追悼 大瀧詠一
大晦日に悲しい訃報が…。
大晦日と言えば紅白。今年の紅白を観ながら、大滝詠一さんのすごさ、そしてあの頃の日本ポピュラー音楽の豊かさを再確認しました。
とにかく最近の曲は単純。ほとんど民族音楽のレベルです。いや、それが悪いというわけではないのですが、猫も杓子もで5時間近く聴かされるとさすがにきつい。
演歌はまあ、そういうジャンルだからいいとして、いわゆるJ-POPもほとんど基本コードが三つくらいしかなく、メロディーはペンタトニック。
「日本を、取り戻す」という意味では原点回帰もいいでしょう。しかしなあ、あまりにパターン化するのは、これはこれで日本らしくない。ごった煮でいいダシが出るのが日本でしょう。
大滝詠一さんはアメリカン・ポップスの影響を大きく受けながら、しかし、圧倒的な「日本」を感じさせる楽曲を作りました。
複雑なコード進行やメロディーも駆使しますが、ポイントではペンタトニック使ったり、結果として日本語が生きていますよね。
というわけで、本当なら、追悼大滝詠一さんということで、森進一さんには「冬のリヴィエラ」を、松田聖子さんには「風立ちぬ」を、ついでに小泉今日子さんには「怪盗ルビイ」を、そして薬師丸ひろ子さんには「探偵物語」を歌ってもらいたかった。
YouTubeの動画でその夢を実現してみましょうか。大滝さん本人にも登場願います。
冬のリヴィエラ(森進一)
夏のリヴィエラ(大滝詠一)
風立ちぬ(松田聖子)
風立ちぬ(大滝詠一)
怪盗ルビイ(小泉今日子)
快盗ルビイ(小泉今日子&大滝詠一)
探偵物語(薬師丸ひろ子)
ご冥福をお祈りします。
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