fit as a fiddle
忙しい。お祭りの前の楽しい忙しさ。中学生たちのパワーに圧倒されないようにしているだけでも疲れる年になりました(笑)。
この前も書きましたように、私の仕事はコント部と弦楽合奏部の顧問としての指導および出演くらいですから、まだまだ楽な方なんですけどね。
中学生の指導をしていると自分の中学時代を思い出します。ヴァイオリンを初めて買ってもらったのが中2の時でした。その時は、まさか自分が30年後に中学生にヴァイオリンなどを教えるとは思ってもみませんでした。まったく人生は分からないものです。
今、弦楽部の部室に、35年前に買った初めてのヴァイオリンのケースがあります(中身は違います。初めてのヴァイオリンは今ではバラバラになっています)。
そのケースに中学生の私が書いた文字が残っています。金色の油性ペンで書いたもので、もうすっかりかすれてしまっています。なんと書いてあるかというと。
I'm fit as a fiddle.
中学生にしちゃ、ずいぶん洒落た英語ですね(笑)。ま、コジャレた年頃ですから。なんだか分からんけれど背伸びしてみたのでしょう。
どういうきっかけでこの言葉を選んだのか、あまり覚えていませんが、もう当時からヴァイオリンを弾くというよりはフィドルをやるんだ!という意気込みだったのでしょう。ま、きっかけはロックでしたし、クラシックなんか全く興味ありませんでしたからね。
で、この言葉、日本語で言うならば「オレはゴキゲンだぜ!」っていう感じでしょうか。fit as a fiddleというのは辞書によると、「元気で」「ぴんぴんして」とのこと。
フィドルという楽器にぴったりフィットした気分ということなのでしょうね。そう、フィドルはそういう楽器なのです。ヴァイオリンとは違いますね。
fit as a fiddleの気分を分かりやすく表してくれているものと言えば、やっぱりこれでしょうね。「雨に唄えば」の挿入歌。理屈抜きに素晴らしいシーンです。ジーン・ケリーと、えっと誰かな…。
歌詞を載せておきましょう。こういう気分で人生を謳歌したいですね!
Fit as a fiddle and ready for love
I can jump over the moon up above
Fit as a fiddle and ready for love
I haven't a worry, I haven't a care
I feel like a feather that's floating on air
Fit as a fiddle and ready for love
Soon the church bells will be ringing
And I'll march with Ma and Pa
All the church bells will be ringing
With a hey naughty-knotty and a hotcha-cha
Hi, diddle-diddle, my baby's okay
Ask me a riddle and what did she say
Fit as a fiddle and ready for love
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