科学における悪魔
怪奇大作戦 ミステリー・ファイル 「第3回 闇に蠢(うごめ)く美少女... 投稿者 diver7jp
今朝、娘たちと怪奇大作戦ミステリー・ファイル第3話「闇に蠢く美少女」の再放送録画を観ました。
なかなかの名作。都会の夜に「とおりゃんせ」を歌う7歳の美少女が何人も現れるだけでも、充分怖いですよね。
20年前、クローン・ベイビーの「作成」に成功したと発表したにも関わらず、その実験結果は捏造されたものだというレッテルを貼られたある分子生物学者が、その後そのクローン技術を利用して、世の中に復讐する話。
う〜ん、なんだか最近のニュースを思い出しませんか?
そう、STAP細胞をめぐる例の一件です。小保方さん、学会から消される勢いですよね。小保方さんご乱心にならないよう祈ります(苦笑)。STAP細胞自体はどうも存在しそうな予感がしますので…。
今回の小保方さんは、素人目にもつまらぬミスをしでかしています。非常に稚拙なコピペと捏造に満ちています。まさに小学校の調べ学習程度の稚拙さです。
では、「巧妙なコピペや捏造」は許されるのかというと、もちろんそんなことはありません。逆にもっと許されないことになります。
では、なんでそのような馬鹿げたことをやってしまうのか。
これは、「科学の悪魔」のせいだと思います。
そう、これって、この前書いた佐村河内&新垣事件と似ていますよね。「音楽の悪魔」の話です。
科学と音楽というのは、ある意味非常に近い存在だとも言える。今では、科学者と音楽家は全く別の仕事ですが、たとえば、ダ・ヴィンチや、ケプラー、ハーシェルなどは、優れた科学者であるとともに、音楽学者であったり、作曲家であったりしました。少し違うかもしれませんが、アインシュタインもヴァイオリンを弾きましたね。
やはり、科学における「数式の美しさ」は、天上の音楽(ムジカ・ムンダーナ)と通ずる部分がなるのでしょうか。
昨日まで3回シリーズで「器」の話を書きましたね。科学者も音楽家も、天から「真理」を下ろしてくるには、本当はまず自分が美しく純粋な「器」にならなければなりません。
しかし、実はその美しい器には「悪魔」「魔物」も棲みつく可能性があるんですよね。
そう、ちょっと科学的ではないかもしれませんが、霊媒師(ミーディアム)や鎮魂帰神をする人にも、往々にして「悪魔」やら「悪霊」やら「低級霊」やらが取り憑いてしまうことがある。
そこが難しい、修行を要するところなのです。
そういう意味で、小保方さんは修行が足りなかったとも言えるでしょう。逆に言えば、「神に近い」仕事をしなければならない人たちは、それなりの「禊」や「身魂磨き」をしなければならないのです。
非常に厳しい仕事だと思います。私の知り合いの何人かの科学者の方、音楽家の方、霊能者の方は、まさにそういう修行をされておられます。
しかし、現実には、そういう方は少数派であって、どちらかと言うと、器に「金(カネ)」や「名誉」などの「私欲」「煩悩」というまた別の悪魔が入り込んで、本来の天命を果たせないでいる方の方が多いような気がします。
やはり、教育の段階で、そのような根幹の部分を教わっていないのでしょうね。私も責任を感じます(なにしろ、ハッタリ教師として有名なくらいですから…苦笑)。
ちなみに、このブログの大量のテキストは、コピペはありませんが、ほとんど捏造です(笑)。どちらかというと「物語」ですから。
もちろん学術論文ではないので、私は「捏造」を責められることはありません。文学に近いかもしれませんね。文学によって「真理」を表現することも可能ですから。
それでもやはり自分が生み出した文章たちは、それこそ自分の子どもみたいなものなので、それなりの責任を感じていますから、決してコピペはしないようにしています。
そう、コピペってクローンですからね。そこに倫理的な問題があってしかるべきです。
私も、なるべく「私欲(コト)」を捨てて、ひたすら「他者(モノ)」のために物語っていきたいと思います。
「真(マコト)」は自分の中ではなく、天にのみあるのですから。
今回の小保方さんの一件を他山の石としたいと思います。
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