清里で「昭和アイドル歌謡祭」を!
昨年に続き、2年生の自然教室で八ヶ岳山麓清里へ行ってきました。
清里と言えば、私たち世代からすると夢のリゾート地ですよね。リゾートというかデートスポット?
私も山梨の大学に入学した今から30年ほど前、何度かドライブがてら行った覚えがあります。
天文愛好会に所属していましたので、野辺山の宇宙電波観測所の見学や、入笠山での観測のついでに立ち寄ったこともあります。
当時はまさに清里ブームの絶頂期。メルヘンでパステルカラーな(笑)建造物やグッズやフォントが溢れておりました。
懐かしいですね。たしかに大学生にとっては、清里のペンションに彼女とお泊まりなんていうのは、まあ夢の夢でありましたな。
そんな清里もバブル崩壊とともにブームが一気に沈静化し、すっかり静かな田舎に戻ってしまいました。
しかし、だからこその味わいもあります。あの、まるで原宿のような喧騒や、若い男女の爽やかに見せかけたエロドロな空気は消え去り、まさに「清らかなふる里」という感じになっています。
一方、当時の建物やフォントがそのまま遺跡のごとく残っているところもあり、それはそれで結構楽しめます。
私の娘を含めた女子中学生たちも「カワイイ!」を連発しておりました。なんだか30年の時を経て、親子で何かを共有していることに感動してしまいました(笑)。
巨大なキノコやミルクポットに書かれたパステルカラーのフォントは、さらに彩度を落として淡い思い出の象徴そのものとなっています。
再整備された駅前には、かつて小海線で活躍したC62が静態保存されています。なんともレトロとモダンな風景ですぞ。
駅前にちょっとしたステージがしつらえてあります。それを見て、ここで「昭和アイドル歌謡祭」とかやったからいいんじゃいの!?と思いました。
いや、冗談でなく、あのシチュエーションはいいですよ。私の世代にとってはきっと懐かしい場所ですし、人集まりますよね。
当時のアイドルの方に参加していただくのはもちろん、私たちのような歌謡曲バンドが演奏してもよい。どうでしょう。いいアイデアでしょう。
普段は静かな村でいいと思いますが、たまには往時の賑わいを取り戻すのもいいのではないでしょうか。
今日も中年の夫婦や老登山者集団が静かに散策していました。たまに若いカップルも見かけました。
ちょうど私くらいの年齢層はあまり来ていません。ある意味最も清里に思い入れがあるはずなのに…まあ、いやな思い出がある人や、今のパートナーとは違う異性を思い出さざるをえない人もたくさんいるでしょうけど(笑)。
「昭和アイドル歌謡祭」…まじに動いてみますか。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- Keith Jarrett Trio 『I Fall In Love Too Easily』(2021.04.12)
- コント 『従軍看護婦』〜由紀さおり 『空の神兵』(2021.04.11)
- 冬木透(蒔田尚昊)『君が代 パラフレーズ』(2021.04.09)
- バッハ 『復活祭オラトリオ BWV 249』(2021.04.08)
- 交響詩「ウルトラセブン」より「第3楽章 ウルトラホーク発進」 / 冬木透(2021.04.07)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- コント 『従軍看護婦』〜由紀さおり 『空の神兵』(2021.04.11)
- 『俺の家の話』最終回に嗚咽…(2021.03.26)
- 追悼 村上ポンタ秀一さん 『welcome to my life』(2021.03.21)
- 自宅プロレス(2021.03.15)
- キャンディーズ 『哀愁のシンフォニー』(2021.03.03)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』 大林宣彦監督作品(2021.04.10)
- 『8日で死んだ怪獣の12日の物語』 岩井俊二監督作品(2021.04.05)
- 『日本習合論』 内田樹 (ミシマ社)(2021.04.01)
- 『日本の感性が世界を変える 言語生態学的文明論』 鈴木孝夫 (新潮選書)(2021.03.30)
- ホモ・パティエンス(悩める人)(2021.03.31)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 南海トラフ地震や首都直下地震、富士山噴火。天災リスクのリアル(2021.04.02)
- 『日本の感性が世界を変える 言語生態学的文明論』 鈴木孝夫 (新潮選書)(2021.03.30)
- 東京大空襲から76年(2021.03.10)
- 『地球防衛軍』 本多猪四郎監督・円谷英二特技監督作品(2021.02.19)
- 『妙な線路大研究 東京篇』 竹内正浩 (実業之日本社)(2021.02.01)
「教育」カテゴリの記事
- 『日本の感性が世界を変える 言語生態学的文明論』 鈴木孝夫 (新潮選書)(2021.03.30)
- 『三島由紀夫 vs 東大全共闘 50年目の真実』 豊島圭介監督作品(2021.03.28)
- 笑わせて三流、感動させて二流、見る者の人生を変えてこそ一流(2021.03.18)
- 自宅プロレス(2021.03.15)
- 「命の世界」 正眼寺 山川宗玄 老師(2021.03.11)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』 大林宣彦監督作品(2021.04.10)
- バッハ 『復活祭オラトリオ BWV 249』(2021.04.08)
- 和歌の予言力(2021.04.03)
- 南海トラフ地震や首都直下地震、富士山噴火。天災リスクのリアル(2021.04.02)
- 『日本習合論』 内田樹 (ミシマ社)(2021.04.01)
コメント