『日本の世明け』 瀬戸龍介
これは本当に素晴らしいアルバムに違いありません。
ありがたいことに私は、このアルバムの中の数曲を瀬戸さんのスタジオにて拝聴する機会を得ました。一聴しただけで、日本人としての魂を揺さぶられる素晴らしい音楽でした。
そこには神(宇宙・地球・自然・人)に対する畏敬の念、いや、もっとストレートに言うなら「愛」が満ちています。そして、「音楽」という「宇宙の振動の比喩」によって、その「愛」は神(宇宙・地球・自然・人)に鳴り響き、私たちにも大きな「愛」を与えてくれます。
本来、音楽、特に「歌」というものはそういうものなのでしょう。
今日、本当にありえないことなのですが、瀬戸さんの「不二 高天原」の生演奏に私も参加させていただきました。
昨夜、懇親会で偶然(必然的に)お会いし、突然「明日やらない?」とお誘いを受けまして、怖いもの知らずの私は「いいですよ!」と快諾してしまいました。オープニングアクトという大役。
私が演奏した楽器は八雲琴。まさに日本の「歌」の原点となった琴です。
他に、ギターの高谷秀司さん(大学の先輩だった!)、笛の森田和美も演奏に参加されました。私は本来最初の即興の部分だけの参加の予定でしたが、ステージからはけるタイミングを逸し、「不二 高天原」の演奏にまで参加することに。
まったくの想定外でしたが、一度スタジオで聴かせていただいた曲だったことと、もうああいう状況になると、ある種のトランス状態で、音楽は未来からどんどん流れてくるのです。案外、気持よく演奏させていただきました。
お耳汚しになってしまったかと心配しましたが、演奏後、瀬戸さんにも高谷さんにも「良かったよ!」と言っていただき一安心。なんとも貴重な体験をさせていただきました。
今までいろいろな楽器をやってきましたが、どうも私の天命の楽器は八雲琴のようですね。なんとも不思議な感じがします。
さあ、ここ富士山麓で披露された「不二 高天原」はもちろん、私の聴かせていただいた「蘇る!出雲」、「はるかなる伊勢」も本当に日本人の心、魂の源泉に湧き出すような素晴らしい曲です。
ビルボードで日本人としては初めてTOP10に入り、その後はユーミンの音楽作りにも深く関わったり、洋楽や邦楽、そして世界中の音楽で常に一流のお仕事をされてきた瀬戸さん。彼がいよいよ到達したのは、まさに世界中の音楽を総合した、いや世界中の音楽のルーツである「大和の音」だったわけです。
その壮大な音楽の旅の終着点という意味でも、本当に素晴らしいアルバムとなっていることでしょう。
音楽のジャンル分け、あるいは優劣など、本当につまらないコトであると再認識させられます。
「大和の音」は「もののね」です。無限の大宇宙からやってくるのが「モノ」です。人間の小さな脳みそな中で構築された「コト」とは、そのスケールもエネルギーも違います。
皆さんもぜひ先行予約されんことを。
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コメント
素晴らしい!!! そんな展開があったとは(^^)
アルパムもぜひ拝聴させて頂きます♥
投稿: ∞yappy | 2014.10.15 15:35