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2014.02.23

2月23日にちなんで

Th__20140224_101646 日の「2月22日にちなんで」に続きまして、「2月23日にちなんで」です。
 「222」も私にとっては重要な日でありましたが、「223」もなかなか感慨深い日であります。
 まずは「富士山の日」。
 富士山に住む者としては、毎日が「富士山の日」であるとも言えます。しかし、だからこそあまりに当たり前になってしまった富士山を改めて意識する日に…と思ったのですが、なんと今日は富士山見てない!
 案外そんなものですよね(苦笑)。
 富士山は日本の象徴。これにはどなたも異論がないでしょう。荒魂と和魂の象徴。
 荒魂(噴火)による和魂(美)の形成。これこそ日本の魂そのものです。
20140223k0000e040165000p_size5 そして、皇太子殿下のお誕生日。54歳になられたとのこと。おめでとうございます。
 昨年の夏、国文祭で初めてそのお姿を拝謁いたしました。その時、娘はジャズ・ベースを御前演奏…そうそう、音楽と言えば皇太子殿下はヴィオラを演奏なさいますね。バロック・ヴィオラにも挑戦されたことがあって、その時お使いになった弓は私もお借りしたことがあるものでしたから、弓つながりでご縁があったのでした。
 さて、その皇太子さまがお誕生日にあたって記者会見なさいました。そこで次のような注目すべきお言葉を述べられました。

 日本国憲法には「天皇は,この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ,国政に関する権能を有しない。」と規定されております。今日の日本は,戦後,日本国憲法を基礎として築き上げられ,現在,我が国は,平和と繁栄を享受しております。今後とも,憲法を遵守する立場に立って,必要な助言を得ながら,事に当たっていくことが大切だと考えております。

 日本国憲法の価値を高く評価するお言葉ですね。思い出されるのは、こちらで紹介した天皇陛下のお言葉です。
 その記事にも書いたように、私は基本「改憲論議賛成派」です。大いに国民が議論し国民投票すれば良い。ただし、その時無視してはいけないし、無視できなくなるであろうものが、昭和天皇のご遺志を引き継ぐ今上天皇のご意志です。
 もちろん、昭和天皇のご遺志は現皇太子殿下にもしっかり受け継がれています。だからこそ、上のようなお言葉が出てくるわけです。非常にシンプルなことです。
 こういうことを書くと、改憲派の方々からはお叱りを受けるのが常ですが、これは私の中では完全な事実ですからしかたありません。私は何度も昭和天皇の墓前で直接お気持ちをうかがっております。
 ところで、「日本国,国民統合の象徴」ということで言うと、「富士山」と「天皇」(だけ)がまさにそれに該当します。
 私は常に富士山と天皇の真の意味での「和合」を望んでいます。なぜなら日本の歴史上、いまだそれが達成されていないからです。それはある意味では「縄文と弥生の融和」と言ってもよい。意外かもしれませんが、それがいまだに成されていないのです。
 皇太子殿下も触れられました富士山の世界文化遺産登録と2020年の東京オリンピックは、またとない機会です。いよいよ本当の意味での「日本国の完成」「日本国民の統合」が実現する日が来るかもしれません。
 昭和の東京オリンピックの年に生まれ、今富士山に住んでいる私は、自分のこれからの人生をそこにかけるつもりです。
 日本国憲法と富士山ということで、例のベストセラー、小学館の「日本国憲法」や、仲小路彰にも触れようと思っていましたが、長くなりそうなので、それはまた別の機会に。

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