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2013.09.05

清里で「昭和アイドル歌謡祭」を!

Gedc2470_2 年に続き、2年生の自然教室で八ヶ岳山麓清里へ行ってきました。
 清里と言えば、私たち世代からすると夢のリゾート地ですよね。リゾートというかデートスポット?
 私も山梨の大学に入学した今から30年ほど前、何度かドライブがてら行った覚えがあります。
 天文愛好会に所属していましたので、野辺山の宇宙電波観測所の見学や、入笠山での観測のついでに立ち寄ったこともあります。
Gedc2471_2 当時はまさに清里ブームの絶頂期。メルヘンでパステルカラーな(笑)建造物やグッズやフォントが溢れておりました。
 懐かしいですね。たしかに大学生にとっては、清里のペンションに彼女とお泊まりなんていうのは、まあ夢の夢でありましたな。
 そんな清里もバブル崩壊とともにブームが一気に沈静化し、すっかり静かな田舎に戻ってしまいました。
Img_7201 しかし、だからこその味わいもあります。あの、まるで原宿のような喧騒や、若い男女の爽やかに見せかけたエロドロな空気は消え去り、まさに「清らかなふる里」という感じになっています。
 一方、当時の建物やフォントがそのまま遺跡のごとく残っているところもあり、それはそれで結構楽しめます。
Img_7183 私の娘を含めた女子中学生たちも「カワイイ!」を連発しておりました。なんだか30年の時を経て、親子で何かを共有していることに感動してしまいました(笑)。
 巨大なキノコやミルクポットに書かれたパステルカラーのフォントは、さらに彩度を落として淡い思い出の象徴そのものとなっています。
 再整備された駅前には、かつて小海線で活躍したC62が静態保存されています。なんともレトロとモダンな風景ですぞ。
Img_7184 駅前にちょっとしたステージがしつらえてあります。それを見て、ここで「昭和アイドル歌謡祭」とかやったからいいんじゃいの!?と思いました。
 いや、冗談でなく、あのシチュエーションはいいですよ。私の世代にとってはきっと懐かしい場所ですし、人集まりますよね。
 当時のアイドルの方に参加していただくのはもちろん、私たちのような歌謡曲バンドが演奏してもよい。どうでしょう。いいアイデアでしょう。
 普段は静かな村でいいと思いますが、たまには往時の賑わいを取り戻すのもいいのではないでしょうか。
Img_7203 今日も中年の夫婦や老登山者集団が静かに散策していました。たまに若いカップルも見かけました。
 ちょうど私くらいの年齢層はあまり来ていません。ある意味最も清里に思い入れがあるはずなのに…まあ、いやな思い出がある人や、今のパートナーとは違う異性を思い出さざるをえない人もたくさんいるでしょうけど(笑)。
 「昭和アイドル歌謡祭」…まじに動いてみますか。

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