« 八雲琴(二絃琴) | トップページ | 100年インタビュー 「経営者 稲盛和夫」 (NHK BSプレミアム) »

2014.02.08

時々かみつく…

Th_view0016638065 チオリンピックが始まりました。
 冬のオリンピックは夏に比べて、「自然と戦う」要素が多い。そして「滑る」系が多いので、ミスが「転ぶ」になるし、ケガにつながりやすいので、どうも観るのが辛い。
 冬山登山もそうですが、人間はなんでわざわざ雪や氷を相手にこんなことをするんでしょうね。
 西洋人には支配欲がありそうですね。その点、スノーボードの角野選手がスタート時に大自然に向かって「礼」をしたのは、実に日本的で良かったですね。本人も「日本」をアピールするつもりだったらしいし。
 さてさて、そんなオリンピックについては、またいつか書くとしまして、私は日ロ首脳会談について書きましょう。
 相変わらず安倍総理を上手な外交をやっております。今、ロシアと組んでおくことは、いろいろな意味で良いことです。アメリカ、中国、韓国、北朝鮮との関係を日本に有利に構築していく際に、ロシアの存在は実に大きい。
 日本の近代史を考える時、実はアメリカとの関係よりもロシア(ソ連)との関係をよく見た方がよい。ま、私はその点についてはあまり偉そうなこと言えないので、このくらいにしておきまして、今日は「ゆめ」について一言。
 ニュースにありましたように、プーチン大統領は秋田犬の「ゆめ」を伴って、安倍さんを出迎えました。
Th_849424d5 「ゆめ」ちゃんは、東日本大震災の際に秋田からプーチン大統領にお礼として送られた犬。その返礼としてロシアからは、秋田県知事に可愛い猫「ミール」ちゃんか送られました。
 それはいいとして、今回の両首脳のやりとりが面白いですね。
 ニュースから抜粋しましょう。

ロシア語で「良い子だ」と言いながらゆめの頭をなでる首相に、「時々かみつく」と用心を促す大統領。

 何気ないやりとりのように聞こえますが、これはどう考えてもプーチン流のブラックジョークですよね。
 秋田犬の「ゆめ」は日本の象徴。安倍さんは当然「良い子だ」と言います。それに対して、「時々かみつく」というのは面白い。ナイスなお返しですよ。
 たしかに日本という国は、基本お人好しですけれども、「時々かみつく」こわさがあります。
 最近で言えば安倍さんの靖国参拝もそうでしょう。国際社会的に見れば、あれも静かにしていた犬が突然かみついたように感じられるに違いありません。
 もちろん歴史的に考えると、日露戦争やら様々な反共的な動き、北方領土に関する丁々発止など、いろいろありますよね。
 時々かみつくから平和条約もなかなか締結できないというサインでもあるのでしょう。
 ミールちゃんはどうなんでしょうね。「時々ひっかく」かもしれませんよ。秋にプーチンさんの訪日が実現したら、ぜひミールちゃんでお出迎えしましょう。その時、ミールちゃんがプーチンさんにかみついたりして(笑)。

 

|

« 八雲琴(二絃琴) | トップページ | 100年インタビュー 「経営者 稲盛和夫」 (NHK BSプレミアム) »

ニュース」カテゴリの記事

ペット」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 時々かみつく…:

« 八雲琴(二絃琴) | トップページ | 100年インタビュー 「経営者 稲盛和夫」 (NHK BSプレミアム) »