高ボッチ高原
諏訪湖を巡った私は、岡谷の知り合いおススメのスポット「高ボッチ」へ。いやあ、ここは本当に聖地ですぞ。
今や「ボッチ」と言えば「お一人様」のことを指す言葉でありますが(笑)、ここでの「ボッチ」は伝説の巨人「ダイダラボッチ」の「ボッチ」と同様に「法師」がなまったものでしょう。
たしかに、巨人の視点というか、まあ本当に素晴らしくて感動するとともに、様々な発見がありました。
南の諏訪湖や八ヶ岳、富士山など、そして北東の北アルプスをはじめとして、とにかく360度の巨大パノラマが広がる、まさに別天地であります。
諏訪と言えば、糸魚川静岡構造線と中央構造線の交わる十字路です。言わば日本のヘソ。日本を東西南北に分ける中心点とも言えます。それを巨人の目で確認できるのが高ボッチです。
私はいろいろな土地に行くと、その地の気と交流をします(中二病です)。具体的な方法というのは簡単で、大地に根ざした自分が「アース」になって、空からの「気」を受信するだけです(そういう気分になるだけ)。
そういう時にはあまり「五感」はあてにしない方がいいのですが、ただ「雲」だけは注目します。
実は先週の富山行きでも、非常に多くの「雲」が気になりました。というのは、これも非常に感覚的な話で申し訳ないのですが、私にはどうも太平洋側と日本海側の雲の形というか、佇まいが全く違って見えるのです。
まあ、地形が違うわけですから、当然と言えば当然なのかもしれませんが、この前富山から帰ってくる時にも、諏訪を境にガラッと雲が変わったことを感じました。諏訪から南は「いつもの」雲なんですよね、私にとっては。
ところが諏訪から北の雲はまるで龍のように「流れる」。沸き立つのではなく「流れる」という感じがするのです。
今回、高ボッチからもそういう「流れる」雲を観ることができました。
そして、なんと、今回はですね、その日本海側の流れる雲、すなわち「気」が諏訪湖で止まることなく、富士山へ向けて流れ込んでいるのがはっきり見えたのです。
写真を見て下さい。これはパノラマ撮影なので、雲が湾曲しているように写っていますが、実際にはずっと直線で南北に流れていました。
そして、なんと南端では、見事に富士山へ向けてカーブしているではないですか!
すなわち、ある種の結界が破れて、気の通りがよくなったというか、たまっていたエネルギーが富士山の方へ流れていったような感じがしたのです。
ずっと太古に思いを馳せながらの旅でしたので、その美しい自然のデザインに特別な意思を感じました。
思わず、帯同していた耀わん「十和田」を取り出し、天地の気と交流させてしまいました。「十和田」の瑠璃色と緑色が、自然の中に完全に溶けこんでいく…不思議な感覚を味わいました。
この流れるような雲、帰り、甲府盆地に入ってからもはっきり見えていました。ふつう太平洋側では東西に雲は流れますが、この日は南北だったようです。
これらをもって、特に関東地方では「地震雲か?」と騒がれていたようですが、私には今回の流れる雲は悪い感じがしませんでした。では、何なのかと言われると、これはなんとも言葉では説明できないのですが。
それにしても、この高ボッチ、本当に素晴らしい聖地ですね。どの季節も本当に素晴らしいとのこと。たしかに、様々なビューポイントを訪ねたことがありますけれど、ここは別格ですね。霊的な(すなわち五感でとらえられるのとら違った)ビューを体験することができます。
巨人の目で日本を俯瞰すると、不思議なものですね、時間のスケールまで無限に広がっていくような感じがします。
6月中旬にはレンゲツツジで埋め尽くされるそうです。また時間を作って行ってみたいと思います。
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