『リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」』 橋山禮治郎 (集英社新書)
修学旅行の新幹線の中で読んだ本。
先日紹介した『リニアが日本を改造する本当の理由』には、リニアによってもたらされる明るい未来が書かれておりました。
この本は対照的にリニア反対論です。この本にも書かれているとおり、この新技術実現前夜の雰囲気は、まさに「原子力発電」の時と同じ雰囲気ですね。
いい面、明るい面だけを強調すれば、私たち国民はワクワクドキドキしますし、暗い危ない面を強調すれば、不安でワナワナドキドキします。
そして、もう着工することが決まったから明るい未来だけを描こう、根拠なき「安全・安心」を信じようという雰囲気になっている。
『リニアモーターカーという「愚かな夢」が現実に』の記事にかなり強い調子で書いたとおり、私は元々はかなり手強い(?)リニア反対論者でした。
原発以上の「愚」、アホプロジェクトとまで言っています(笑)。自分で当時の記事を読んでまとめてみますと、次のような理由によるようです。
・喫緊の必要がない
・早すぎて駅が作れない。駅に止まれない。
・運賃が高い。
・工費が莫大。
・輸送量が少ない。
・電力使用量が莫大(原発を推進せざるをえなくなる)。
・巨大断層帯を横断してトンネルを作る危険性。
・自然環境への悪影響。
・景観の破壊。
・霊的な問題。
基本この橋山さんの本も私と同じ理由によってリニア新幹線に反対しています。もちろん、私はシロウト、橋山さんは専門家ですからその深さは違います。
しかし、私のようなシロウトでもかなり橋山さんに近い発想ができるということは、ある意味それだけリニアの危険性が単純で顕著であるということです。
橋山さんは従来型の新幹線方式で中央新幹線を実現すべきだと主張しています。私も、もし東京〜名古屋〜京都〜大阪を結ぶ中央新幹線がどうしても必要なら、長野を迂回するルートで従来型新幹線方式でいいと思います。
その方が、東海道新幹線とも乗客を取り合わないですむ上に、いざという時には東海道のバイパスの役割も果たすことができるでしょうから。
しかし、一方で、今私はリニア推進派でもあります。完全に矛盾しているように感じられるでしょうね。しかし、それはまさに原発に対するのと同じように「反対の賛成」であって、高次元(?)では矛盾をしていません。
まあ、私の妄想的具体案については、少し前に書いたこちらの記事をお読み下さい。
皆さんはどのように考えますか?
Amazon リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
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