明治神宮での結婚式
今日は、明治神宮での結婚式に参列。当初は披露宴のみの予定でしたが、めったにない機会なのでずうずうしく奉賽殿での式にも参列させていただきました。
写真撮影はNGということで、雰囲気をご紹介できないのが残念ですが、なかなかに面白いご神事が執り行われました(普通と言えば普通なのかもしれませんが)…と思ったら、公式ページでビデオを観ることができるではないですか!(こちら)
興味深かったのは、和琴と神楽笛、歌、そして舞の奉納。
和琴の調律は陽旋法(長調)なのに、笛と歌は陰旋法(短調)。これぞまさに西洋的二元論の克服。(笑)。よくあのチューニングで弾き語りできるなあ…。
それがなんだかとても新しく聞こえました。このたびはプロの音楽家の方の結婚式だったので、音楽関係の参列者もいらっしゃいました。皆さんにはどのように聞こえていたのでしょうか。
祝詞も一般的、すなわちイザナキ、イザナミの夫婦神にちなんだ内容と聞きました。
舞の歌は「昭憲皇太后」の御歌によるものだそうです。そう、たしかに禰宜さんも「昭憲皇太后様」とおっしゃりました。「皇后」ではなく「皇太后」。
これについてはあまり軽々しく書けることではありませんね。大変重要なことなのですが、なんとなくうやむやにされているところです。
気になられた方はぜひいろいろ調べてみてください。
そういうことをいろいろ考えてみると、明治天皇さまと昭憲皇后さまのご結婚とその後のこと(大正天皇さまはご存知のように柳原愛子の子)を考えると、明治神宮での結婚式というのは、なんとも不思議な感じもしないでもありません。
しかし、そういうことを全て高次元で包み込んでしまう、すなわち庶民は全く気にしないというのが、日本の神道や天皇家のすごいところでありましょう。私のような人間が野暮だということですね。
披露宴も無事終り、新宿駅まで歩いていくと、新宿西口はすごいことになっていました。
熊野神社の例大祭。お神輿がいくつも出て、あのバスターミナル、ヨドバシカメラのあたりを一気に縄文色に染めてしまっていました。熊野三山が新宿駅前に出現。
明治神宮は新しい神様ですが、こちらは古い。
いずれにしても、東京って本当に面白い街です。大好きですね。現代の仮面をかぶっていますが、本当は縄文なんですよ。明治神宮もそこに取り込まれているように感じました。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その3)(2024.08.15)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その2)(2024.08.14)
- 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その1)(2024.08.13)
コメント