインが好きな方は、あえて今から新古車なんか探すのもいいのではないでしょうか。エンジンとCVTのマッチングが絶妙で、山道でも高速でも全くストレスなく走れますよ。
 そうそう、新型で気になるのがAGS。CVTのあのフニャフニャ感が嫌いな、特に男性には魅力的に感じることでしょう。

スズキアルト公式

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2014.12.21

コトラーのマーケティング4.0

Th_img_1126b236cf26e3107759fbe5b34a トラーと言えばマーケティング学の神様。
 学校のセンセイは経営には疎いものですが、私はどちらかというとそっち方面にも興味がある人間ですし、また自らのマネジメントや生徒の進路決定の際には、経営や経済の理論を用いることがよくあります。
 というか、ウチは私学ですので、学校の経営ということにも携わらねばなりませんから、案外マーケティングというのは重要な視点です。
 そう、たとえばコトラーの競争地位戦略と、それを類型化した嶋口充輝のモデルなんか、いろいろなシーンに使えますよね。

Kotler20competitive20strategies

 私なんか、いつでも「ニッチャー」を目指していますね(笑)。
 いやいや、これからの日本は「ニッチャー」でいいと思います。なぜなら、「リーダー」の想定するマーケットが「正しい」ものかどうか疑問だからです。
 「フォロワー」も「チャレンジャー」も基本「リーダー」に追随しているわけですからね。「ニッチャー」の模索する(発見する)マーケットにこそ「真実」「正義」がある可能性が高い。
 コトラーは日本が好きなようで、今年も来日してセミナーを行いました。そこで、新しいマーケティングのモデルを提唱しました。
 マーケティング4.0…「自己実現」を目的としたマーケティング。いったいどういうものなのでしょうか。
 コトラーはマーケティングの時代的変化を次のように示しました。

マーケティング1.0:製品中心主義(Mind)
マーケティング2.0:消費者志向(Heart)
マーケティング3.0:価値主導(Spirit)
マーケティング4.0:自己実現(Self-Actualization)

 これだけだとわかりにくいですよね。こんな説明をしているサイトがありました。引用します。

マーケティング1.0:製品中心志向
マーケティング2.0:顧客の機能的満足
マーケティング3.0:顧客の価値や精神的満足
マーケティング4.0:顧客が享受する商品サービスを利用した結果重視・実現された姿

 もう一つこんな具体例が。

マーケティング1.0:手動ではなく電動ドリルです。
マーケティング2.0:一秒間に100回転するドリルです。
マーケティング3.0:綺麗な穴を貴方に提供します。
マーケティング4.0:あなたの仕事の生産性が1時間向上するドリルで、メリハリのある仕事をする自分。

 つまり、「自己実現」とは、マーケティングする側の自己実現ではなく、カスタマーの自己実現ということですね。私の「自己実現」ではなく、誰かの「自己実現」のために商品を提供するということです。
 こういう「利他的」な商いは、日本人の本来得意とするところですよね。
 私たち「学校」においても、このようなマーケティングの時代が来ている、いや、本来学校というのはそういうサービスを提供する場であったはずですから、また基本に立ち返るということでしょうかね。
 お釈迦様が悟った「自分が幸せになる唯一の方法は、他人を幸せにすることである」という真理からすると、誰かの自己実現のお手伝いをすることが、結局、自分自身の自己実現にもなるのでしょう。
 そういう「経済」のあり方は、たしかに理想です。仏教経済、福祉経済はそういう方向を目指すものです。
 資本主義という永久錬金機関の幻想はそろそろ打ち止め。次に来る経済、経営の世界は、日本がリードしていくに違いありません。

Amazon 超入門 コトラーの「マーケティング・マネジメント」

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2014.12.20

缶蹴り・餅つき&クリスマス・コンサート

Th_img_4761 の中もすっかり年末ムードになってきましたね。
 そんな中、今日は子どもたちのおかけで、実に日本的な神事を体験することができました。
 まず午前中は中学校全校で缶蹴り&餅つき大会。
 全校缶蹴りは…いつのまにかウチの中学を代表する遊び(イベント)になってしまいました(笑)。面白いですね。
 先日の生徒会役員選挙でもマニフェストとして「缶蹴りの回数を増やす」というのがあったりして(笑)。
 いや、でもこれってとっても日本的な遊びであり、ある意味神事であるなあと思うのでありました。文化としての「缶蹴り」については、こちらに書いてありますので、ぜひお読み下さい。
 缶蹴りで盛り上がったあとは、3年生が育てて収穫したもち米を使っての餅つき大会。これがまた楽しかった。生徒、卒業生、保護者、地域の方々、先生、まさに老若男女が一体となって餅をつき餅を食らう。
 年末の餅つきが神事であることは言うまでもありません。それも実に日本的な無意識的神事。いいですねえ。
 今年はつき手としてプロレスラーをお呼びすることはありませんでしたが(笑)、やはりこれは荒魂による和魂の招来そのものですね。
20141221_104257 夜はジャズバンド部のクリスマス・コンサート。
 ウチの娘はウッド・ベース初披露でありました。チビですから、なんだか楽器にぶら下がっている感じで笑えました。
 いつものとおり、プレゼントコーナーもあったりして、実に楽しい演奏会でした。
 ウチの学校は仏教系でありますが、ちゃんとクリスマスも祝います。まあ、ほとんどの日本人がそうでしょう。
 いつも書いているように、年末年始は最も日本人が日本人らしさを発揮する期間です。
 12月23日は天皇誕生日。24日はクリスマス・イヴ。25日はクリスマス。31日は除夜の鐘。1月1日は初詣…(つづく)。
 神道、キリスト教、仏教、全てが無意識の中で融合、いや帰一していますね。
 特に今日のジャズバンド部のクリスマス・ライヴは、ジャズという音楽の性質も相まって、まさにそういう高い次元の文化が生み出されていたと思います。
 一見、「なんでもあり」「信仰がない」「ご都合主義」「ご利益主義」とも解釈されますが、実はそれこそが「取り戻すべき日本」であるとも思うのであります。
 「和(にぎ)」の精神とはまさにそういうことでしょう。和え物ですからね(笑)。
 ちょっと違う言い方をすれば、「国譲り」の智恵です。私たち日本人が様々なもの、一見矛盾するようなもの(荒魂と和魂など)を融合し、和するのは、実は分裂したものを「帰一」するという意味において、帰り道を歩んでいるのです。
 経済のグローバリズムとは違う意味での、本当のグローバリズム(グローバル・ファミリズム)の道程にあって、世界をリードしているのは、実は日本なのだなあと実感した一日でありました。
 子どもたちよ、ありがとう。

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2014.12.19

Michel Petrucciani Trio 『Live in Concert - Stuttgart 1998』

 が明日クリスマス・ライヴということで、勉強もせずベースの練習をしております。
 娘も中3になりまして、ようやく音楽とはなんなのか、ベースとはなんなのか、少し分かってきたようです。
 私が中3の時、本気で(ロック)ミュージシャンになろうと考えていたのと同様、娘も本気でプロのベーシストになろうとしています。
 結果として、親のような趣味人で終るのか、あるいは親の夢を代わりに実現してプロになるのかは、まあ本人次第、と言うより、そこまでの才能や根性があるのかは、実はすでに決まっているようにも思えますな。
 さてさて、今日はそんな娘の尊敬するベーシストの一人である、アンソニー・ジャクソンの素晴らしい仕事ぶりを鑑賞しました。
 1998年、シュトゥットガルトでのミシェル・ペトルチアーニ・トリオのライヴ映像です。
 アンソニー・ジャクソンはいつものとおり、6弦ベース(コントラバス・ギター)を演奏していますが、ペトルチアーニの奏風の影響でしょうか、いつもの超絶技巧は抑えめで、非常に安定したウォーキング(ランニング)・ベースを聴かせてくれています。
 小さな巨人ペトルチアーニの素晴らしさを実に見事に支え、そして引き出していると思います。ペトルチアーニ、亡くなる前年なんですね。
 アンソニー・ジャクソン、今年の東京JAZZでも実にカッコイイ演奏を聴かせてくれましたね。上原ひろみとのトリオでは、彼女に負けない速弾きと表現の幅で私の魂を鷲掴みにしてくれました。
 …と、最初はジャクソンのベースを聴こうと思って鑑賞しはじめたのですが、やはり、最後はペトルチアーニに耳が行ってしまいましたね。
 特に42分くらいからのA列車はすごい…。
 そこで、思い出したのが、ずいぶん前に紹介したこちらの彼のマウントフジでのソロ演奏。1986年、私は22歳になったばかりでした。
 皆さんにもぜひ聴いて感じていただきたいので、もう一度貼り付けますね。最後に山中湖上から明神峠を望みます。龍神さんもきっと彼の演奏に感動したことでしょう。

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2014.12.18

にっぽん紀行「旅立ちの親子相撲~沖縄 北大東島~」 (NHK)

Th__20141219_85614 然観た番組に涙…。
 これぞ相撲の本義。荒魂の正しい祀り方ですね。
 ご覧になっていない方のためにNHKのホームページから概要を。

 沖縄県北大東島。高校のない島では、島を巣立つ中学3年生の親子が秋祭りで「沖縄相撲」をとるのが恒例になっている。別れを前にした親子の相撲対決までの日々を見つめる。
 人口550人あまりの北大東島には高校がなく、子ども達は中学卒業後、故郷を巣立っていく。島の秋祭りでは毎年、中学3年生の親子が島民の前で「沖縄相撲」をとる。親は子の成長を受け止め、子は親の大きさを再確認する。親たちは別れが寂しい一方で、島の経済的な厳しさも日々実感している。「帰って来ないつもりで出ていけ」。言葉にはなかなかできない思いを抱いた両者が土俵上でぶつかり合うまでの日々を見つめる。

 父親と息子は沖縄角力(シマ)で勝負し、母と娘は腕相撲で戦います。
 沖縄角力は本土の相撲とはかなり違っています。私の目から見ると、相撲と柔道とレスリングが融合したような感じでしょうか。
 土俵はなく、柔道着のような服を着て、お互いに帯をつかんだ、いわば四つに組んだ状態から戦います。打撃は禁じ手。相手の背中を地面にしっかりつけると勝ち。三本勝負二本先取。
 そんな独特の角力を通じて、親子が絆を確かめ合う。そう、荒々しい動物界での親子の別離を思わせますね。まさに原始的な「智恵」がそこにあると感じました。言語を超えたコミュニケーション。
 映画大好きの下の娘と「これは映画化できるね」と話しました。日本人の魂を揺さぶるモノが沖縄にあるということですね。
 日本の格闘技やその他の競技は、こうした人間ドラマが必ず内在していたものでした。近代西洋スポーツとは明らかに違った機能があったはずです。
 私はそういう意味でプロレスが好きですし、プロレスを神事と言ってはばからないのですが、おそらくはこうして日本各地にはいまだに原始的な荒魂の祭が残っていることでしょう。
 そう言えば、最近も親子プロレスラーが何組かいて、実際に戦ったりしてますね。こういうジャンルってプロレスくらいじゃないですか。還暦過ぎた父親レスラーが息子に勝っちゃったりするのは。
 今日のこの番組でも、父親に勝ってしまった息子が、「まだまだ父ちゃんにはかなわない」というようなことを言っていました。まさに勝ち負けだけではない世界。負けて勝つ、勝って負ける。
 私は、二元論ではないそういう世界が好きですね。
 また、親子だけでなく、師弟の関係もこんなふうにあってほしいと思います。
 この番組、ぜひ再放送で観てもらいたいと思ったら、どういうわけか5時間後にもう放送されてしまいました。残念。
 いつか改めて再放送されることを望みます。

にっぽん紀行 公式


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2014.12.17

とばっちり

Th_lgf01a201307022300 近、いや、いつでも「とばっちり」を受けることの多いワタクシであります。
 「とばっちり」というと悪いイメージがあるかもしれませんが、結果としては自分の糧になることが多いので、私はそんなに嫌いではありません。
 ところで、「とばっちり」という言葉の語源をご存知ですか?
 まず、「とばっちり」を漢字で書くとどうなるか。漢検1級クラスの問題です。
 答えは「迸」。難しいですよね。
 この漢字、中国では「飛び散る」という意味で使われています。
 そう、実は「とばっちり」は元々「飛び散った何か」という意味があるんです。
 まず、「とばっちり」は「とばしり」の変化形だということを確認しておきましょう。「とばしり」という語は、たとえば枕草子にも出てくるほど古い日本語です。枕草子の例を見てみましょう。

 水の深うはあらねど、人の歩むにつけてとばしりあげたるいとをかし。

 軽く訳してみましょうか。
 「水は深くはないけれども、人が歩くにつけてしぶきを上げているのがとてもステキ!」
 そう、「とばしり」とは「しぶき」「飛沫」なんですね。
 「とばしり」は「とばしる」という動詞の連用形から生まれた名詞でしょう。「とばしる」という動詞も枕草子に出てきます…というか、同じシーンが異本では違う表現になっているんですね。

 さやうなる道のみづのふかくはあらぬがさらさらと人のあゆむにつけてなりつつ、とばしりたる、いとをかし。

 これも訳してみます。
 「そのような道の水で深くはないのが、さらさらと人が歩くにつけて鳴りながら、飛び散っているのが、とってもステキ!」

 「とばしる」に似た言葉で「ほとばしる」というのがありますね。かなり近いイメージの語として、やはり古くから使われています。
 ということは、私たちの知っている現代語で言うならば、「とばっちり=ほとばしり」ということになりますね。
 いずれにせよ、「とばっちりを受ける」とか「とんだとばっちりだ」とかいうのは、まさに飛び散ったしぶきを浴びる、雨の日に車に水しぶきを浴びせられるような感じだということです。
 おそらくは「飛び走り」が縮まって「どばしり」になったのでしょう。「はしる」という動詞には「水が流れる(動く)」という意味もありますし。
 と、こんなふうに語源を考えてみることには、日常が非日常になる楽しみ、喜びがありますね。
 皆さんにとっては、この記事自体が「とんだとばっちり」かもしれませんが(笑)。

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2014.12.16

『スピリチュアルの冒険』 富岡幸一郎 (講談社現代新書)

Jpeg ームになった(まだなっている?)「スピリチュアル」系の本ではありません。大変まじめな準学術書です。
 「スピリチュアル(霊性)」とは何かに始まり、戦前、戦中、戦後を通しての日本のスピリチュアリストに注目し、それぞれの「霊性観」から時代や文化を読み解いていきます。
 本書に登場する我が国の人物(スピリチュアリスト)は、柳田国男、小林秀雄、内村鑑三、鈴木大拙、西田幾多郎、三島由紀夫、田中小実昌…こう列挙するだけでも、いかに「まじめな」本か分かりますよね。
 残念ながら、日本史上最強のスピリチュアリストである出口王仁三郎は登場しませんが、私が王仁三郎について語る時によく書いているように、戦前、戦中の「霊性」は、戦後には見事に表舞台から消されましたが、実際には地下水脈となって現代にも大きな影響力を保っています。
 私の「国譲り」理論から言いますと、そうして「無意識」の中に葬られた(実は保存された)モノは、最も純粋な形をとって時を超えるのです。
 大拙がこだわった「日本的霊性」の本質には、そういう「国譲り」的な性質があるというのが、私の考え方です。
 ワタクシ的に言うと、「スピリチュアル=霊=モノ」です。「もの」という日本語はそういう「他者性」を表しています。
20141217_115759 ちょっと話がそれますが、今日はある意味現代的なスピリチュアル系の本を読みました。気になってしかたなく、思い切ってお金を払って買ってしまいました。
 幸福の科学、大川隆法による霊言集ですね。昔、「大川隆法の霊言」という面白い本を買って以来です(笑)。
 なにしろ、島薗進さん、山折哲雄さん、井上順孝さんの守護霊が幸福の科学の、そして大川隆法の素晴らしさを語っちゃうわけですから、これはもう、スピリチュアルを超えてギャグですね。
 ま、当時の出口王仁三郎なんて、大川さん以上にトンデモナイ人だったのでしょう。守護霊を招いての霊言なんてのも、まあ鎮魂帰神みたいなものですしね。
 幸福の科学は現在進行形なので、のちの評価にはついては分かりませんし。しかし、面白かったなあ。なんか、スピリチュアルが、その反対側にある「科学」「経済」「政治」「宗教学」、あるいは「商売」などと、案外面白く融合しているという新しいスタイル。
 ご存知のように幸福の科学大学には認可がおりませんでした。しかし、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティという名で私塾として開校するのだとか。洗剤革命がウォッシュ・レボリューションになったのよりもまんまの言い換えですな(笑)。
 幸福実現党は今回も議席を得られませんでしたね。昨日の記事の続きで言えば、これだけ秘密ではなくあきらかにされていながら認められないということは、これは「真理」ではないのかもしれません…なんて書くと、ブッダの生まれ変わりに怒られちゃうかな。
 いずれにせよ、この現代においても、「スピリチュアルの冒険」はいろいろな形で続いているのでした。
 ある意味、このブログもそういう冒険というか、挑戦の場であるかもしれません。

Amazon スピリチュアルの冒険

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2014.12.15

特定秘密…

Th_20141014141724asdo 挙前のドタバタの中、12月10日に「特定秘密の保護に関する法律」(特定秘密保護法)が施行されました。
 予想通り「心配」「憂慮」「絶望」の嵐が(一部でですが)吹き荒れています。
 だいたいそういう人たちは秘密が嫌いなのでしょう、ネット上で自分のプライバシーを平気でさらし、外国にそれを吸い取られ利用されても文句を言いません(笑)。
 かく言う私もこのブログやツイッターなどで情報をジャンジャン流しています。そのため時々各方面からお叱りを受けることもあります。同じ情報でも、人によって「秘密」にすべきか、「公開」すべきか、その判断は異なって当然ですから、基本、「それは秘密にしておいてください」と当事者に言われた場合は、情報を削除します。
 私の「秘密」に関する判断基準はと言いますと、これが実はブッダ(お釈迦様)のお言葉なのであります。
 また、変なこと言って惑わそうとしている。庵主の情報は秘密どころか「嘘」ばかりだからなあ…などと言わないでくださいませ。
 原始仏典に次のような内容のブッダの言葉が書き残されています(パーリ増支部)。

 隠すと効果があり、あらわにすると効果がなくなるものが三つある。
1 女性(の身体)
2 バラモンの呪文
3 邪見

 あらわにされると輝き、隠されると輝かないものが三つある。
1 月
2 太陽
3 真理

 なるほどですよね。女の人の体は隠している方が効果的。ブッダも分かってますね(笑)。
 バラモンの呪文というのはどういうものでしょうか。お釈迦様はバラモンとは「真実と理法とをまもる人」というような良い意味で使っています。呪文とは、古代インドのヴェーダでしょうかね。呪文はコソコソ唱えるべきなのでしょうか。私もいろいろ呪文を持っていますが、たしかに声高には言いませんね。
 邪見というのは「よこしまな考え」です。これは非常に面白い。そう、よこしまな考えはばらさない方がいいとブッダが言ってるわけですからね。悪いことはバレないようにってこと?w
 逆に秘密にしない方がいいのは、月と太陽と真理ですか。まあ、月と太陽はおいておいて、真理は明らかにしなければならないということですね。秘密にしてはいけない。
 というわけで、私は、邪見は秘密にし、真理は明らかにします。邪見は発信せず、真理はジャンジャン明らかにしたいと思っています。
 さてさて、特定秘密…ですが、特定の秘密ということは「特定の邪見」ということですか(笑)。いやいや、実際そういうことですね。自国を守るためという発想自体が「利己」「自利」ということですから、「邪見」であります。
 そうすると、やっぱり特定秘密保護法というのはあってしかるべきなのですね。
 そういう視点をもって、以下の政府の説明を見てみてください。反対派もちょっと違った印象を持つことでしょう。

特定秘密の保護に関する法律 説明資料

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2014.12.14

2014衆議院選挙に思う

Th__20141215_142158 日は少しお疲れの色が見えた安倍総理も、さすがに今夜は満面の笑顔。
 予想通りの自公大勝、共産倍増でしたね。
 まるで最悪の結果のようなことを言う方々もいらっしゃいますが、私はそうは思いませんね。
 昨日書いたように、「未来学」的に、すなわち未来から現在を展望するならば、これは当然の成り行きであり、決して間違った道を歩んでいるとは感じません。
 日本人には、「心配する」「憂慮する」「絶望する」という集団心理ならぬ「集団気分」があります。もちろんそれもまた間違ったことではなく、ある意味そのおかげでこの平和国家日本が成立してきたとも言えましょう。
 ただ、そうすることによって、自らを「偉い人だ」と思い込む習性だけは直したほうがいいですね。
 また、単なる勝ち負けでなく、「国譲り」の発想も大切です。負けて勝つ。あるいは、勝者は荒魂の演者であって、本質はその裏側に存在していたりする。
 もうそうなってくると、ニュースや新聞の言説では分からない世界になっていきます。
 ワタクシ、今回は比較的積極的に選挙に参画しました。かつては投票にすら全く行かなかった私としては、ずいぶん自分も変わったものだなあとも思いますね。
 地元山梨は、選挙区で自民党の若手女性候補が全敗。沖縄と山梨だけですね、選挙区で自民全敗は。
 それも、昨日の総理をはじめ、多くの閣僚クラスを投入しての敗北。
 これは実に山梨的な展開でありました。本当に不思議な地域です。
 いや、これも決して「甲州選挙」と言ったような悪いことばかりではありませんよ。
 たしかに、民主票が保守系候補に流れるなど、沖縄とは正反対に全くポリシーを感じないところがあったりしますし、誰かの政策に一票投じるのではなく、なんとなく気に入らない候補(仮想敵)を落とすために、その対抗馬に投票したり…つまり山梨独特の「嫉妬」「やっかみ」「悪口」「いじめ」気質ですね…いろいろありますけれど、かの金丸信に代表されるような、いわゆる「保革連合」、あるいは現代の「自民・民主相乗り」的なふるまいというのは、もしかすると非常に未来的な思考行動なのかもしれません。
 おそらく他の都道府県の方には理解できない文化でしょうね。実際、「おい、山梨って日本なのか?」という声を聞きました(笑)。
 定数削減された(3→2)にも関わらず、結果として6人の国会議員を出してしまったわけですから、まあ、考えようによってはすごい県ですね。
 さて、そんな中、ワタクシの気持ちは、ウルトラCを決めようと思ったのに、結局着地で失敗、まあ銀メダルだからいいかという感じであります。
 しかし、この選挙が一つの転機になる予感はしますね。今回の選挙結果はある意味「仕組み」の中のプロセス、プログラムであると感じます。
 安倍政権については、私個人の感情や理性においては、けっこう憂慮すべきことがたくさんあります。しかし、いや、だからこそ、いつも言っているように、「だれかを批判するヒマがあったら、そのだれかを動かす」という「言向け和す」の精神で、日本のため地球のために頑張りたいと思います。
 そうそう、カクサン部のおかげでしょうか、日本共産党が予想どおり倍増しましたね。それもまた、大きなスケールで言えばうれしいことです。
 いよいよ妄想実現党が裏に表に活躍する時が来ましたかね。党首として気を引き締めていきたいと思っています。皆さん、よろしく。
 そういえば、「にゃんこの生活が第一」も「ヲタクの党(your party)」も(現実界の)本体の方はほとんど消えましたね。残るは妄想実現党と自由奔放党か(笑)。

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2014.12.13

【討論!】マスメディアは選挙をどう報道したか?

20141214_94803 日は選挙。山梨はいろいろな意味で最重要選挙区です。
 ここのところ何度も書いてきたように、私は変わり者なので、かなり変わった視点で今回の選挙をとらえています。ま、簡単に書けば「未来学」的な視点ということでしょうか。
 上から目線のようで恐縮ですが、マスコミを始め、多くの国民は「今、ここ」にとらわれた議論に終始しているように見えます。
 そんな中、特異な存在なのがチャンネル桜です。ここのところ毎土曜日にこの「闘論!倒論!討論!」を紹介していますけれども、それはこの放送局が「未来学」への良い入り口になっていると考えているからです。
 自他ともに「保守系メディア」と認めているチャンネル桜。「保守」というと「過去」にこだわるように感じられますね。しかし、実際は逆だというところがミソです。
 私の目指す未来のある一面は「グローバル・ファミリズム」という言葉で表現されます。今回の討論の中で水島社長(先輩)が語っている「八紘一宇」は、それと近いところがあります。
 それこそ「八紘一宇」などと言うと、普通の教育を受けてきた方々には、それこそ「悪しき過去」のように感じられるでしょう。
 しかし、その原点を知れば、これが日本のずっと目指してきた高邁な理想であることがわかるでしょう。それがいまだ成就されていないということは、つまりいまだ「未来」的な課題であるということです。
 と、そんなことを考えながら、この討論を聴き、そして、明日の選挙に臨んでいただきたいと思います。


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2014.12.12

新垣隆 『交響曲 HARIKOMI』

 日はクレープスという知られざる作曲家を紹介しました。才能はあるけれども、どうも世間からはあまり認められなかった…。
 ということで、今日は現代日本における「知られざる天才作曲家」…だった方のカッコいい曲を紹介しましょう。
 新垣隆さん、そう、かの佐村河内守のゴーストライターであった方です。彼が記者会見を開いた日、私は「音楽における神と悪魔と人間」という記事を書いています。
 面白いもので、その記事にもバッハや瀬戸龍介さんの話が出てきますね。作曲という行為の本質をいろいろと考えさせられます。
 で、そのガッキーこと新垣さんの素晴らしい作品がこれ。週刊文春のテーマ曲(?)「交響曲 HARIKOMI」です。
 もちろん佐村河内の(?)名作「HIROSHIMA」のパロディ。まあ、そこまで新垣さんも立ち直ったということでしょうね。
 交響曲と言っても、これはジャズですね。ストリングス入りのビッグバンド、70年代の刑事ドラマを彷彿とさせるキャッチーな曲となっています。
 いや、ホント、新垣さんてすごいですね。クラシックなんて当たり前、現代音楽からジャズ、歌謡曲、民謡、ほんとうにオールジャンルで作曲ができるとのこと。というか、全てのジャンルを知り尽くしているので、それぞれ即興でジャンジャン弾けるんですよね。ですから、当然ジャズとの親和性が高い。
 風貌やキャラクターとかけ離れた楽曲と演奏が楽しめるということで言うと、まあ皮肉なことですが、あの事件のおかげで人気者になったということでしょうね。
 そんな名曲誕生の秘話やら、作曲のプロセスを垣間見ることができる、次の動画もぜひご覧ください。私のツボにはまりまくりましたよ。いいなあ、新垣さん。ぜひ聴きたい!ボカロ曲!新垣P!
 私の知り合いの音楽家数人は、彼の授業を受けたり、彼と演奏したりしたことがあるそうです。皆さん、本当に「いい人」「すごい才能」と言っています。
 私もいつかお会いしたいなあ。ウチの学校のジャズバンド部のために曲でも書いてもらいましょうかね。

 最後に、ヴァイオリニストとして一度は弾いてみたい名曲「シャコンヌ」をどうぞ。演奏している奥村智洋さんもすごいなあ。この難曲を耳コピし暗譜して演奏しているわけですから。たしかにこの曲はもっと演奏されるべきですね。楽譜の発売を切に願います。

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2014.12.11

バッハ 前奏曲ハ長調 (BWV567)

 日、瀬戸龍介さんの「日本の世明け」を紹介しました。本当に素晴らしいアルバムで、家族で毎日聴き、歌っています。
 あの記事で「567」という数字について「分かる人には分かる」というようなことを書きましたが、実は王仁三郎は「五六七」と書いて「みろく」と読ませているんです。
 もちろん、弥勒菩薩の下生56億7千万年にちなんだものですね。
 まあ私もなんとなく縁起をかつぐ程度の意識で、この「567」をラッキーナンバーだと思うようになりました。
 で、今日ふと思ったですね。バッハの作品番号567番ってどんな曲だろうって。
 さっそくYouTubeで検索してみたら、全然知らないオルガン前奏曲でした。
 聴いてみると…なんとも変な曲(笑)。なんだこりゃっていう感じ。これはホントにバッハなのか?
 ちょっと調べてみましたら、どうも偽作らしい。というか偽作でしょ、こりゃ。
 一説では、バッハの高弟クレープスの作品だとか。クレープスはバッハに愛され、師をして「小川(Bach)に棲む優れた蟹(Krebs)」と言わしめたとも。
 ちょっと違った雰囲気の演奏でもう一度聴いてみましょう。

 クレープスはバッハの対位法を正統的に継承しました。だからこそすっかり時代遅れで、人気はなかったようです。まあ、バッハ自身がすでに時代遅れというか、時代を超越してしまっていましたからね。
 たしかにこの小品の後半の転調などには、前古典派的な冒険が感じられます。クレープスもそれなりに時代に挑戦しようとしていたのでしょうか。
 ちょっと変な言い方ですけど、これを聴いた時、一瞬自分の作品かと思ってしまいました(笑)。若い頃、オルガン曲をちょっと作って遊んだりしていまして(もちろんコンピューターで打ち込み)、こういう変な曲をけっこう作っていたんです(恥ずかしながら)。
 正直、パッとしない「ダサさ」が自分のそれみたいだった。なんて言ったら、優れた蟹さんに失礼でしょうか(笑)。
 蟹さんの名誉回復のために代表曲「トッカータとフーガホ長調」をどうぞ。

 う〜ん、なんとも盛り上がり、聞かせどころに欠けるなあ…と、また失礼なことを言ってしまいました。スミマセン。
 もう1曲、2台のチェンバロのための協奏曲です。これはけっこういいですね。

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2014.12.10

ペヤング ガーリック醤油やきそば (まるか食品)

20141211_123409 にペヤングの回し者ではありません。ただ、私の人生をある部分で支えてくれたペヤングソースやきそばに個人的に感謝の気持ちを持っているのであります。
 そう、独身時代には、よくボンカレーをぶっかけて食べましたっけ。私にとっては最高のグルメでした。あのソースとカレーが見事にマッチするんですよね。
 それから、これもどこかで書いた記憶がありますが、お湯がわくまでの間に、あの乾麺をボリボリ食べるのがヲツだったのですよ(笑)。UFOは生で食べると全然おいしくない。ペヤングは思わず半分食べてしまうほどおいしい。昔の駄菓子屋の「ラメッツ」を思い出す旨味(笑)。
 そんな私にとっては大切な存在だった(?)ペヤングさん、とうとう、工場操業停止、実質的にほとんどの全商品を回収という事態に陥ってしまいました。
 いずれそういう時が来ると踏んでいた私は、今まで食べたことがなかった、この「ガーリック醤油やきそば」を昨日買ってきて食べたところでした。
 やはり初動が悪かったのですね。高度情報化社会においては、「手打ち」が難しくなっているわけです。
 ある意味では世知辛いとも言える現代の状況。たまには「甘口」もいいような気がしますが。
 しかし、これはとても対岸の火事とは言えません。我が業界こそ「激辛」な環境であります。理想は理想として、やはり現実にもちゃんと対応していかねばなりません。
 さてさて、そんな厳しい状況に見舞われているペヤングさんでありますが、さあ、このガーリック醤油やきそばはどんなものだったでしょう。
 うむ、これまた典型的なペヤング派生商品でありましたねえ。
 なんともチープな雰囲気がB級の「極み」という感じ。ここまで来ると「匠」と言ってもいいかもしれません。醤油という「ソース」の味付けはまさに「匠の技」。プレミアムであります。
 この前の乾燥エビもそうでしたが、最後のトッピングとしてのシンプルなかつお節がなんとも言えませんね。そういうところはものすごくストレートなんです。
 乾燥ガーリックもそれなりのコクがあって悪くない。あっという間に食べきってしまいました。もう一杯食べたいなと思わせる不思議な後味。
 ものすごくおいしいわけではないけれども、もう一杯感があるところが不思議ですね。ある意味「ごちそうさま」感が薄いとも言えましょうか。
 と、なんとなく判官びいきしてしまうワタクシでありますが、なんとかこの大難を乗り越えて、再びペヤングらしいグルメを提供してもらいたいものです。ひそかに応援いたします。

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2014.12.09

日本共産党 カクサン部!

Th_200748025687 挙が近づいてまいりました。
 ワタクシの高みの見物ならぬ「高みからの操作」は、抵抗勢力のおかげで多少心配な時もありましたが、なんとかうまく行っております。
 やはり、マツリゴトは草の根だけではダメですね。トップダウンの力には草の根全てかき集めてもかないません。
 ところで、「高みからの操作」の及ばない政党があるのをご存知でしょうか。
 ちょうど今日、その党のボスが来県しました。そう、かの日本共産党です。
 ある意味、最強。もちろん私は彼らをも支持します。人間には人間なりの理論に基づいた未来的理想が絶対に必要です。それがたとえ現代の実情という「現実」からかけ離れていても。
 そうそう、最近志位委員長が党名を変えるつもりはないと改めて表明しましたね。そういう意味でも今や最も「保守的」な政党とも言える共産党。実にいい味を出しています。
 昨年こちらにも書きましたが、案外、共産党こそが「荒魂」党なのかもしれませんね。
 そんな日本共産党(そう「日本」をちゃんとつけないといけません。非常に日本的なので)さん(日本的キャラなので「さん」もつけたくなる)の「カクサン部」ってご存知ですか?
 ネット選挙解禁で、昨年生まれた日本共産党の特命PR部です。う〜む、いいぞ、このノリ。
 まずはこのカクサン部誕生秘話がいい味を出している。ほとんど自虐にさえ見えますな…ブレないのかブレまくってるのか(笑)。
 さらにそこから部員紹介を見てみましょう。
 私、まず最初に左の壁にいるキャラクター(失礼)を冗談でクリックしてみたら、ちゃんと出てきた!もう最高です。その他のキャラもかなりきてますね。ワタクシ的には「集団的自衛犬」が好きです(笑)。
 と、あんまり共産党の宣伝をすると各方面から怒られるので、このへんにしておきますね。

カクサン部公式
 

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2014.12.08

逆説の10ヵ条(ケント・M・キース)

20141209_92953 12月8日…歴史的特異日が今年もやってきました。
 成道会、第二次大本事件、大東亜戦争開戦、力道山刺される、ジョン・レノン暗殺、もんじゅ事故…いろいろな意味で象徴的なことが起きた日です。
 選挙に絡んでガッカリすることもあったりして、本当に高い次元で生きることの難しさを痛感した一日でした。
 そんな日に思い出し、読みなおした言葉を紹介します。
 世間ではマザー・テレサの言葉として流通している名言。実際にはケント・M・キースというアメリカ人の言葉です。
 しかし、マザー・テレサがこの言葉に感銘を受けたのは事実で、世界中に流布したのは彼女のおかげと言えます。
 単なる名言とは違い、現実をしっかりとらえているところに私も共感します。皆さんもぜひ味わってみてください。

1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。
 (People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway.)

2 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
 (If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives. Do good anyway.)

3 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。
 (If you are successful, you will win false friends and true enemies. Succeed anyway.)

4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
 (The good you do today will be forgotten tomorrow. Do good anyway.)

5 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
 (Honesty and frankness make you vulnerable. Be honest and frank anyway.)

6 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。
 (The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down by the smallest men and women with the smallest minds. Think big anyway.)

7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
 (People favor underdogs but follow only top dogs. Fight for a few underdogs anyway.)

8 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。
 (What you spend years building may be destroyed overnight. Build anyway.)

9 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
 (People really need help but may attack you if you do help them. Help people anyway.)

10 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
 (Give the world the best you have and you'll get kicked in the teeth. Give the world the best you have anyway.)

Amazon それでも人を愛しなさい


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2014.12.07

cheero Power Plus 3(13400mAh 大容量 モバイルバッテリー)

Th_img_4503 題のモバイルバッテリーをゲットしました。たしかにこれはいいですね。売れて当然の良品。
 昨日が発売日。限定1万2千個が6時間でソールドアウトだそうです。私は発売日であることも忘れていたのですが、たまたまAmazonを開いたらまだ買える状況だったのですぐさまポチッとしました。
 なんでもお昼ごろ一度は売り切れ状態になっていたそうで、私がちょうどページを開いた時に販売再開になったのでした。ラッキー。
 なにしろ国産のリチウムイオン電池を使って13400mAhの大容量、しかも小型軽量でお値段2,780円ですからね。安すぎます。
 スマホやタブレットが普及し、今やモバイルバッテリー花盛り。それに乗じて中国製を中心としたトンデモナイ製品がワンサカ登場してきています。
 私も昨年こちらのソーラーバッテリーを購入しました。これはまあまあの製品で、今でも重宝しています。とは言え、さすがに電池自体がへたってきたし、ちょっと大柄なので、もう少し小型で大容量のものをと思い、今年の夏にだまされたつもりでこちらを買ってみました。
 そしたらやっぱりだまされた…というか、やっぱりトンデモナイ製品でした。だって、そんなに小型でそんなに容量があったら大変ですよ(笑)。実際は3000mAhもないのでは。電圧も不安定でiphone1台フル充電できません。しかも工作不良で接点がすぐにダメになり、自分で分解修理。
 まあ、薄くて便利なので、ちょいと違った目的(デジカメの外部電源)として使っていますけれどね。
 それに比べると、今日到着したこのcheero Power Plus 3は本当に素晴らしい。ほぼ同じ値段なのに(笑)。
 内蔵されているセルはパナソニック傘下の淡路島三洋エナジーの円筒形リチウムイオン電池NCR18650B。1本3,350mAhで、それが4本。その新型バッテリーNCR18650Bについてはこちらをご覧ください。
 やはり国産は安心ですね。バッテリーも粗悪品だと液漏れしたり発火したり、大変危険ですからね。
 パッケージも含めてデザインもシンプルで秀逸。出力、入力ともに急速充電に対応。細かいことはぜひ、かっこいい製品ホームページで確認してみてください。
 初回限定分はすぐに売り切れましたが、発売記念価格は継続するようですので、皆さんも時々Amazonをチェックしてぜひ購入してみてください。
 個人的には好きだったSANYOの職人技術がこうして生き残っていることに感動です。

Amazon cheero Power Plus 3

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2014.12.06

瀬戸龍介 AMAN RYUSUKE SETO 『光響曲 日本の世明け』

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 行予約していた瀬戸龍介さんのニューアルバム「日本の世明け」が届きました。
 これは本当にすごいアルバムです。10月にこちらで紹介し、予想したとおりの、いやそれ以上の素晴らしい作品です。
 今、この時にこのアルバムが完成し発表されるということの意味を非常に強く感じます。
 全ての日本人に、いや世界中の人にこの「音霊」「言霊」を浴びていただきたい。本当に大切なメッセージと祈りがこめられています。
 公式PVもご覧ください。

 瀬戸さんとは本当に不思議なご縁があり、友人としてまた同志として、ここ富士北麓で地球のために一緒に働かせていただいています。音楽的な才能は言うまでもなく、人間的に(宇宙人的に?)本当に尊敬すべき方です。
 真剣に純粋にこの日本、この地球をなんとかしようとお考えの方ですし、こうして実際に音楽や言葉を通じて、またその他様々な活動を通じて、常に行動されている方です。
 私の夢は、瀬戸さんらと、日本中、世界中の聖地で奉納演奏をすることです。いつかそれも叶う日が来るでしょう(7月1日まずは地元の浅間神社でその第一歩を実現させていただきました)。
 光響曲は次の5楽章と間奏曲によって一つの壮大な絵巻物となっています。

1. 第一楽章 蘇る!出雲
2. ひふみの岩笛 鼓のゑほけれ(岩戸開き)
3. 第二楽章 不二 高天原
4. 第三楽章 白糸の滝 母の白滝
5. アカハナマの笛(時告げ鳥)
6. 第四楽章 はるかなる伊勢
7. 世明けの琴(シヰタラサヤワ)
8. 第五楽章 元伊勢 Gate To The Stars(宇宙への門)

 まさに「和」。すなわち、西洋音楽と日本の音楽が見事に融合されています。これができるのは本当に瀬戸さんだけでしょう。
 いや、スタジオでお話をうかがったところによると、瀬戸さんがお作りになったと言うより、まさに「降りてきた」音楽だということです。
 それぞれの歌詞がまたすごい。ある意味、瀬戸さんと私にしか分からない言葉もあったりして(笑)。
 瀬戸さんの声も神さびていますし、娘さんである花世さんの天使のような美しい声も最高。
 神と人の見事なコラボレーション。これこそ、王仁三郎の言う「神は万物普遍の霊にして、人は天地経綸の主体なり」の実現でありましょう。
Th__20141206_171937_2 上で紹介した動画を観た時、ちょうど再生回数が「567」回でした。お分かりになる方にはお分かりになりますよね。
 こんな偶然もまた、単なる偶然だとは思えない、自己、人間を超えた神々の采配というのを感じないわけにはいきません。
 このCDを聴くことによって、私たちは確実に宇宙(霊界・神界)とつながることができます。音楽とはまさに「振動」「波動」。
 科学も宗教も哲学も超えた次元への唯一の方法であるのかもしれません。N0 MUSIC , NO LIFE とはそういうことなのでしょう。
 本当に、心より、魂よりおススメします。
 
Amazon 日本の世明け


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2014.12.05

『鉄塔 武蔵野線』 (長尾直樹監督・伊藤淳史主演作品)

 日は渋い映画を一本紹介します。
 銀林みのる原作。少年の夏休み。友だち。転校。自然と人工。現実と夢。大人への道程。
 非常に日本的な映画だと思います。私も撮りそうなシャシンです(笑)。
 今となってはなんとも象徴的なラストではないですか。ゴール、すなわち少年の憧れは原子力発電所。しかし、待っていたのは…。
 まさに「もののあはれ(不如意・不随意の美学)」。日本では、大人になるということはそういうことだとずっと説明されてきました。それを受け入れた時、私たちは大人になると。
 しかし、どうしてでしょうね。この映画の主人公は「大人になってしまった」感がないんですよね。
 だからこそ爽やかであるとも言える。決してジメジメしていない。
 私自身が大人になっていないからでしょうかね(笑)。
 それにしても伊藤淳史くん、いい味出していますね。この作品が実質上のデビュー作だと思います。私も小学生時代を東京で過ごしましたので、なんとなくあの夏の感じ(光や音、そしてなぜかにおいなども)含めて、彼に思いっきり感情移入してしまいました。
 あの時代の映画のはやりとも言えますが、セリフが少ないだけに、その「感情移入」が重要になります。だから人によっては退屈なロードムービーになってしまうのかもしれません。
 原作も昔読みましたが、私としては映画の方が、その「感情移入」できました。
 きっと、私の少年時代が、小説よりも映画だったんでしょうね。そう、私にとっては、少年時代はロードムービーそのもの。毎日が自転車での冒険旅行の日々でした。
 私が自称他称ともに「中二病」なのは、きっと今でもバカみたいに冒険旅行しているからなのでしょうね(笑)。
 ゴールが想定外、期待はずれだからこそ続くムービー。人生はそうあってほしいです。
 原発ということで言うと、私の目指すゴールは「理想の原発」です。単純な反原発ではありません。そういう意味でも私は大人になりきっていないのでしょうね。
 もう自転車では旅できませんが、軽自動車で日本中回ってみたいですね。とりあえずの予定は「御来光の道〜レイライン〜」をたどる旅です。
 
Amazon 鉄塔 武蔵野線

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2014.12.04

ペヤング 海老やきそば (まるか食品株式会社)

Th__20141205_105455 えてのペヤング。
 ゴキブリ騒ぎのさなか、昨日コンビニで見つけてつい買ってしまいました。もしかして商品回収されてしまったら、今年中に食べられないかもしれない…と。
 12月1日、コンビニにて先行発売。しかしG騒動によって三日で姿を消す…ということにはなりませんでしたが、ペヤングブランドのイメージダウンは避けられず、ある意味不運な新製品ということにはなりそうですね。
 ペヤングという会社は面白くて、伝統の鉄板商品(とは言っても鉄板で焼いているワケではない)「ペヤングソースやきそば」は安定した人気と売上を誇っていますが、他の製品はいつもB級感満載で、なかなか大ヒットしません。
 てか、主力があまりに盤石なため、本気で開発してないんじゃないかという気さえします(失礼)。ま、それがまたB級ファンにはたまらないんですけどね。
 てなことを、なんだ今年のゴールデンウィークにも書いてるじゃないか(新和風焼き蕎麦について)。
 で、今回の不運なルーキー「海老やきそば」ですが、これはまたなかなかおいしかった。
 乾燥エビをあと乗せする形とは、ちょっと意外でした。最初、普通にかやくと一緒に乾燥麺の上にぶちまけるところでした。
 たしかに海老独特のエキス(?)がお湯に滲みだしてしまい、それを捨ててしまうわけですからね。もったいない。
 そんな海老の香りを活かすためでしょう、たしかにソースはあっさり塩味。しかし、よく味わうとただの塩味ではなく、けっこう複雑に工夫された味がします。なんか今まで味わったことがない感じ。謎と言えば謎の味付けですが、私は気に入りましたよ。
 さすがにGは入っていませんでしたが、なんとなくゴキブリちゃんとエビちゃんのイメージに重なる部分があって、なんか不思議な感じがしました(笑)。
 ま、Gも古くから漢方薬としてはメジャーだったようですし、なにしろ中国4千年どころか地球2億年(?)の歴史を誇る生物ですからね。思い切って「ペヤング Gやきそば」とか売り出したら、案外売れるかもしれません(んなワケないか)。
 とにかく皆さん、この不運な新人くんを食してあげてください。頑張れペヤング!
 ところで「ペヤング(peyoung)」の語源、知ってますか?答えは下記サイトでお探しください。

まるか食品公式

ペヤングスペシャルサイト

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2014.12.03

【討論!】どうなる日本!解散総選挙

 挙ですね。私は高みの見物です。
 …と昨日は書きましたが、実際はいろいろとありまして。面白い…なんて言っては失礼ですが、霊界(高み)からいろいろと操っております(笑)。
 正直、低次元(現界)な話には関わりたくないのですが、まずは地元(山梨・富士北麓地域)のくだらない派閥争いを終わらせなさいと言われています。
 まあ、それは半分冗談としまして、実際のところちょいと忙しいので動画を貼っておしまいにします。とは言え、とても重要な内容だと思います。
 そう、選挙へ向けて、偏りの感じられる既存メディアだけでなく、ぜひ保守系のこちらの討論も観ていただきたいと思うのです。両方観てようやくバランスが取れるでしょうから。
 まあこのまま行けば、投票率低く自民の圧勝、共産躍進ということになるでしょうね。現実と理想の両方を大切にするワタクシとしては望ましい結果でありますが(笑)。
 いつものとおり、1.5倍速でご覧ください。1時間節約になります。

 

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2014.12.02

『出口王仁三郎 日本人の精神に多大な影響を与えた霊性の巨人』 宮武和平 

20141203_145521 挙です。いろいろ大変ですね。
 私はある意味高みの見物です。というのは、いつも書いているように、私にとっては「今の政治」というのは、あくまで遠くにある理想社会へのプロセスに過ぎないからです。
 プロセスは「現実」ですから、現実的な政策を持っている方に投票します。一方、(現実的ではないけれども)理想を掲げる政党にも頑張ってもらいたいので、そちらも応援します。
 すなわち私は右でも左でもない、いや右も左も全体の一部なので必要だと思っているということですね。
 そんな私が、右も左も、西も東も、北も南も、過去も未来も、虚も実もない人物として存在しているのが、出口王仁三郎です。
 たまたま今日、間接的にですが、ある強力な霊能者の方から王仁三郎の現代的価値にお墨付きをいただきました。
 出口王仁三郎…なんだかんだこのブログではしょっちゅう出てきますよね。しかし、世の中の人はあまり知らないですよね。
 知っていればいたで、私のことをカルト宗教信者だとか言ったりする(笑)。まったく笑ってしまうかぎりですな。宗教(教団・教派)のない世の中を理想としたのが王仁三郎ですから。
 それでも、やっぱり知ってもらいたいというのが私の偽らざる心境であります。しかし、王仁三郎自身があまりに巨大すぎて(宇宙規模)、なかなか一言では語れません。
 今までもいろいろな王仁三郎本を紹介してきましたが、どれも初心者にはちょっとハードルが高いかなあという感じでした。
 そんなわけもあって、ある方々と「王仁三郎ムック」を作る計画を立てつつありました。しかし、それも一頓挫状態。マイナーすぎるのかなあ。出版社がなかなか乗ってくれません。
 マルチメディアで紹介するのもいいかもしれませんね。今だったらウェブサイトでできますし。
 そんな中、比較的手軽に読めて、全体像を把握するに相応しい電子本が出版されましたので紹介します。
 紙の本にして70ページ程度の分量ですから小一時間あれば充分読了できますし、内容もちょうどいいくらいのダイジェスト版。偏りもなく気持ちよく読めます。
 あまりに多彩で多面的な王仁三郎。この電子本を読んで人それぞれがそれぞれ気に入った「面」を掘り下げていくことを祈ります。

Amazon 出口王仁三郎 日本人の精神に多大な影響を与えた霊性の巨人


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2014.12.01

追悼 菅原文太さん

Th__20141202_95337 倉健さんに続き、また昭和を代表する役者さんがこの世を去ってしまいました。
 時が移り、過去の不在にさらされるのは世の常とはいえ、寂しいかぎりです。
 まあ考えてみれば、高倉さんにせよ、菅原さんにせよ、私にとっては少年時代の思い出の一つであり、その少年さえもすでに半世紀を生きてしまったわけですから、しかたないと言えばしかたない。
 菅原さんは震災、原発事故を契機に、俳優業を引退し山梨で農業にいそしんでいました。知り合いが農業を通じて菅原さんと知り合いだったりして、ひそかに身近に感じていたものです。
 菅原さんは「いのちの党」という非政治団体を立ち上げ、どちらかというと左寄りな主張をされていました。
 不在になってゆく「昭和の男」たちに共通しているのは、戦争を体験しているということでしょう。そして、その結果、当然の帰着の一つの可能性として、平和に対する強い願いが戦後世代よりも強くなる。
 ある意味、菅原さんの無農薬有機農法や脱原発へのこだわりは、分かりやすいその例であるとも言えます。
Th__20141202_95007 昭和の高度経済成長を支えた土建、運輸から、農業を支える立場へ。トラック野郎から、軽トラ野郎に転身したのもまた象徴的でありました。
 安倍政権下の日本における右傾化を憂える発言も多々ありました(たとえばこちら)。戦後生まれ宰相に対する、体験者としての本能的な憂慮でありましょう。
 そう、近い将来、戦争体験者がゼロになる日が来るんですよね。生きているうちにその日を体験することになると思います。
 検証、継承されるべき近過去が見えてこない…それは、昭和が右と左に分断し、互いに頭の中での言葉に拘泥してきたからです。
 そのうちに、言葉を超えた体験的本能、すなわちコトに優越するモノが不在になっていく。その事実に恐ろしさを覚えます。寂しいかぎりですと書いた裏側にはそうした恐ろしさが常にあるのです。
 はっきり言って、これからはそういう体験的左翼が減っていくことでしょう。それはやはり寂しいことであるとともに恐ろしいことですね。
 毎日子どもと接している、戦後生まれの一教員として、何をどう検証し、継承していけばよいのか。正直苦悩ですね。
 昭和は遠くなりにけり…遠くなるのは当たり前。単なる慨嘆ではなく、だからこそ何をすべきなのか…菅原さんの死に、ふと不安になってしまったのでした。

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