オリンピックに棲む魔物とは…
またまた日付に矛盾がありますが、真央ちゃんのことを書きましょう。
本当にすごい24時間でしたね。暗から明へ。
このことに関して表裏両面から書きたいと思います。
いや、実は今日、ある方からブログにあんまり際どいことを書くなと忠告されたのですが、まあ、私は書くことによってリスクをヘッジするタイプなので、可能な限り書きます(それでもかなり奥歯にモノがはさまりますが)。
今回の、ある意味感動的なドラマは、浅田真央選手自身の心と体の状態、動きで説明されるのが普通でしょう。
大変なプレッシャーの中で、あの冷たく広大なリンクに一人立ち、世界中の視線の集まる中、ベストのパフォーマンスをするなどということは、私たち常人には考えられないことですね。
そうした中で平常心を失い、体も全く自由に動かなくなり、その状態にまたある種のパニックを生じて、負のスパイラルにはまっていく…こういうことは、私たちも日常の中のちょっとした非日常で味わうことがあります。
私も、たとえば演奏会本番などで、そういう状態になることが多々あります(単に練習不足とも言えますが)。そんな小さな機会でさえ、そういうことが起こるわけですから、4年に一回の世界的なイベントで金メダルを争うとなると、それはもう想像を絶する世界であることは想像に難くありません(矛盾した表現ですね)。
そして、実際「やってしまった」あとのショック、自己嫌悪、悪夢であってほしいと思うほどの落ち込みは言うまでもありません。まるで自分が自分ではないような状態、世界が全て自分の敵だと思える状態になることでしょう。
真央ちゃんはショートプログラムで「やってしまった」あと、おそらくは眠れないまま翌日を迎えたことと思います。
そして、誰もがそのショックをひきずっているだろうと内心思っていたところに、あのフリー、あまりに完璧な演技をするという奇跡を起こしたわけです。これはものすごいことです。
その精神力の強さこそが真央ちゃんらしさとも言えますし、さらに進んで非常に日本人的であるだとも言えます。
そのような復活の物語、あるいは最近のマイブームである「国譲り」の物語に、私たち日本人は金メダル以上の、すなわち単純な勝敗の物語以上の感銘を受けます。
もうそれで充分とも言えますが、一方で、これは某国の陰謀だという話も必ず出てきます。それが、ルール改正、ジャッジの次元の場合もありますし、やれ精神的な圧力をかけたとか、毒を盛られたとか、電磁波攻撃をしているのだとか、そういう次元の場合もあります。
私はこうした陰謀論には基本的にはくみしない立場です。あの衆目の集まる中で、そこまで露骨なことはできないだろうし、それなりの防御策もとられていると思うからです。
しかし、実はもっと恐ろしい次元で、「裏の戦い」が繰り広げられていることはあまり知られていません。
実はオリンピックに棲む魔物の話は、1年半前の北京オリンピックの際に一度書いています。こちらです。というか、ほとんど全てがそこに書かれていますね。書いちゃってます(笑)。
まあ、今度もそういうことがあった(かもしれない)ということです。夏の五輪ならあり得ない「落下」、冬の五輪ならあり得ない「転倒」を誘い出す目に見えない力が働いていると。そして、その力の発生源はそれぞれの国によって雇われていると。
こんな話を教師が書くと、それだけでもバッシングされそうですけれども(笑)、いや、実際に私は一昨年の夏以降も、その「現場」に携わったという方の話を聞きました。ある意味リンク上以上の命がけの戦いが繰り広げられている…。
というわけで、今回は私も僭越ながらその戦いに参加させていただきました。何をしたかは、まあウチの家族は知っていますが、あまりにバカらしく見えるでしょうから、ここには書きません(恥ずかしくて書けない?w)。
簡単に言えば、私はweb0.0のデバイスのいくつかを操って、現代人から見るとまるで全近代的な、単純な作業をしました。
おそらく私の知られざる仲間たちが、一日前の真央ちゃんの様子を見て奮起したのでしょう、結果として皆さんご覧のとおりとなりました。
簡単に言えば、会場に結界を張ったわけです。ですから特に真央ちゃん以降の選手たち、特に第3グループの選手たちが、みなベストのパフォーマンスを見せてくれたじゃないですか。あれがスポーツであり、芸術であるフィギュア・スケートの本来の姿なのです(ジャッジはまた別の話)。
まったく世の中というのは分からないことだらけです。それこそ平安時代とかの方が、ずっとそういうモノに関する感覚が鋭かったんじゃないでしょうかね、私たち人間は。
ともあれ、浅田真央選手、本当に素晴らしい霊五体五の演技をありがとう。あまりにベタな表現ですが、感動と勇気をいただきました。そしてご苦労様でした。
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