THE YELLOW MONKEY 『天国旅行』
音楽ネタが続いております。特にロック。
最近訳あってというか、縁あってTHE YELLOW MONKEYを聴き直しております。特に名盤中の名盤「SICKS」。このアルバムは、こちらに書きましたとおり、本当に私の人生を変えてしまうほどのインパクトを持っていました。
そしてまた、久しぶりにじっくり聴きこんでみると、またまた成長している。アルバム自体が成長して聞こえる。新たな発見もあって、まるで初めて聴いた時のような感動を味わっています。
中でも改めてすごい曲だと思ったのが、この「天国旅行」です。
吉井さん自身も著書の中でこの曲は特別だと語っていますね。「裏JAM」とまで言っている。こんな曲を生み出して、そして演奏して歌ったら、それはもう天国旅行に出てもいいと思ってしまうでしょう。
ロックの持つ激しさ、重さはもちろんのこと、日本語ロックならではの切なさ、寂しさ、そしてなぜだか不思議なあたたかさや静けさもある。
壮大なオペラのようでもあるし、映画のようでもある。しかし、一方で場末の芝居小屋の空気のようなものも感じる。
「つくしんぼう」…この全く意外な日本語にそれら全てが封じ込められている不思議。いったい何が起きているのでしょうね。
ちなみに三浦しをんさんの「天国旅行」という作品は、この曲にインスパイアされて書かれたものです。
この横アリのライヴ映像は本当にカッコいいですね。「つくしんぼう」のカッコよさ。本当にすごいと思います。
私は残念ながらこの曲を生で聴く機会はありませんでした。
いや、いつか聴けるかもしれないな。この曲を生で聴かねば死ねない。いやいや、聴いたら死んでしまうかもしれない。
それくらいこの曲には魂を揺さぶられるのです。日本語ロックの一つの極点でありましょう。
今日は私の言葉はこれくらいにします。せっかくのカッコよさに水をさしかねませんから。
最後にもう一つの動画をどうぞ。
吉井さんとは不思議なご縁ができました。というか、彼、中学の二つ下の後輩だったんですよ。だから、実は35年前から縁があったと分かって、お互い「これは運命ですね」と驚きあいました(笑)。
さらにまた別のルートでのご縁もできまして、これは生「天国旅行」も夢ではないかも!?などと妄想をたくましくしております。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- ロベルタ・マメーリ『ラウンドМ〜モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ』(2024.07.23)
- まなびの杜(富士河口湖町)(2024.07.21)
- リンダ・キャリエール 『リンダ・キャリエール』(2024.07.20)
- グラウプナーのシャコンヌニ長調(2024.07.19)
コメント