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2014.03.11

ワシは原発には反対の賛成なのだ!

Th_00120130128 3.11から3年。今日は巨大地震の発生した14時46分と、巨大津波が到達し始めた15時15分ごろから、私もいろいろな意味での祈りをこめて黙祷いたしました。
 そして、福島第一原発に津波の第一波が到達したのが15時27分ごろ。おそらくその後何度か押し寄せた津波によって、フクイチは全電源を喪失することになったのでしょう。
 そんな日に、こんなタイトルの記事を書くことは不謹慎と言われてもしかたありませんが、しかし、ある意味非常に重要なメッセージをこめるのに、このバカボンのパパの言葉は実に適切なのです。
 脱原発派とも受け取られている安倍昭恵さんとも、実はよくこの言葉を使って原発について語り合っています。
 「原発には反対の賛成」
 基本的に、昭恵さんも私の意見に賛同してくださっていると思います。
 いったいどういう意味なのでしょうか。
 まず「原発」という言葉。この解釈が肝心です。
 「原子力発電」は、違う言い方をすると「核発電」です。よく言われているように、日本では「nuclear」を、兵器利用の場合は「核」と訳し、平和利用の場合は「原子力」と訳し分けています。今、その意図については触れません。
 ここで「核爆弾」「核兵器」について考えてみると、その代表的な例として「原子爆弾(原爆)」と「水素爆弾(水爆)」が思い浮かびますね。
 この似て非なる両爆弾、言うまでもなく、基本的に原爆は核分裂反応によって、水素爆弾は核融合反応によって巨大なエネルギーを得ています。
 両爆弾ともに、巨大な破壊力があり、また「死の灰」を降らせるなど放射線による二次被害も出るイメージがありますが、実は水爆の場合、核融合を起こすための条件である超高温、超高圧の環境を得るために起爆装置として原爆が使われていて、その結果放射性物質が放出されているのです。核融合自体は放射性物質を(ほとんど)出さない…これは案外知られていない事実です。
 また、核分裂反応と核融合反応の大きな違いとして、その連鎖性の有無が挙げられます。原発事故で明らかになりましたとおり、核分裂反応は連鎖性があってコントロールが難しい。一方、核融合は反応を止めようと思えば比較的自由に止められる、すなわち反応に連鎖性がないのです。燃料をストップすれば反応も止まる。
 で、皆さんが反対したり、再稼働に賛成したりいろいろしている「原子力発電」とは、実は「核分裂炉発電」のことなんですね。今世界中にある「原発」は基本的に全て「核分裂炉」です。
 だから、3年前の原発事故のようなことが起き、現在まで、そして将来にわたって危険な影響が残るわけです。
 では、原発は原発でも「核融合炉発電」が実現したらどうでしょう。
 ここで冒頭のバカボンのパパの言葉に戻ります。
 「原発には反対の賛成」
 もうお分かりでしょう。私や昭恵さんは、「核分裂炉発電には反対だが、核融合炉発電には賛成」という立場なのです。
 先ほど書いた、放射性廃棄物の問題、反応の連鎖性に伴うアンコントローラブルな危険性を考えると、私も当然「核分裂炉発電」は今すぐにでも(やめられるなら)やめた方がいいと思います。
 ある科学者の方や、昭恵さんとも話しているのは、今はとにかく「原子力(核力)」は危険だというイメージになってしまっており、研究者も肩身の狭い思いをし、未来を担う子どもたちもそちらの道に進もうとは思わなくなってしまっている、また国としても研究予算を出しにくい状況になっている、そんな状況がとても残念だということです。
 そんな中、核融合に関する明るいニュースも入ってきました。昨年、世界で初めての「核融合炉発電所」の建設が日本で始まりました(こちらの記事参照)。2019年に運転開始の予定だそうです。
 さらに日本では核融合反応の原料となるリチウムを海水から分離・回収することに世界で初めて成功しました(こちら参照)。
 また、つい最近、アメリカの13歳の少年が自作の核融合炉で反応を確認したとのこと(こちら参照)。
 もちろん、この「夢のエネルギー」の実現には技術的な問題点や障壁がたくさんありますが、だからこそ日本の研究者には頑張ってもらいたいのです。
 核融合によって燃えているものの代表は、あの「太陽」です。もし人類が核融合反応を制御できるようになれば、まさに「地上の太陽」を手に入れることになります。
 日の丸の国、日本こそがその実現者になるような予感がするのは私だけでしょうか。いや、かの昭和の天才仲小路彰も21世紀は「太陽の世紀」であると述べ、核融合炉と女性という両「地上の太陽」が主役になって平和な地球が実現されると予言しています。
 さあ、皆さんもぜひ「核融合」の可能性について勉強してみてください。先のニュースで紹介されていた、JAEA日本原子力研究機構の那珂核融合研究所のホームページにある核融合入門をぜひご覧ください。
 私の妄想では、2020年の東京五輪の時には、核融合炉発電所が実用化され、その電力でリニアモーターカーを走らせることになっています(笑…いやマジです)。


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