御皇城山 皇祖皇太神宮(富山市)
魚津港で車中泊。なんと毛布を忘れるという大失態を犯した我が家族、季節外れの冷え込みに震えつつも、そこはサバイバル術に長けた山口家。あらゆる手段を使いなんとか風邪もひかずに無事朝を迎えることができました。
いや、ただ単にですね、前部座席に娘二人、荷室に大人二人が寝ていたのを、前1,後3にフォーメーション・チェンジしただけです。大人二人が下の娘を湯たんぽ代わりに使ったという(笑)。
私は耳栓をして寝ていたので、あまりよく覚えていないのですが、未明から水揚げの音と思われる轟音がうるさかったらしい。
そして日の出後すぐに「せりが始まります」の港内放送があって、私たちもしっかり起こされました。
美しい富山湾の朝。最高ですね。日本海の雲は太平洋側とは違うデザインです。
その後、車を移動し、お隣の滑川港へ。ホタルイカ漁でしょうか、白えび漁でしょうか、ちょうど漁船がたくさんのカモメを伴って帰港するところでした。なんとも風情のある光景。
富山湾のホタルイカ漁はちょうどシーズンが終わるところです。そのちょっとした侘びしさ、祭が終わりつつあるという切なさが、漁船の起こした小さな波に乗って、私たちに伝わってきたような気がしました。
さて、コンビニで朝ごはんをすませた私たちが向かったのは、富山市に鎮座する皇祖皇太神宮であります。
知る人ぞ知る、竹内文書ゆかりの聖地。詳しい説明はこの動画におまかせします。
私は、富士山北麓に残る古史古伝「宮下文書」の研究をライフワークの一つにしており、当然のことながら「竹内文書」のことも多少は知っていますが、どういうわけか今まであえて近づかないようにしてきたんですね。
それはその内容があまりに荒唐無稽だから、というわけではありません。私はそのようなトンデモ文献の扱いにはかなり慣れているし、それらを事実としてではなく、一つの文化史、物語、比喩として読み解くことにはそれなりの自信を持っています。
しかし、どういうわけか、竹内文書とつきあうのは今ではないとの意識がずっと続いてきたんですね。
ただ、一昨年でしょうか、竹内文書の研究家として名高い布施泰和さんにお会いしてから、ようやくその時が来たかなとも予感するようになりました。
そして、今回、ひょんなことから富山に行くことになり、ならばやはり皇祖皇太神宮を参拝せねばという展開になったわけです。これは運命でしょう。
また、前の記事に書いたとおり、今回は自然と岐阜回りルートをとることになり、やはり竹内文書にゆかりのある所を通過してきました。これは本当に自分の意思ではありません。
皇祖皇太神宮、本当に素晴らしい神気溢れる場でした。子どもたちも大喜び。ワケも分からず何かと交信しているようでした。
では、そんな空気を少しでも感じていただけるよう、写真を掲載します。
↓竹林の一本の竹が、ある意味不自然に祀られているのですが、これはどういう意味があるのでしょう。
ぜひ皆さんも参拝してみてください。地元の方もあまり行かないのではないでしょうか。由緒の真偽などを問うのは野暮というものです。そのような人間の「コト」抜きにして、素晴らしい「モノ」世界がそこにあります。まさに自然が神だということを体感できる聖地であると感じました。
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コメント
皇紀2676年5月。
初めて、皇粗皇太神宮に行って来ました。
あまりの寂しさに、驚きました。
この聖地をもっと守り立てるべきです。
日本が滅びますよ。
投稿: 竹山弘 | 2016.05.17 14:10