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2014.10.13

新日本プロレス 『KING OF PRO-WRESTLING』 (両国国技館)

Th_img_3434 く予定外に急遽参戦。参戦と言っても、昨日のように実際にステージ(リング)に上がったわけではありませんよ(笑)。
 台風が近づいているのに東京に行くとは!と怒られそうですが、実は台風が来ていたから急遽参戦ということになったのであります。
 というのは、上の娘の所属するジャズバンド部が国文祭で秋田に行っていまして、カミさんは実家への帰省もかねて下の娘を連れて応援に行ったわけです。
 で、帰りが今日の遅くになるということで、台風が直撃する時間帯となると、風雨に弱い中央線や中央道が使えなくなってしまい、山梨に帰ってこれなくなるかもしれないなと。
 そこで、やや早い時間帯に私が車中泊用の車で東京入りをしてレスキューしましょうということです。
 というわけで、先方の到着時間より5時間くらい早く東京入りしてしまったので、さあ、どうやって時間を潰そうかと考えたのですが…そうだ!今日は新日の両国大会だった!ネットで観戦しようかと思っていたけれども、せっかく東京にいるのだから生で…。
 さっそく両国のパーキングに車を駐めまして、当日券を買いに走りました。そして、全く期せずしての参戦と相成りました、ハイ(笑)。
 新日の生観戦、実は実は大変久しぶりでございます。もしかして30年ぶり?
 そう、毎年何回かはプロレスの生観戦してきましたけれども、ほとんどが非新日だったのです。いや、特別に新日が嫌いとかそういうわけではありません。実際、ネット観戦やテレビ観戦は圧倒的に新日が多かった。しかし、どういうわけか生で観ようと思わなかったのですね。
 その理由が今日、ちょっと分かったような気もしないでもありません。
 ということで、感想を一言で言います。お腹いっぱい。ちょっと飽きたかも…です。
 今、新日本が人気であり、ある意味一人勝ち、ファンの数も熱さもたしかにハイレベルだなと思いました。
 経営的にある程度安定しているからこそ、所属選手も多くなります(最近ではDDTのケニー・オメガ選手も入団しましたね)。そのせいもあって、第1試合からメイン級の選手がジャカジャカ登場します。
 ちなみに第1試合は次のようなカードと結果でした。

真壁刀義、永田裕志、本間朋晃、○飯伏幸太

7分48秒 フェニックススプラッシュ→片エビ固め

カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ、バッドラック・ファレ、●タマ・トンガ

 もう私はけっこうこのメンバーだけでもお腹いっぱい(笑)。その後、タイトルマッチ級の試合が7試合も続きました。第2試合から選手権ですからね。ゴージャスすぎます。
 まあ、それを5000円でたっぷり堪能できるのですから、満足と言えば満足です。しかし、なんというかなあ、昭和のプロレスの残影に囚われ続けているオジサンとしては、全体のリズムが早すぎるし、変化が少なすぎる。
 興行全体としてもそうですし、試合もそう。ハイスパートの連続で疲れちゃった(苦笑)。
 そういう意味では、イマイチ盛り上がらなかったメインのAJスタイルズと棚橋弘至のIWGP戦は悪くなかった。AJの試合巧者ぶり、あるいは受け身のうまさには、なんか懐かしい感じがしましたね。
 あとは、ちゃんと人生を見せられるか。煽りV抜きでも、試合内容で人生を表現し、感情移入を誘えるか。そういう意味では、やはり石井智宏選手が圧倒的に良かったですね。
 しかし、それもあれだけゴージャスな中だからこそ逆に目立っていたのであって、案外普通のレベルなのかなとも思いました。
 ま、その他にもいろいろ言いたいことはありますが、それは私が時代についていけてないだけのことで、今の選手やファンには責任はありませんよね。
 ただなあ、若手のシンプルな試合とか、ベテランの脱力した試合とか、ちょっとしたお笑いの試合とか、プロレスってもっと多様性があったような気がするのですが…。

KING OF PRO-WRESTLING 結果など

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