八雲琴(二絃琴)
↓東西古琴が合体(笑)
昨日の「ゴーストライター」の記事に様々なご意見ありがとうございます。私なりに本質を語れたと思っています。
そんな、音楽の本質に関わる話の続きをしたいと思います。
昨日の記事に少し登場しました「八雲琴」を紹介します。
写真ではチェンバロの上に乗っかっています(笑)。ほとんど一体化してますね。お分かりになりますか。
考えてみれば、八雲琴もチェンバロも撥弦楽器ですから、そのルーツは一緒ですね。
なぜ、急にこの楽器を手に入れようかと思ったのか。いや、急にではないんです。ずいぶん前から気になっていました。
私は古今東西の弦楽器を(なんちゃってですが)演奏してきました。面白いもので、弦楽器の中でもフレットのあるものは苦手。普通は逆かもしれませんね。
デジタル的に構成される音階よりも、アナログ的というか連続的に変化する音程が好きなようです。おそらくはスイッチ操作に熟練するほど練習にいそしむことが苦手なのでしょう(つまり努力や修練が嫌い)。
私の得意の宴会芸(笑)であるマトリョミン(テルミン)もそれでしょう。みんなは私の真剣な演奏姿に大笑いしますが、実際、目をつぶって集中しないと音程を探せないんですよね。瞑想の脳波を出さないと(笑)。
そういう意味では、最もデジタル化、階層化されている鍵盤楽器も苦手です。せいぜい、不均等に調律したり、クラヴィコードで音程をわざとずらしたりするのが楽しいくらい(苦笑)。
大学時代は山田流箏曲をけっこうがっつりやりましたが、あれもまた、
暗譜ができないということにもつながっているかもしれませんね。楽譜を書いたり、読んだりするのも面倒くさいタイプです。
かといって、ジャズのアドリブのようなものも実は苦手。つまり、西洋的な音楽理論の上に何かを産み出すということが苦手なのでしょう。
そんな時、私は自分が日本人だなあと強く感じます。それは決していやな気持ちではありません。
では、自分に一番合った「音楽」とはなにかというと、おそらくは、「神降ろし」の音楽なのでしょう。
自分が「うつ(空)」「うつろ」「うつわ」になってモノを「うつす」。五感で感得することができないがたしかに存在している何か(モノ)を人間界に映す(コト化する)。
その道具、メディアが「琴」なのです。まさに「コト」。
出口王仁三郎は琴について次のように語っています。
琴も天地神明を和むるものである。
琴といふ言霊を解釈するに、非常に清らかな澄みきった言霊によく似てゐる、言霊を調節する機具と云ふところから「コト」と称するのである。
なるほどですね。全くそのとおりだと思いますし、感じます。
八雲琴自体は江戸の末期に中山琴主という人が霊感を得て発明したものですから、それほど古い楽器ではありません(今では大正琴のもとになった楽器として知られています)。
それを王仁三郎が大本の神事に使いました。おそらくは金光教の影響でしょう。
私は、その近世、近代的な利用方法、演奏方法を超えて、王仁三郎の考えるような古来の琴の機能を復活させたいと思っています。
今回手に入れた中古の八雲琴は、私にとって幸運なことに、ちょっと普通ではありません。そう、普通は左手の勘所につぼ(徽)が埋め込まれているのですが、なぜかこの楽器にはそれがありません。すなわち、全くデジタル化されていないし、視覚化されていないということです。
私にとっては「フレット」は邪魔者でしかないので幸運なのです。不思議な出会いであります。
これから、毎日この楽器に触れて一体化し、いつか本来の「コト」の機能が果たせるよう精進したいと思っています。
ところで、八雲琴について調べている中で、この琴の名称の起源となった、そして和歌の始めとされるかの素盞鳴尊の御製に関する、王仁三郎の素晴らしい解釈を知ることができました。それを紹介します。
八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を
最後の「八重垣を」のあとに一体どのような言葉が隠されているのか。ぜひこちらでお読み下さい。
Amazon 八雲琴の調べ
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コメント
はじめまして 私は雅楽を学ぶものです 八雲琴のことがありましたので 男性だも弾くことが許されるのですね もしよろしければいろいろお話したく思います 私は浜松市在住のものです 私の家系が神道関係のもので雅楽や八雲琴に興味ありましたのでご連絡しました ぜひいろいろ教えていただきたく思います
投稿: 中小路茂弘 | 2016.04.30 14:25