アリス 『遠くで汽笛を聞きながら』
今日のNHK「SONGS」はアリスでした。久しぶりに大好きな「遠くで汽笛を聞きながら」を聴き、思わず涙してしまいました。
復活アリスの動画がないので、キンちゃん抜きの名演をどうぞ。
この曲が発売されたのは1976年。私は12歳。四つ上の姉がアリスのファンでよく一緒に聞いていました。いろいろな名曲がある中で、私はこの曲が特別に好きでした。
コテコテのコード進行でありながら、品位のある整ったメロディーと深みのある歌詞、圧倒的な歌唱のおかげで、歴史に残る超名曲となっていますね。
堀内孝雄と谷村新司のツイン・ヴォーカルって…考えてみると、とんでもないっすね。
さっき家族と「ゆず」って下手すぎるという話をしてました。ちゃんとハモってない。ま、そういう庶民性が人気の秘密なのでしょう。カラオケで素人が挑戦したくなる程度の実力(笑)。
それに比べて、アリスってカラオケで挑戦しにくいですよね。チャンピオンとか盛り上がりますが、二人で上手にハモリつつ聴かせるのは難しい。ただ声を張り上げればいいわけじゃないですからね。
いやあ、それにしても「遠くで汽笛を聞きながら」、素晴らしい名曲ですね。歌詞もなんとも深いなあ。作詞谷村新司、作曲堀内孝雄…。
ところで、この曲を聴きながら、思い出したことがあります。
今日は横田めぐみさんの49歳の誕生日なのです。
こちらに書いたように、めぐみさんと私とは幼なじみと言ってもいいご縁があります。
めぐみさんが拉致されたのは1977年。この曲が発売された次の年です。彼女もきっとこの曲を耳にしていたことでしょう。
私はその後のアリスの名曲を聴くことができましたし、こうして復活アリスを聴くこともできた。めぐみさんはその後のアリスは知らないのだろうなあと思うと、この曲の歌詞もメロディーもまた心に沁み入るのでありました。めぐみさん、歌が上手でしたし。
めぐみさんが祖国に戻り、アリスのニューアルバムを聴く日が必ず来ると信じます。
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