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2014.04.22

ホームスター earth theater (セガ)

41ijufmlxyl_sl500_aa300_ 遽プラネタリウムが必要になり、セガのホームスターを購入してみました。いやあビックリ。
 というのは、我が学園の幼稚園にプラネタリウムのドームがあるのですが、中の五藤光学研究所製の30年近く前の本体が、さすがに古くなって動かなくなってまして、いちおう天文ファン歴の長い私に、なんとかしろということだったわけです。
 ドームは5メートル級ということで、これは業務用を買わなきゃならないかなあと思っていたんですが、予算はそこまでありません。
 では、ものは試しだと思って、とりあえず自腹でホームスター・アースシアターを買ってみました。
 世界のプラネタリウム界に大革命を起こした、日本人天才プラネタリウム・クリエーター大平貴之さんによるメガスターと同じ原理で、家庭用プラネタリウムに仕上げたこのホームスター。
 私の昔の感覚でいうと、自宅用プラネタリウムといえば間違いなくピンホール式。これだと、星の数はかなり少なくなり、また、投影される星の鮮明度も低くなります。
 もともとドーム内にあった、おそらく百数十万円はしたと思われる当時の業務用プラネタリウムも立派なピンホール式でした。
 ざっと見たところ、ピンホール式プラネタリウムの星数は数千といったところ。
61cb61rz7cl_aa300_ それがお値段100分の1のホームスターは約6万個。ケタ違いです。
 まあ、実際は天の川の描写に数万の星が使われているので、実際肉眼で見える星より多いという不自然な感じはありません。
 しかし、実際その仕組みを見てみて、本当にビックリしました。あの小さな原版に描かれた微細な星々がああして鮮明に投影されるとは。たしかに革命的ですね。
 で、一つ心配というか、問題だったのは、投影するのが平面ではなくドーム(半球)であるということ。ホームスターは基本的に一般家庭の天井や壁という平面に映すように設計されていますから、なんらかの改造をしなければならないと思っていました。
 具体的には、投影レンズの前に、魚眼レンズ…それもオリジナルのレンズとの交換は不可能というか面倒だと考えて、いわゆるコンバーションレンズで対応しようと思っていたのです。
 実際、試しに格安のコンバーション魚眼レンズを買って試してみるつもりでしたが、なんと、まずはオリジナルのままやってみたら、これが案外問題なかったのです。
 つまり、ドームに投影しても歪みやピンボケがほとんどなかった。はっきり言って、全然問題ないレベルでした。
 それもホームスターを床に置いて2メートル半上のドームに投影してちょうどピッタリの画角という感じなので驚きました。
 カタログ値よりもかなり遠い投影になるので、ピントの具合や星像の大きさが心配でしたが、これだけの規模のドームになると、見る位置もかなり離れるので問題ありませんでした。
 さらに投影距離が長いことによって、星の明るさが不足するかなと思ったのですが、これも案外いい感じ。完全な暗室になるので、目が慣れてくるとちょうどいいくらい明るさ(暗さ)なんですよね。
 結局コンバーションレンズは無駄になってしまいましたが、これは嬉しい誤算でした。
 このアースシアターは動画を投影する機能もあります。これは、ちょっと画素数も明るさも不足気味で、ちょっと使えないかなあ、ドームでは。
 映像用には、また別のプロジェクターを改造しようと思っています。ドームシアターができれば、幼稚園児は喜ぶでしょうね。ちょっとしたDVDを観るにもいいのではないでしょうか。
 というわけで、基本はうまくいったのですが、なにしろ、ホームスターはただ恒星を投影するだけの機械です。プラネタリウムと言いながらプラネット(惑星)の投影機能はありません。もちろん、月や太陽も。
 それから、星座絵も別の原版を使わなければならないので、教育用にはあまり適していないとも言えます。
 そのへんをどう乗り越えていくか。できれば夕焼けとか朝焼け、雲とか流星とかも再現したいなあ…なんて、やりたいのはやまやまですが、時間とお金がありませんね。
 もう少し実験やら改造をしてみて、またいつか経過を報告しようと思います。
 まあ、本当に家庭用、リラクゼーション用としては最高だと思いますよ。数千円で買える下位機種でも充分に楽しめるでしょう。
 いやあ、本当に時代は変わりましたね。

ホームスター公式

Amazon ホームスター earth theater(ホワイト)

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