告知! 2/8横浜ゲーテ座「バッハの音楽劇」
今日は2月8日横浜で行われるこちらの演奏会に向けて、東京で古楽アンサンブルの練習がありました。
今回も素晴らしいプロの歌手、奏者の方々と共演させていただきます。ありがたいことです。
フライヤーを載せておきます。とっても楽しい演奏会になりそうです。ぜひ皆さまおいでくださいませ。
私はヴィオラ担当でありますが、なんとも珍しいことにソロがあるんですよね。二重唱のオブリガートが2本のヴィオラ。
BWV213「岐路に立つヘラクレス」はクリスマス・オラトリオBWV248のほとんどまるごと転用。
BWV248ではソプラノとバスのアリアに2本のオーボエ・ダモーレが絡んでいきますが、BWV213では3度下げてアルトとテノールが歌い、ヴィオラ2本が寄り添う形に編曲されているんです。
ちょっと動画で観て、聴いてみてください。
バッハが2本のヴィオラをソロに仕立てた曲と言えば、かのブランデンブルク協奏曲6番が有名ですよね(来年やはり横浜で5月30日に演奏します)。
独特の響きをここぞという時に使ったのでしょうか。テレマンなんかも2本のヴィオラのための協奏曲を書いていますね(昨日紹介したグラウプナーなんか、ヴィオラ・ダモーレとヴィオラのための協奏曲を何曲か書いてます)。
実際このアリアを演奏してみますと、これがなかなか難しい。今日も「もうちょっと軽く」とアドバイスいただきました。ヴィオラは案外そうした表現が難しいんですよね。弾く側としては深みのある音を出したくなる。軽みは苦手な楽器なんです。
そういう意味で、原曲のオーボエ・ダモーレのイメージで弾くのは至難の業です。完全に違ったものと考えた方がよさそうですね。
ところで、今日の練習で、私はなんと5弦のヴィオラを演奏しました。実は他の曲ではその楽器でヴァイオリンのパートを弾くこともあります。
また変な楽器を…と思われたことでしょう(笑)。もう少し弾き慣れたところでそいつも紹介したいと思います。頑張って練習します。
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