SHAKALABBITS 『EXPLORING OF THE SPACE』
今日は一日外回り。小学校と中学校を巡りました。さっそく来年度の募集活動が始まっています。
ある学校を訪問した際、帰り際に見覚えのある先生に声をかけられました。その方は、大変優れた実践をされている先生です。そして、志村正彦くんのご親戚にあたる方。
その先生から、この前紹介した「志村正彦展」の大きなポスターをいただきました。そして、「残念だったけれど、こうして『文学』として語られるようになったのですね」というお話をしました。
この前も書いたように、私は日本のロックやポップスの歌詞を、和歌から続く「歌」の歴史(韻文史)の系譜の中でとらえています。
今、高校のあるクラスでは、生徒に一人一曲選んできてもらい、その歌詞をちょっと分析しながら曲を聞くというコーナーを設けています。
なんとか1年間で100曲聴こう、そして読もうというのを目標にしております。
これがなかなか面白い。V系ロックからヒップホップ、懐メロからボカロまで、本当にいろいろ音楽を聴くことになるんですね。
一つ条件というか約束として、「人の好きな音楽やそのジャンルに関して、決して悪口を言わない」というのを徹底しています。他者を受け入れる訓練として、音楽は非常によい「教材」となりますね。
で、昨日でしたか、ある女子が選んできたのが、このシャカラビのデビューシングル。
ああ、なんか懐かしいなあ。そう、案外今の高校生って、最新の音楽というよりも、ちょっと古いものを聴いていたりするんですよね。親の影響や、昭和への憧れのようなものがあるようです。尾崎豊とか、相変わらず人気だったりして。
まあ、今どきの曲がダメなのでしょう。そして、YouTubeなどでいくらでも古い曲がタダで聴ける。過去の遺産で充分なのですね。
SHAKALABBITSは、イメージとしては、JUDY AND MARYの後釜という感じでしたね(両方のファンは納得しないと思いますが)。ちょうどJAMが解散してシャカラビが出てきたという感じでしたし。
ああ、もうあれから12年とか経ってるのかあ。今の高校1年生はまだ3歳とかだったわけで、やはり二次的なファン層ということになりましょうか。
とにかくストレートに元気な女の子という歌ですね。歌詞も勢いでガンガン行くだけ。あんまり文学的に解釈できませんでした(笑)。
ただ、そういうイメージだけの非現実的な時代感を生み出すのも「歌」の効用の一つですからね。私もなんか現実を忘れて元気になりましたよ。
そこで、アルバムCDも生徒から借りて聴いてみました。そうしたら、全部「同じ」(笑)。いや、悪い意味ではなく、積極的な意味で。
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