トム・ケネディ 『Just Play』
東京JAZZでのランディ・ブレッカー、マイク・スターン、小曽根真の共演「OUT OF THE BLUE」 を観ました。いやあ、カッコ良かったですね。
ちょっと意外なランディ・ブレッカーとマイク・スターンの共演も面白かったけれども、小曽根真とトム・ケネディとライオネル・コーデューのリズム・セクションがなんだかすごかった。
特に映像としては初めて観たトム・ケネディのベースにはやられましたね。巧いのは当たり前として、独特の「軽み」があるので驚きました。ベースで軽みを出すのは案外難しい。
ちょっとその「軽み」を味わっていただくためにこれを観てみてください。
ちょっとジャコ的な粒立ちですよね。ここでもマイク・スターンと共演していますが、二人はその「軽み」において共通しているようですね。フュージョン的な感覚とでも言いましょうか。今となっては懐かしいセンスです。
いちおうジャズ・ベーシストを目指している娘にぜひ見せたい動画があります。英語はよく分かりませんが、後半のデモンストレーション演奏は勉強になります。
演奏後のインタビューで「トムはウッドベースがすごい」と共演者の誰かが言ってましたね。私は彼のウッドベース演奏を聴いたり観たりしたことがないので、さっそく検索。ありました。うむ、たしかにうまい。
そんなトム・ケネディがメインとなった最近のアルバムが「Just Play」。彼の最高のベース・プレイをたっぷり聴くことができます。
ソロもいいけれども、やはりリズム担当の際の動き方も絶妙ですね。そのあたりをじっくりお聴きください。
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