ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ 「ラルゲット(チェロ・ソナタニ長調より)」
本日、横浜のベーリック・ホールで行われました『洋館サロンで祝うエマニュエル・バッハの生誕300年』、雪もちらつく中、ご来場くださった皆さま、大変ありがとうございました。
おかげさまで、大変充実した演奏会になりました。私はヴィオラを担当させていただきましたが、練習の時よりも楽しくアンサンブルできました(大きなミスもありましたが)。
昨日は美空ひばりのように歌うと豪語しましたね(笑)。考えてみれば、横浜と言えば美空ひばりですよね。そして、ベーリック・ホールでも、船の汽笛を何度か聞くことができました。まさに「マドロス」気分で演奏できた…かな?
いや、とにかく楽しめたので、それは本当に昨日のひばり体験のおかげです。ありがとうございました。
ところで、今日、素晴らしいソロを聴かせてくださったチェンバロの崎川晶子さん、チェロの高橋弘治さんが、アンコールで演奏してくださった曲が素晴らしかった。それを今日は紹介します。
実は私も初めて聴きました。ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハのチェロ・ソナタニ長調よりラルゲット。J.C.F.BACHは大バッハの二番目の奥さんアンナ・マグダレーナの第9子です。下から2番目の息子。エマニュエルの異母兄弟。
今日ちょうど、休憩でお客様からフリードリヒについて教えていただいたところだったんです。彼の作品は優雅でいいと。そして、彼の息子、すなわち大バッハの孫であるエルンスト・バッハが作曲家一族であったバッハ家の最後の作曲家であったと。
いやあ、たしかにこの曲、美しいですねえ。なんとも平和な気持ちにさせられます。
チェンバロ(ピアノ)パートはオプリガートになっていますから、古典派のチェロ・ソナタに近いスタイルになっていますね。
音源があるかなと思って検索したら、これまた古楽器による「アンコール」としての演奏がありました。
ぜひ、お聴き下さい。これはヴィオラでも弾ける音域なので、自分でも弾いてみようかな。
なお、楽譜もこちらにありましたので、興味のある方はどうぞ(現代ピアノ、チェロ用に編曲されていますが)。
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