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2014.04.18

秋田(&山梨)と大魔神

 ぜか秋田の話題が続きます。
 今日から、秋田市に大魔神がやってきているそうです。なんでも「クール・リージョン(地域・地方)」ということで、秋田県とKADOKAWAがタッグを組んで、地方の文化発信にチャレンジしているとか。その一環として大魔神が出張してきている。
 今年は秋田で「国民文化祭」が開催されます。昨年は山梨県でした。ウチの学校もジャズバンド部をはじめとしていろいろな分野に参加しました。
 やまなし国文祭は通年開催という新しい試みをやったのですが、ある意味エネルギーが分散してしまった感がありましたね。秋田は通常通り、文化の秋に集中開催するとのことです。我がジャズバンド部もゲストとして出演することになっていますので、娘がそこでベースを弾いている我が家としては非常にラッキー。カミさんのふるさと秋田で生演奏を披露できるわけですから、親戚一同にとってもこんな機会はなかなかありませんよね。ついでに言うと、もしかするとウチの歌謡曲バンドも路上ライヴやっちゃうかもしれません(笑)。まったくウチはついてます(感謝)。
 山梨から秋田へとういうことで、国文祭閉会のセレモニーには「なまはげ」も富士山に来ましたね。「なまはげ」も考えてみれば、荒々しい客人(まろうど・まれひと)です。
 大魔神は「なまはげ」の親分みたいな感じです。今回は京都にいた大魔神が秋田に出張したという形をとっていますが、考えてみると、大魔神のデザインをしたのは、山梨県、それも富士山麓西桂町出身の高山良策です。
 そう、数々のウルトラマンシリーズの怪獣などの造型を担当した天才職人さんですね。日本の怪獣文化の父と言ってもいい人です。
 そういう意味では、山梨から秋田へ出張とも言えましょう。
Ent14041818410017p1_2 まあ京都にせよ、山梨にせよ、わざわざ秋田に出張したというのはですね、これは東国のまつろわぬモノどもを平定に来たのでしょうか。
 いやいや、逆でしょうね。大魔神こそがまつろわぬ民の象徴でしょう。なまはげの親分ですから。里帰りしたのかも。
 大魔神の本名(?)は阿羅羯磨(アラカツマ)です。この「アラ」はかの東北の神「アラハバキ」の「アラ」と同じ意味でしょう。単純に「荒」と考えてもいいと思います。
 ご存知のように映画の中での大魔神は「荒魂」と「和魂」の象徴として描かれていますよね。まさに日本の自然観、神観を表しています。
 「カツマ」は仏教用語で「業」、すなわち「カルマ」のことですから、ますます、日本の神仏習合的なにおいかしてくるじゃないですか。
 大魔神の物語は戦国時代の地方が舞台です。ちょうど地方にも仏教が浸透してきた時代ですね。秋田もだいたいそんな時代に仏教が伝来しています。すなわち、都会の風が吹いてきたということですよ。
 ちなみにカミさんの生まれ故郷(羽後町の山間部)にはいまだに完全な形では仏教は伝来していません。神道が主流です。どちらかというとキリスト教のにおいの方が強かったりしますからね。
 「秋田に大魔神」というニュースを見た時、「ああ、なんかしっくり来るな」と思ったのは、そういう風土・文化があるからでしょう。京都もいいけれども、案外秋田や山梨の富士山麓の方が似合うかもしれません。
 まあ、いずれにせよ、角川さんが関わることによって、秋田の素晴らしい文化が日本中に、いや世界に発信されることを願います。地元の方々は謙虚すぎるので、カドカワ的なずうずうしさ(失礼)がうまく働いてくれるといいなと思います。いや、今の知事さんはけっこうアウトゴーイングですね(笑)。


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