『リニアが日本を改造する本当の理由』 市川宏雄 (メディアファクトリー新書)
昨日の続き。
昨日も書いたように、私は以前はリニア反対論者でした。その最も大きな理由として、南アルプスを貫通するということに対する心配…それは決して科学的ではなく霊的な意味で…があったのですが、それに関してはその後どうも大丈夫らしいとの直観を得ました。
すなわち…これは書いていいのか分かりませんが、結局貫通しないことになるということです(ああ、書いちゃった)。
でしたら、私の第二の故郷(学生時代を過ごした)都留にある実験線、実験施設を活用して、リニアを全く違った発想で日本のために使えないかなと考えるようになりました。
そこに降って湧いた2020年東京五輪の開催決定。そう、昨日書いたように私は50年前の東京五輪、そして新幹線開通に非常に深い縁があるのです。
そして、今、富士山の北麓に住んでいる。
そう、2020年までに東京–山梨間に先行開通させて、五輪にいらした方には、みんなリニアに乗って世界文化遺産、「和」=「Global Familism」の象徴富士山に足を運んでもらいたいのです。
もちろん、富士山にはそれなりの(スペシャルな)「おもてなし」を用意します。それについてはまた後日。
そんな壮大な国家プロジェクトについて妄想しております。そして、妄想実現党党首としては、人生かけて妄想を現実化します(って、どんだけ中二病なんだよ…笑)。
ま、それは6年後にお笑いのタネにでもしていただければいいとして、実際問題、JR東海の計画(2027年東京名古屋開通)を前倒しにして、そんなことが可能になるのでしょうか。
シロウト予想としては可能です。
東京都内に関しては、この本にもあるように大深度地下に関しては用地買収の必要はありません。あとは日本が誇る掘削技術で相模原付近までは3年あれば充分に掘り抜けるでしょう。
山梨の駅は甲府市南部に決定していますが、これこれでJRに作ってもらうとして、せっかく現在ある都留の実験施設を駅に改造し、そこから富士山、富士五湖方面へのアクセス基地を作ります。
実験施設はちょうど高速道路と交差していますから、そこにバスターミナルを作るもよし、あるいは高速道路を2階建てにして、新交通システム(たとえばミニリニアなど)を走らせるもよし。
もし、新相模原駅に止まらず直行すれば、たぶん品川を発車して20分後には都留(新富士山駅?)に到着です。そこからバスで15分足らずで富士急ハイランド付近ですからね。
もし200キロ走行可能なミニリニアなら10分かからず山中湖です。
面白いでしょう。乗り換え含めれば、なんだかんだ50分くらいかかると思いますが、それでも都心から1時間かからず富士山に来れるとなれば、これは間違いなく皆さんいらっしゃるでしょう。
と、こんな妄想をしています。先に書いておきましょう。パクっていただいても構いません。その先にある「おもてなし」はまだナイショですが。
この本は、そんな「新・夢の超特急」の素晴らしい可能性をたくさん紹介しています。なるほど、新たな日本の体幹になって、列島を改造する原動力になるでしょうし、東海道新幹線のバイパスとして、必ず来る東南海地震や、老朽化対策による東海道新幹線の営業停止に備える意味もありましょう。
経済波及効果も莫大なものになると見込んでいますし、地方のあり方も変わるでしょうね。
巻末にあった架空の物語(名古屋から東京に通勤するサラリーマンの生活シミュレーション)は、なかなかリアルで面白かった。たしかに夢がありますね。
ま、もちろん、それらは計画通りに、東京、名古屋、大阪が一本で結ばれた場合ですけれど(南アルプス貫通しないとはどういうことなんでしょうね…と、自分に聞いてみる)。
この本、マイナス面はほんの少ししか書かれていません。そちらについてはもうすぐ別の方によるリニア反対本が出るので、そちらで勉強してみます。
いずれにせよ、私の妄想は実現するのか。皆さんもお楽しみに(笑)。
Amazon リニアが日本を改造する本当の理由
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