長野県北部地震(2014)
昨夜の地震、富士山の我が家でも震度3の揺れを感じました。
御嶽山噴火の際に「神岡のラドン濃度の異変からしてもう少し北側の活動だと思った」と人に言っていましたが、今となっては、やはりこちらの地震の前兆だったのかと悔やまれます。本当に地震や噴火の予知は難しいですね。
長野県北部地震と言えば、2011年3月12日のM6.8を思い出します。あの東北地方太平洋沖地震の13時間後に発生した誘発地震です。
地球的な時間軸、空間軸という大きな視野で見ますと、今回の地震も広義の遠方誘発地震にあたると考えます。まだ3年半ですからね。
さて、我が家で観測している富士山ラドン濃度の変化が、今回の地震の予兆を捉えていたか、考察してみましょう(グラフは最新11/26版です)。
今までの経験則によりますと、中規模以上の地震の発生の2〜3週間前にラドン濃度が上がり始める傾向があります。
そうしますと、11/1の急上昇と11/6の急上昇のどちらか、あるいは両方が今回の地震の予兆だったと判断できるかもしれません。
両方とも比較的急角度での上昇でしたので、東北地方などではなく関東、中部の可能性が高いかなとは思っていましたが、最高濃度はそれほど高くなかったので、ここまで大規模な地震になるとは思っていませんでした。
やはり予測は難しいですね。
ただ、こうしてデータを積み重ねていくことによって、ある程度の注意情報は出せるようになるかもしれません。
面白いもので、地震があると私のツイッターのフォロー数が増えます。過去にもいろいろあったので、あまり予言めいたことはツイートしたくないのですが、とりあえずはデータを公開することによって、皆さん自身でいろいろ判断していただきたいと思っています。
今回も、新潟在住の友人より、「guccyさんの地震情報のおかげで近日大きな地震がくることはわかっていたので、来たか!と思いました。ありがとうございました」とのメッセージをいただきました。
少しでも減災につながれば幸いです。皆さんもぜひ富士山ラドン濃度にご注目ください。
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