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2013.10.11

『私がUZUを始めた理由』 安倍昭恵 (世界文化社)

安倍昭恵の日本のおいしいものを届けたい!
20131012_62919 日、本校は創立50周年でしたが、ご祝電をくださったファーストレディー安倍昭恵さんのお店「UZU」はちょうど開店1周年だったんですね。こちらも祝電をお送りしなくては(笑)。
 昨年の10月10日。開店のセレモニーには私もちょこっと顔を出させていただきました。
 昨年の今頃といえば、安倍晋三さんが奇跡的に自民党総裁選を勝ち上がり、いよいよ第二次安倍政権が誕生するかという機運が高まってきた時でした。
 そんな時でしたから、未来のファーストレディーが居酒屋を経営する!?ということで、当然バッシングも起きかけましたが、しかし、そこはさすが昭恵さん、決してひるむこともなく、自分の信念を貫き通しました。
 日本の(特に山口県の)おいしいものを届けたい!
 考えてみれば、ご主人もすごいですよね。私だったら(って、あり得ませんが…笑)、ぜったいダメ出ししますよ。それを、たった二つの条件(お店でお酒を飲まない、1年経って赤字だったら閉店する)を出しただけで許してしまうのですから、なんとも懐の深く広い方。そして、ご夫妻の相互信頼の強さ…。
 このUZUの経営が象徴的なように、昭恵さんは従来のファーストレディー像を大きく変えるような志と行動力を持っていらっしゃいます。
 まあ、考えてみれば、私のような一庶民と対等にお付き合いくださるというだけでも、かなり破格な総理夫人であります。
 今日も、さっそく昨日のお礼のメールを差し上げましたところ、大変ていねいにご返信くださり、また、ワタクシには過分なオファーまで添えてくださり、なんとも恐縮してしまいました。いやいや、恩に報いるために頑張りますぞ。

 素材、原材料が国産
 化学調味料不使用
 野菜は露地もの
 魚は養殖ではなく天然もの
 生産者とのコミニュケーションを大切に

 こうした約束を守りながら、ある意味素朴な家庭料理をメニューとしたお店。お米には昭恵さん自らが育てた「昭恵米」を使い、お酒は山口県産の日本酒を中心に取り揃える…。
 まさに、「日本の食卓を取り戻す」お店であると言っていいでしょう。
 この本には、そんなUZUのレシピがたくさん紹介されています。どれも家庭で簡単に作れるもの。シンプルだからこそ、作り手の心が反映すると言ってもいいかもしれません。それぞれの家庭の味がそこに生まれることでしょう。
 …と、紹介しつつ、実は私はまだお店でお食事やお酒をいただいことがないのです。東京ということもあってなかなかうかがえません。開店の日に立ち寄らせていただいただけなのです。
 どなたか一緒に行きませんか?
 ところで、この「UZU」という店名、天の岩戸開きの立役者の一人、アメノウズメの名にちなんでつけられたと、この本にも書いてあります。
 実は、この名前を決めるにあたって、昨年の8月に我が家で起きたある出来事が大きな影響を与えているのです(たぶん)。あの時の昭恵さんの驚きの表情は忘れられません。
 私の人生もあの日を境にずいぶん変わりました。昭恵さんに感謝です。御恩に報いるため、私のできることは全てし尽くそうと思います。
 昭恵さん、UZU開店1周年(つまりご主人との約束は果たしたわけですね)、本当におめでとうございます。近いうちに必ず遊びにうかがいます!

Amazon 私がUZUを始めた理由

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コメント

いつも楽しく拝見させていただいております。向嶽寺を調べていたところ、こちらに辿り着かせていただきました。職場が神田なのでUZUには興味があり、以前一度だけ扉を開けてみたのですが、御本人らしき方と身分のある方々がずらっとテーブルに会していたので、その雰囲気に圧倒され、扉を閉めてしまいました(汗)もう一度トライしてみたいので、もしよろしければご一緒にいかがでしょうか。富士のお話かたがた…

投稿: 田中智信 | 2013.10.17 21:00

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