未来への聖地…明神山
今日は久しぶりに特に用事も来客もない一日でした。
そこで午後、山中湖畔にそびえる明神山に登ってまいりました。
実は初めての登山。今まで何度も登らばと思いつつ、なかなかその機会がありませんでした。今回このタイミングで登れたのは非常に幸運だったと言えるでしょう。
山中湖では来週の4日から有名な安産祭が行われます。この安産祭は昨年こちらで紹介した山中諏訪神社の例大祭です。
実はあさっての早朝、明神山の山頂にある山中諏訪神社の奥宮で、里宮の安産祭に先立ってご神事ご行われるそうです。
そのご神事のあと、ありがたいことに宮司さんらにお会いできることになりました。当日早朝のご神事には参加できないので、ではお先に失礼して私も奥宮に参拝させていただこうというのが、今日の第一の目的でありました。
ここ数ヶ月私がこだわってきた「諏訪」から「富士」への龍脈の一つの終着点が、この明神山に鎮座する山中諏訪神社の奥宮なのではないか…あくまで私の直観、霊感ではありますが。
また、その奥宮の隣には、このプログで何度も紹介してきた昭和の天才、未来学の仲小路彰によって建てられた「地球戦没者慰霊之碑」があります。今、私はご縁があって仲小路の未来構想の一部に関わらせていただいていますが、実はその中心的象徴である、この「地球戦没者慰霊之碑」にお参りしたことがありませんでした。
今年の終戦の日にも地元の有志、仲小路とご縁のあった方々が登拝なさったということを聞き、私もなるべく早く参拝せねばと思っていたところ、一昨日でしたか、自分にとっては背中を押してくれる象徴的な出来事があったのです。
それは、仕事で山中湖村の東小学校を訪れた時のことでした。校門前で子どもたちが元気な声で校歌の練習をしていたのです。思わず鳥肌が立ちました。
というのは、この東小学校の校歌は仲小路彰の作詞作曲によるものなのです。哲学者としてだけでなく、作曲家としても多くの作品を残している仲小路彰。しかし、今でも歌い継がれているもの、あるいは私たちが生で耳にすることができるのは、実はこの校歌だけなのです。
私は、いよいよ明神山に登らなければと直感しました。子どもたちの純粋な歌声から、そういうメッセージを受け取ったのです。
実は、この慰霊碑の話、明神山の話を総理夫人安倍昭恵さんとお話をしたばかりでもありました。この夏休みのある日、総理夫妻は山中湖のエクシブで夕食を召し上がられました。そのエクシブは明神山の中腹にあります。このタイミングで総理夫妻がエクシブに行かれたのには、深い意味があったのです。
そうした大きな流れの中で思い出すのは、これも以前紹介した丹下健三による大東亜建設忠霊神域計画であります。このトンデモ計画の「神域」が位置していたのは、この明神山でありました。
と、私の中ではまさに機が熟した感のあった明神山登山。そう、もうちょっと現実な話で言いますと、来週仕事でハードな登山をしなければならないこともありまして、そのちょっとした予行としてもいいかなと。ほんの20分くらいの登山ですから。
三国峠へ向かう道中にあるパノラマ台に着くと、麓からは恒例のSWEET LOVE SHOWERの轟音と歓声が。以前は私も参戦していましたが、今日はちょっと離れたところから。いや、音はけっこうクリアーに聞こえますね。もう現場で飛び跳ねる元気もないので、こういう鑑賞のしかたもいいかも。
きれいに整備された登山道(ハイキングコース)を登る間、怒髪天の骨太なロックが私の背中を押してくれました(笑)。これはこれでいいなと。
最後の坂は少し急でしたが、それほど苦もなく、また汗をかくこともなく登頂いたしました。
まずは中央にある諏訪神社奥宮さまを参拝。そして、その左側に立つ地球戦没者慰霊碑にも参拝。慰霊碑の塔は文字もほとんど消えてしまい、たとえば登山客などは、それがいったいなんの塔なのか分からないことでしょう。
頂上からの眺望は360度のパノラマ。富士山、山中湖、南アルプス、御坂山系、道志山系、丹沢や静岡方面の山々も望むことができます。
本当に素晴らしい場所です。私のイメージしている諏訪からの龍脈の流れも強く感じることができました。
御正体山と三ツ峠がともに雲をかぶりながら相対峙しているその間にも、もう一つのエネルギーの流れを感じました。
私は、誰もいない頂上でしばらく天地と交流いたしました。足下からは、相変わらずロックの轟音と若者の歓声が。しかし、それもまた現代の平和を象徴するようで、意外にも不快にならないどころか、どこかすがすがしくもありました。
次に登頂参拝する際には、耀わんを持参いたしたいと思います。いろいろな天地の情報を受信するために。
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