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2014.07.02

『世界遺産・富士山の今 環境保全と観光の両立』 (BSフジ LIVE プラムニュース)

Th__20140703_131307 日の富士山お山開きを受けてタイムリーな番組。
 そう、「山開き」と一言で言ってしまいましたが、それはあくまで山梨県の話。すなわち、山梨県側の山開きは7月1日(旧暦水無月朔日)、静岡県側は今年は7月10日とずれがあります。これは今年に限っての静岡県側の特殊な事情によるものなのですが、この番組中で野口健さんがおっしゃっているとおり、山頂の宿や売店、トイレの管理は静岡県側なので、1日から9日までの間は登頂してもトイレすらオープンしていないという妙な状況になってしまうのです。
 ここに象徴されているように、「不二」どころか、まずは足元の山梨県と静岡県どうしが一つになれない。歴史的に見ても、文化的、心理的にも、甲斐の国と駿河の国は妙なライバル心を抱いてきました。富士山に関係ない部分でも。
 というか、いつかも書きましたが、はっきり言うと山梨県側のコンプレックスで、静岡の人にとっては山梨は眼中にない感じなんですよね。
 そうそう、こちら「静岡と山梨…富士山を挟んで」という記事に書きましたっけ。今、この記事を読んでみると、昨日のご神事への流れがその時始まっているのが分かりますね。2011年2月か。震災前。
 そして2012年8月に、初めて昭恵さんが我が家においでになって王仁三郎の耀わんに触れられた。そこから「不二の仕組み」は発動しています。そういうことをさりげなく書いていますね。そして、予言のように第二次安倍政権の誕生にも言及しています。その後の実際の流れは言うまでもありません。そして昨日。
 さて、この番組で野口健さんとともにゲスト出演していたのが、富士吉田の御師の出である竹谷靱負さん。まだお会いしたことはありませんが、ご著書などを通じて私も大きな影響を受けている方です。
 正直、富士講的な宗教登山の復活は難しいでしょうね。しかし、逆にそれ以前のもっとプリミティヴな、宗教という言葉にもならないような、しかしスポーツとも観光とも違う登山というのは、案外可能かもしれません。心を浄化するための登山というか。
 昨日も拝殿内で、本物の「世界文化遺産登録証」を拝見いたしましたが、富士山が世界文化遺産に登録されたことによって顕在化した両県のずれやすれ違い、さらには敵対心を今後どうしていくのか。野口さんはかなり穏やかで柔らかな言い方をされていますけれども、実際にはかなりウンザリなさっていることでしょうね。
 そう、野口さんが言うとおり、静岡県民にとっては富士山は経済的にはそれほど依存すべき存在ではないんです。山梨県側は生活に直接関わる。そういう意味でも、あるいは非経済的な部分でも、山梨の富士北麓地方の方がずっと富士山への思い入れが強い。その温度差をどうするのか。
 昨日ご一緒した方々と今日も電話やメールでお話しましたが、「不二の仕組み」の本番はこれからです。単純に自分たちだけで盛り上がっていてはいけません。まずは足元、山梨県と静岡県を一つにしなければなりません。
 たまたま静岡と山梨両県に縁のある私には、そういう使命もあるのかもしれませんね。霊的なこと、宇宙的なこと、国家的なことを語る前に、まさに「体」の次元で長年の軋轢を解消していかなければなりません。
 もちろんいくつかアイデアを持っています。あとはどうやって人を動かすか。天地のために人がどう働くか。ライバル心なんてものは、それこそ最も醜い「利己心」ですよね。
 先日、向嶽寺の老師もおっしゃっていました。まず「負けたくない」を捨てましょう。
 今日のこの興味深い番組、10日間はダイジェストムービーとしてこちらで観ることができます。それ以降はテキスト化されますので、とりあえず富士山に関わる方々はぜひ。


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