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2014.05.21

日本はいつから左右に分かれたのか?

Th__20140522_151758 日は得意の縦横無尽トークを展開しますよ(笑)。どうなることやら。
 昨日紹介したイエモン、特に吉井和哉さんの魅力は「エロ」ですよね。男の「エロ」は男にも女にも受けます。私なんかも憧れますね、ああいう大人の男の色気。
 そう、私に決定的に欠けているのは色気でしょう(笑)。残念です。
 「エロ」と言えば、前に私、すごい発見したんですよね!「我々が左右の手で大事に抱えているものとは…!?」という記事をご覧ください。
 そう、私たちが左右の手で抱えているものは「エロ」なのです!案外気づいていない方が多いのでは。
 面白いでしょう?なんだか嬉しいやら哀しいやら。
 左右と言えば…今やノスタルジックな言葉になってしまった左翼、右翼という言葉、これもまた大変微妙になっていて、ほとんど意味をなさなくなっていますねえ。
 ちなみに私は左でも右でもないというか、どちらも一緒に見えているので、なぜ対立するのかよく分かりません。
 すなわち、これって対立の構図ではなく、一直線上の配置の問題じゃないですか。歴史的に見ても。
 結局、理想と現実だと思うんです。未来に理想を求めつつ、現在の現実に対処しなければならないのは、これは人類として当然のプロセスですよね。
 たとえば、軍事力を持たいないというのは理想ですが、現実的には相手もあることですから、抜かないことを前提に優れた刀を持っているべきだと思います。
 そうしているうちに、別次元から相手を諭して、あるいは相手の前進(革新)を促して、非武装という理想を現実化すべきなのです。
 それを分断して考えてしまうから、政治でも経済でも教育でも宗教でも衝突してしまうのだと思っています。
 私の中ではとっくに両者は統合されているわけですが、世の中一般はそうは行きませんよね。決して上から目線でものを申しているわけではありませんが、どうも、私たち人類は「相手を否定することによってしか自分を肯定できない」クセがあるようです。
 で、そういうクセはいつ始まったのかということですが、これを今日は思いっきり荒っぽく想像してみたいと思います。
 そう、「荒っぽく」というわけで「荒魂(あらみたま)」を発動させます。
 「荒魂」と対立する構図にあるのは「和魂(にぎみたま)」です。本来、この二魂は一体となったモノだったはずですが、それがある時に意識的に分析されて、二魂に分けられました。
 私は、それが「国譲り」の時だと考えているのです。ちょっと前、諏訪の話のところでも書きましたが、オオクニヌシの「奇魂+幸魂=和魂」と名乗ったオオモノヌシが大和の国三輪山へ祀られ、のちに聖徳太子の十七条憲法や伊勢を中心とする現在の天皇家にもつながっていきます。
 一方、残された「荒魂」はタケミナカタに象徴され、東国との境目の諏訪湖に幽閉されます。
 ちょっと話が逸れるように思えるかもしまれせんが、出口王仁三郎の霊界物語には、次のような一節があります。

 七十五声の言霊に
 因みて澄める諏訪の海
 皇大神が三千歳の
 遠き神代の昔より
 ミロク神政の暁に
 厳の御霊と現して
 神の御国を固めむと
 諏訪の湖底深く
 秘め給ひたる珍宝
 竜の宮居の司神…

 大本で言う「厳霊」は「荒魂」、「瑞霊」は「和魂」と捉えられますから、やはり、諏訪湖には「荒魂」が沈められている(鎮められている)わけですね。
 ここでまた、話がぶっ飛びますが、今日のニュースに「和魂」を象徴する話題がありました。
 一つは「厚木基地の自衛隊機夜間飛行差し止め 騒音訴訟で地裁初判断」というニュースと、「大飯再稼働認めず 福島事故後初の判決 福井地裁」というニュース。
 司法がともに「和魂」を発動した判決を出しましたね。軍事力と原発は、現代の「荒魂」の代表ですからね。
 それこそ、軍事力も原発も理想論的にはないに越したことはありませんが、現実的にはそこに頼らざるをえないのが、現在の人類、いや日本人のレベルだと私は思っています。
 そう、ものすごく単純化してしまうと、左翼の方々は理想主義で、右翼の方々は現実主義だということです。そういう意味では、「保守」「革新」という言葉もなんだか分からなくなってしまっていますよね。
 「革新」の人たちが「護憲」と唱え、「保守」の人たちが「改憲」を唱えるわけですから(苦笑)。
 正直、皆さん、この何千年も続いたであろう「左右」の対立構図に洗脳されてしまっていて、ある種の思考停止に陥っていると思うんですよね。
 今必要なのは、「和魂」と「荒魂」の再統合だと私は思っています。その象徴となるのが富士山ではないでしょうか。そう考えると、富士山の噴火が全くないというのは、これはこれで困ったものです。「荒魂」は小出しにしてやることが大切であり、それが「祭」の本質だからです。
 もちろん「吉田の火祭り」の意味はそこにあるわけですが、はたして現在の火祭りがその機能をちゃんと果たしているか、ちょっと不安でもあります。
 ということで、左右が分かれたのずいぶん前の話で、そこで「エロ」も「エ」と「ロ」に分かれてしまった。だから、これからの日本は「エロ」を取り戻さなければならないということです(笑)。そうすると、サヨクでもなくウヨクでもない本当の「仲良く」の世界がやってくる!
 「エロ」というとあんまり教育的ではないですよね。では「和合」と言いましょう。陰陽和合すべし…ようやくまとまったかな(笑)。
 ああそうそう、冒頭の写真の本ですが、「フード左翼とフード右翼」めっちゃ笑えますよ。あまりに分かりやすい構図ですね。

Amazon フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

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