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2014.01.07

本気出すカレンダー

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43f21e0f はまだ本気出してないだけ…そう思っている男がこの世にいったい何人いるのか。
 いや、あの世にもたくさんいるのかもしれない。ご多分に漏れず、私もその一人である。
 というわけで、今日も本気を出さないワタクシであります(笑)。
 だいいち「本気」がどういうものか分からないし、「本気を出した自分」というのがイメージできない。
 たしかに若い時はなんとなく、「本気を出した自分」というのがどこかにいて、そいつに期待するようなところがあったかもしれません。
 でも、今思えば、それってまさに「そいつ」という他人であって、実体としての「本気を出した自分」は存在しなかったんですよね。
 さすがに今年50になる今のワタクシは、そのことにしっかり気づいて、ちょっと生き方を変えたのであります。
 そう、「本気を出さない自分でいかに最大限の成果をあげるか」という考え方です。
 フェラーリに乗って飛ばすぞ、ではなく、この軽貨物でいかに走るかという現実論です。つまり、まず自分のポテンシャルというのが、4499ccではなく638ccであることに気づくということですね。
 そして、案外そちらの方が「走り」も「走らせ」も楽しかったりする。燃費もいいしね(長生きできるということです)。
3b172b15 最近、中高生に教材として(!)「七人のコント侍」でやった品川庄司の「本気出す24」を見せています(笑)。
 生徒たちは若いからこそ身に覚えがあって、大笑いしつつ、また心を痛めつつ、「2校時から本気出す!」とか「弁当食ったら本気出す!」とか言って遊んでいます(笑)。
 そう、あんまりまじめに「まだ本気出してない自分」を責めたりすると疲れちゃいますから、まあ笑っちゃった方が幸せですよ。
 ま、こんな教師もいないと思いますがね。いえいえ、「本気」はいざという時のために取っておいたほうがいい、「本気」は自分のためではなく「他人」のために使うものだと私は真剣に考えていますので、一つの信念に基づく教育方針と言える…かも?
 生徒に対しては「やればできる」という言い方もあまりしないようにしています。「やればできる」というのは実に無責任な指導助言ですよ。
 なぜなら、「やるかやれないか」「本気出せるか出せないか」が、直面する分野やシチュエーションにおけるその人の「才能」だからです。才能には生まれつきの差があって当然ですからね。
 「やればできる」のは当たり前。やれるかやれないかでみんな悩んでるわけですよ。フェラーリに乗れば300キロで走ることができるのは当たり前。でも、今はチャリンコしかないんだから(笑)。
 その半面、私は「妄想」は推奨しています。「やらなければできない」というのは正しいからです。では、なぜ「本気」ではなくて「妄想」なのか。
 そこはけっこう哲学的で難しいところなので割愛(テキトーですみません)。ま、簡単に言えば、今はチャリンコだけど、いつかフェラーリを買うぞというのが妄想ということです。
 と、そんな自己正当化や言い訳をしながら、「適当(適度)」に毎日を生きているワタクシが、今年のカレンダーに選んだのが、ネットで見つけた「本気出すカレンダー」です。
 皆さんもぜひ印刷して使ってください(笑)。言葉(言い訳)も写真もなかなかいいセンスですね。8月だけ言葉がないのもなんかいい。8月って、それこそ自分のことではなく、違ったことを考えるべき月だと思いますから。
 こちらからどうぞ。
 その他、本気出す時計もいいですし、iPhone用の本気出す時計 ねこエディションも愛用してますよ(笑)。
 最後に、まだ観ていませんが、映画「俺はまだ本気出してないだけ」の予告編です。思いどおりにならない「もののあはれ」の究極は「全然思い通りに本気にならない自分」なのでした。やっぱり笑っちゃった方がいいですね(笑)。

Amazon 俺はまだ本気出してないだけ

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