感謝!…日・ASEAN特別首脳会議夫人プログラム
素晴らしい好天に恵まれ、富士山麓山中湖ホテルマウント富士で行われたプログラムが無事終了しました。
本当にたくさんの方々の心のこもったおもてなしのお陰様です。ありがとうございました。
富士山においでになったのは、安倍昭恵夫人、インドネシアのユドヨノ大統領アニ夫人、ベトナムのズン首相キエム夫人。
都合により当初の計画よりも少人数になってしまったのは残念でしたが、しかし、たった3時間弱の滞在のために、わざわざ片道2時間半の道のりを経ていらっしゃってくださった3人のファーストレディの皆さんと関係者の皆さんには、おそらく大満足のプログラムになったと思います。
21世紀は女性の時代。アジアの時代。平和の時代。その象徴としての富士山。
それが、具体的な言葉ではなく、音楽、能、織物、和食、真珠を通じて見事に発信されました。
万感が胸に迫り、私も何度か涙ぐんでしまいました。
今回のプログラムについては、実は私たち夫婦も企画段階から関与させていただきました。と言いますか、本当にありがたいことに、昭恵夫人は私の思いつきのアイデアに共感してくださり、そしてその実現にご尽力くださいました。
今日、会食の中でも昭恵夫人からお話があったとおり、私たちはお会いするたびに、「富士山を地球平和の発信基地にしよう」と夢を語り合っています。
そこに今年の世界文化遺産登録が重なり、総理自身も「今回の夫人プログラムは富士山の見えるところで」とおっしゃってくださいまして、不肖私が富士山麓に住む市民の代表として歓待の場を設ける一助をさせていただくこととなりました。
最初そのお話をいただいたのは、2ヶ月前。一通のメールがきっかけでした。そこで得意のはったりを発揮して「お能はいかがでしょう。富士山にちなんで羽衣とか。そして、その羽衣に富士吉田の織物を使うというのは」と提案させていただきました。
結果として、その全てが実現したどころか、ご到着の歓迎には我が校のジャズバンド部も使っていただくこととなり、さらには織物については、私の全く想像しなかったようなとんでもない動きが起こってしまいました。
本当のことを申しますと、実は織物関係にはほとんど知り合いがいなかったのです。今思えば、ずいぶん無責任な提案でした(苦笑)。
しかし、本当に不思議なことにその話が始まる寸前に、今回お世話になることとなった宮下織物さんと、ウチの家内がほとんど偶然(今となっては必然ですが)出会ったり、ほぼ同時に私が堀内詔子衆議院議員に出会ったり、その後も恐ろしいほどに話がトントン拍子に動きまして(とても語り尽くせません)、今日のこの日の大成功を招くに至ったのでした。
お能の方も、総理のお母様の家、すなわち岸家代々が、この富士山、特に冨士浅間神社にゆかりの深い梅若さんの後援会長さんであるということもあって、スムーズに実現に向けて動きました。
まさにゼロからのスタートであったモノが、こうして2ヶ月でしっかりとしたコトに至るというのは、それこそ「言霊(コトタマ)」の力であると痛感しないではいられません。
そして、それを体現するのは、常に人。人の縁。それも今生きている人だけではなく、先人の魂や志も強く関与しているのです。
ワタクシ的に申せば、ずっと自身が関わってきた宮下文書(秦氏や宮下家)や出口王仁三郎、仲小路彰らの「富士高天原の復活」「天教山(富士山)こそ宇宙の中心」「富士山を地球平和の象徴に」という構想が、時代を超えて今日体現されたとも感じています。
とにかく、そのようないろいろな人のお力添えによって、今日の素晴らしい舞台が完成したとしか思えません。感謝しても感謝しきれない、なんとも言えない気持ちです。
はっきり申して関与された方々にとっては「ムチャぶり」でした。しかし、鶴の一声、天からの詔というか、ある種のトップダウンというのは重要ですね。我々しもじもに「私(ワタクシ)」が働く暇がない。その結果、全てが調和して同じ方向に動くことができる…。
昭恵さんとも、また関係者の皆さんともお話ししたとおり、これは第一歩です。今を生きる私たちの理想(夢)に向けてのスタートにすぎません。もっともっと体現していかなければならないことがたくさんあります。
ますます直観力を鍛えて、ワタクシを捨てて精進したいと思います。本当にありがとうございました。
織物に関する奇跡についてはまた機会を改めて記事にしたいと思います。
それにしても、まさか各国のファーストレディの皆さんとメインテーブルでお食事をさせていただくことになるなんて、まあ数ヶ月前には(いや実際には昨日そう告げられました…笑)全く想像できませんでした。人生何が起きるか分かりませんね。
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