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2013.10.06

『岡本天明伝』 黒川柚月 (ヒカルランド)

[日月神示]夜明けの御用 初めて明かされる雛型神業の足跡!
20131007_110435 日もまた、岡本天明ゆかりの「鳩森八幡神社」を参拝してきました。いや、音楽の練習場所がそのすぐ近くでして、必ず通りかかるので、ならばと境内を軽く参拝しているだけなのですが。
 しかし、今日はちょっと違う感じがしました。というのは、最近この本を久しぶりに読んでいるからです。
 ここがその舞台なのか…そう思うだけで、当然いつもの風景が変わって見えます。
 とにかくですね…変な表現ですが…これはなんだか分からないけれども、とんでもなくスゴイ本です。
 ある程度そういう世界に詳しい私でも、あまりにも初めて知ることが多すぎて、正直まだしっかり理解できていません。もう三度ほど読み返したのですが。
 こういうフィールドワーク的な原典研究を、黒川さんというお一人の方がされたという事実だけでも、本当に恐ろしいくらいすごいことです。
 もしかすると、これ自体が「神業」なのかもしれませんね。
 日月神示、王仁三郎、富士、甲斐、十和田、諏訪、三島由紀夫、笹目仙人など、最近私が深く関わっているキーワードがどんどん出てくるだけでも恐ろしい。それもかなり具体的な形で初めて私の前に現れるから、ひるんでしまいます。
 漠然と感じていたモノがこうして歴史的なコトとして提示されると、私には実に不思議な感覚が湧いてきますね。
 一つは、なるほど!という驚き。もう一つは、これは本当なのか?という疑念。それらがないまぜになって、結局「なんだか分からないけれど、とんでもなくスゴイ」になってしまう。
 前者の驚きは納得でもあります。それはおそらく自分の勘とのマッチングが良い情報なのでしょう。反面、後者のような疑念は、自分の勘とのズレが生むものです。
 私は全く科学的な(手続きを踏む)人間ではないし、正直言うと、そういう検証作業が苦手です。だから、いつも受け売り、というか、他人の褌で相撲を取ってばかり。
 たとえば黒川さんのお書きになった情報の必要なところをかいつまんで自分の知識にしてしまう。ある意味かなり怠惰でずるい人間です。
 今回もそういう気持ち満々で読み始めたのですが、途中から…何度も書いているように…恐ろしくなってしまいました。これはあまり軽々しくつまみ食いできないぞと。
 一つの例としては、甲斐の御用に関する新事実。
 桜沢如一がここに関わってくるとは夢にも思っていませんでした。ジョージ・オーサワ(桜沢如一)と言えば、マクロビオティックの元祖としてあまりにも有名です。
 彼の原子転換も含めた、ある種のトンデモな(疑似科学的)な言説は、あの時代の空気としては全く普通の領域にあり、最近あの時代のそうした「自由」な空気に興味を持っている私としても、彼は一つの興味対象でしかありませんでした。
 あの頃の「自由」のほとんどが、現代では「トンデモ」「疑似科学」などと非難、揶揄されている中で、なぜ「マクロビオティック」はいまだこんなに人気があるのか。これはたしかに「疑念」を生んでいましたが、まさか、こうして日月神示、岡本天明と強く結びつくとは…。
 私は基本、現代のなんちゃってマクロビには大反対の人間です。どちらかというと自己流の「一日一食」主義を実験中(もう10年目)で、まあ少なくとも桜沢如一よりは長生きしようと企んでいます(笑)。
 それはいいとして、とにかくこの本の情報があまりにも詳細にわたって「出来すぎ」なので、私は混乱しているのであります。
 もちろん、黒川さんの研究はこれで終わったわけではなく、ほんの麓に到達しただけかもしれません。いや、きっとそうだからこそ、その背後にある巨大な山塊に私は恐怖しているのでしょう。
 日月神示については、まだまだ私は勉強不足。いや、まだその時機が来ていないと思っていました。そろそろかなとも感じますが、なにしろ怠惰なの人間ですから、ほかのことにかまけて当分手を付けられそうにありません。
 せめて、この本を時々読み返してみて、その時々の自分の勘にまかせていろいろ夢想してみようと思います。
 黒川柚月さんの今後の研究成果に大いに期待したいと思います。

Amazon 岡本天明伝

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コメント

はじめまして!
少し前に茜色の夕日検索でこちらへたどり着いて以来、時々遊びに来ています。

どの日記もとても興味深くたのしいです。
わたしは日月神示を寝る前にのろのろ読んでるところです。すぐに眠くなります~
けど、この本も読んでみたいと思いました。

投稿: caress | 2013.10.07 21:30

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